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第1584話「PLEASURE of GAME」

どうもルイナです。

つい先日までRPG「聖剣伝説3 TRIALS of MANA」をプレイしていました。

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プラチナトロフィーも取りました。
まあ私はそこらに数多くいるトロフィーコンプリートに情熱を傾ける
トロコンガチ勢ではありませんし、
実際のところ、聖剣3のトロコンはそこまで難しくはないです。
普通に3周すれば大概の人は取れるレベルです。


この聖剣伝説3というゲームは、元は25年前(1995年)にSFCで発売された
アクションRPGでして、RPG好きの私もご他聞に漏れずプレイしていました。
…当時はお小遣いをもらってなくビンボーで買えなかったため、
友人にソフトを借りてやってました。
現在では考えられない行為なのかもしれませんが、
昔は友人同士でのゲームソフトの貸し借りって普通にやってたんですよ。
借りパク(借りたまま返さずパクる)なんてこともよくありましたが。

実を言うと、私は原作のスーファミ版をクリアしたことがありません。
ラストダンジョンの途中までしか攻略できなかったのです。
友人に返せと言われて最後までやりきれなかった…というわけではなく、
セーブデータが消えてしまったのです。
厳密に言うと、セーブデータを誤って消してしまった
正直言って泣いた。
何十時間もかけていざラスダン攻略ってとこで消えてしまってマジで泣いた。
私の3大「セーブデータが消えてガチ泣きしたエピソード」のうちの1つです。

一応言い訳すると、ゲームの仕様にも問題はあったんですよこれが!
ゲームをセーブする時、カーソルが「前回セーブしたデータ」にいくんですが、
なぜか別データをプレイした場合も「前回セーブしたデータを指す」んですよ!
もう少し詳しく言うと、1番と2番にセーブデータがあったとして、
1番のデータでプレイして1番にセーブした後に、
2番のデータをプレイしてセーブしようとするとカーソルの位置が1番を指すんです。
しかも決定ボタンを押したら最後、確認ウインドウも無く即セーブ上書きです。
この仕様にまんまと引っかかって終盤まで進んだデータが水泡と帰しました。

そんなこんなで、私は聖剣伝説3をクリアしたことが無かったので、
今回のリメイク版は私にとってある意味でのリベンジでもあったわけです。
25年越しでエンディングを見ることができました。


…いつも通り前置きがクッソ長くなりましたが、
12月以外めったに更新しないブログを何を思い立ったか更新しようと思ったのは、
ひとえにこのリメイク版聖剣伝説3がプレイしてて楽しかったからです。

まあ、面白かった感想については今さら私が言うまでもないことですし、
例えば下記の記事をご覧になれば私の記事より遥かに伝わるでしょう。
「面白かった感想」という意味ではこれらの記事で私の言いたいことは
全て言ってくれています。

関連:
聖剣伝説3 TRIALS of MANA が楽しくて6周した



てなわけで、ここからようやく本題なのですが、
リメイク版聖剣伝説3をプレイして感じたのが、
「ゲームで自分でキャラ操作して動かすのってやっぱり楽しいなあ」でした。

今の時代、ゲーム機の性能は非常に高くなっており、
それどころかスマホなどの携帯端末ですら昔のゲーム機とは雲泥の差で、
ゲームで実現できる表現の幅は格段に良くなっているのです。
グラフィックもストーリーも然りですが、
ハイスペックな性能でしか表現出来なかったモノ、
ハイスペックな性能が生み出すモノというのは、
ゲームの面白さ、楽しさをより一層高めています。

それでも、ゲームという娯楽の原初の楽しさというのは、
「操作して動かす」。ここに帰結してくると思うのです。
リメイク版聖剣伝説3はこの「操作」が非常に良くできていたのです。


聖剣伝説3は言っても25年前のレトロゲーです。
グラフィックは言わずもがな(当時は先鋭だったけれども)、
ストーリーも現代のゲームや小説などと比べると、
歯牙にも掛けない程度のモノでしかありません。
今このストーリーで持ち込みをしたら秒でボツにされるレベルです。
マナの聖域での敵勢力3つのうち2つが勝手に壊滅しているくだりなんて
あまりにも雑というかシュールな展開です。

