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星空へ架かる橋

星空へ架かる橋 #10 『指輪、流れて・・・・・・』 感想

 星空10話 シーン1


届かぬ想いの儚さと切なさを克明に描いた素晴らしき回。
それでも前を向いていられる彼女に涙です。



円佳ルート最終章。というわけで、遂に彼女と一馬の記憶と記憶が一つに繋がったわけですが、
まぁやっぱりというか、彼女にとっては辛い展開になってしまいましたね。

長い間ずっと彼女が抱き続けてきた想いの強さというのは、今までも話の要所要所で
その過去の記憶のシーンを挟むことで視聴者にも強く印象付けていた
わけですし
だからこそ、こういう結末になるとそれだけ感情移入もし易くなり悲しくなってしまうのでしょう。

また何より “今の彼女” が抱く想いとか、一馬を見続ける姿なんかはとても多く、より色濃く描かれていたわけで、そんな彼女に同情するなという方がむしろ無理な話だなと思ってしまいます。


 星空10話 シーン2


まぁでもその一方で、こういう結末になったのも当然なのかなぁとはやっぱり思うわけで
故に彼女の想いって本当に儚い叶うはずのない恋だったとも言えるわけなんですよね。

そして、それはきっと円佳自身も分かっていたことなのではないかなと。

だって当の一馬はと言えば彼女が自分に好意を抱いているなんて微塵も感じていないのですよ。
こよりからそれらしい話は聞かされたにしてもその後の彼の反応を見ていると、きっと彼は
それを単なる憶測として割り切っているか、冗談として聞き流していたのではとも思えますし。

その証にデート中に初の名前は出すわ、次はみんなで遊ぼうと遠回しに彼女を傷つけるわで
しかもその一つ一つの言動に他の意味合いが含まれているわけではなく全て彼の本心でも
あるわけなんです。

つまりは、彼女を一人の友人としてしか見ていないのですよね。

だから彼も悪気があるわけじゃ決してないのだけど、余計にそれが彼女を傷つけてしまうというか
まぁありがちなパターンではあるものの、好意を抱いている円佳にしてみれば凄く辛いし、
一番堪えてしまうような言葉でもあるわけで、「もう自分にはチャンスがないのかも知れない」 と
考えてしまうのには十分過ぎるものでもあったのだと思います。

(ただ、一馬も少し鈍感過ぎるというか、もう少し状況から察するということができても
よかったんじゃないかなとは思いますが。)


 星空10話 シーン3


けれど、やっぱり彼女だってそれじゃあ納得出来ないのは当たり前というか、
心の内に秘め続けてきたその想いというのはどうしたって伝えられずにはいられるわけがなく、
だからこそああやって一馬をあの場所まで連れ出したわけなんですよね。

それは、たとえ自分の想いが届かなくても、想いを抱き続けたこの時間が終わってしまっても・・
それでも構わないのだと覚悟を決めた彼女の最大級の勇気。そして決意。

また何よりも “私がずっと一馬さんのことを想い続けていた... その100分の1、1000分の1でもいいから私のこと一馬さんに覚えていて欲しかった” というせめてもの救いとなる自分の願いを叶えるために。

もう何だかそういう彼女の切ない気持ちを考えただけでも泣きそうになってしまうところです。
あまりにも悲し過ぎる告白ですからね・・。本人だって相当辛かったんじゃないかなと思います。


 星空10話 シーン4


でもそうであっても、一馬がその記憶を呼び起こし、彼の心の中には自分の居場所があったのだと
知れただけでも彼女にとっては救いとなったのではないかなと思います。

そしてその救いはきっと彼女が長年背負い続けてきた重荷を下ろすことにも繋がったのでしょう。

それがあの一馬から受け取った指輪を川に流したシーンでも顕著に表現されていて、その時の彼女の表情が真っ直ぐ前を見つめる優しさを感じられるものに変化していたのが凄く印象的でもあり、観ている側としてもとても安心できる最後であったのは本当に良かったなと思えました。