…キャプチャとか撮ってたら、
聖都ウェンデルへのルートから外れた脇道で全力タックルかますルガーとか、
火山島ブッカの奥底で待ちながら何もせずどっか行く邪眼の伯爵とか、
前述したマナの聖域で敗北した敵勢力のキャラが無造作に倒れている姿とか、
シュールを通り越して面白シーンと化した場面を紹介するのですが、
そういうことをしたくてこの記事書こうと思ったワケでは無いので…

話が逸れましたが、まあストーリーについては良い出来とは言えません。
言及はしませんが「んなアホなw」って言いたくなるような展開も多いです。

ですが、それでも私はこのゲームをプレイして明確に「楽しい!」と感じました。
キャラを操作して街やフィールドを駆け回ったり、
適度に配置されたダンジョンを探索して敵と戦ったりアイテムを拾ったり、
テクニックを駆使してそこそこ強いボスを倒したりするのが凄く楽しかった。

デュランとリースは正統派の操作キャラとして単純に楽しいし、
ケヴィンは原作ほどの強さはなくなりましたがそれでもクッソ強くて楽しい。
ホークアイはモーション多彩でスキルも多くテクニカルでとても面白い。
シャルロットは基本ヒーラーなので戦闘時の性能は程々ですが、
こまっしゃくれたガキんちょムーブがこれまた見てて楽しすぎる。
そしてアンジェラは原作での微妙な使いにくさから一転して、
他のキャラを歯牙にも掛けないバ火力でザコもボスも蹂躙できるようになり、
グラフィックの向上も相まって非常に爽快なキャラでした。

プレイヤーがゲームのキャラを操作して動かし、攻略していく。
これってゲームという娯楽の基本的なところだとあらためて思ったのです。
そこに現在のグラフィックなどの技術が合わさってくると、
そりゃあ面白いものになるでしょう。

余談ですが、雑に言われる「昔のゲームは面白かった」という話ですが、
(私は「昔のゲームも今のゲームも面白い」と思ってますが)
リメイク版聖剣伝説3をプレイしてるさなか、上記の感想が出ることの遠因に
「操作して動かす割合が多い」という要素があるんじゃないかとも感じました。
統計を取ったわけではないので感覚的なものではありますが。



…ってなわけで、ここまで無駄に長々と書き綴って来ましたが、
今回の記事を簡単にまとめますと、
リメイク版聖剣伝説3はゲームの原初的な「操作する楽しさ」と、
現在の技術が合わさった非常に良いリメイク作品でした。
まさにリメイクとはこうあるべしみたいな出来でしたね。






…え? 聖剣伝説2のリメイクの話はって?

あっちは巷の評価はあまり芳しくないですね…
なんというか、リメイク版聖剣伝説2はリメイクというか、
「グラフィックがきれいになったベタ移植」みたいな感じでした。
剣で切れる草オブジェクトの数や位置まで完全再現してたっぽいし。

店員に話しかける時の挙動(原作完全再現)や、
メインキャラはおろかモブや店員にまで全搭載されたボイスとか、
アブソーブ使うとなぜかポポイのMPが0になるバグ(?)とか、
ツッコミどころはかなりたくさんありましたが…
まあ、個人的にはあれはあれで結構楽しんでプレイしてましたよ。


…本当に楽しんでたかって?

疑り深いな…だったらこれを見てもらおうか。

SoM.jpg

プラチナトロフィー取るまでやり込み済みだぞ!
どうだざまーみろ!(謎マウント)

…こっちは期間限定の敵のドロップを狙わないといけないから、
3よりはトロコンするの大変でしたね…
まあ時間がかかるだけで難しいってわけではないですが。




…締まっているのか締まらないのか微妙な流れになってしまった…



次回予告!

…次回予告はありません!(無理やりオチを作るスタイル)


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