むしろ、あのCパートがないまま終わってしまったらここまで晴れた気分には間違いなくなれて
いないですし、円佳に対する同情心のみで話を締め括っていたに違いないですからね。
ああやって彼女なりの希望と新しい一種の旅立ちを描いてくれたのはとても嬉しかったです。



というわけで、円佳編はこれにて終了。悲しくもあり、切なくもあったけど、
希望も提示され彼女に救いも見出させた素晴らしい回だったと思います。

最後の最後まで誰が一馬に受け入れられるのか分からないところではありましたけど、
こういう風な形での絞り方なら個人的にも受け入れやすかったかなと思いますし。

それぞれのキャラでしっかりと終点を見せてくれるというか、その想いを蔑ろにせず、
ちゃんと汲み取ってあげた上で終わらせてくれる


そうしてくれることで、好きなキャラが振られて悲しむ姿を見ての憂鬱はあったとしても
嫌な気持ちは残らないですし、納得も出来ますからね。
そういったこの作品におけるキャラの心情描写の丁寧さというのは、背景画と同じく
凄く良く描かれているのではないかと思います。

むしろ個人的にはその辺りがこの作品を素晴らしい作品だと思っているポイントでもありますから。
本当に満足できる素晴らしい話に仕上がっていたのではないかと思いますよ。


まぁだからこそ、次回の主役でもあるであろう私の大好きな伊吹が来週、辛い目に合うだろうなぁとは思っていても、なんとなく安心感もあるというか。。

この雰囲気で行けば彼女にも希望は見えてくるだろうし、何もかもが悪い方向へ進むことは
ないんじゃないかなって。そう思えるので次回には不安な気持ちはあまり抱えずに
伊吹のことを応援しつつ、大きな気持ちを持って楽しみに待ちたいなぁと思います。

本当に楽しみですし、期待してます♪




次回  「雨にふられて



もちろん、伊吹ENDで終ることも諦めてはおりません!(←往生際が悪い



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Comment

しろーさん、どもっすw

本当にあくまでも一馬は「友人」として見ているということを強調されていただけに、
好意を今までも見せていた円佳の気持ちが痛いほどわかるようにできていましたよね。
指輪の色褪せ方がホントに「過去」を表している気がして、ますます切なくなりました。

伊吹エンド、自分も期待しています!
もし叶わずとも自分から諦めるんじゃなくて、初と戦ってほしいなぁ。

ではでは。

>晶さん

こんばんは。コメントありがとうございます!

>本当にあくまでも一馬は「友人」として見ているということを強調されていただけに、
>好意を今までも見せていた円佳の気持ちが痛いほどわかるようにできていましたよね。

もう今回の話はこれに尽きますよね。今までの積み重なった彼女の想いが届かぬものだと
否定されてしまうところは見ていて本当に辛かったです。
ただ一馬にしても本当に “友達” であるという意識が強かったんだなぁと分かるだけに
やっぱりしょうがなかったんだとも思えてしまいますよね。

>指輪の色褪せ方がホントに「過去」を表している気がして、ますます切なくなりました。

そうですね。ただその 「過去の想い」 であることを強調することによって
彼女に対してもあの前向きな姿勢を垣間見ることが出来ましたし
だからこそ切なさだけで終わらなかったところは個人的に凄く良かったなと思えたところです。

でもやっぱり今回の話は切な過ぎでしたね・・・汗

>伊吹エンド、自分も期待しています!
>もし叶わずとも自分から諦めるんじゃなくて、初と戦ってほしいなぁ。

おお、晶さんも伊吹派でしたか!これは嬉しいですよ(笑)

私もほぼ可能性はないと思っていても最後まで彼女を信じてあげたいと思いますし
共に彼女を応援していきたいですね!

けど、彼女の性格だと初に自分の気持ちを委ねそうでそこが若干怖いところです。。
初に譲ってしまって後悔とかしなければいいのですが。うーんとにかく次回が期になりますね
私も出来れば初と戦って納得した形でどう転ぶにしても決着をつけて欲しいなぁと思います。

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