諏訪町 (横浜市)
諏訪町 | |
---|---|
町丁 | |
横浜市立北方小学校 | |
北緯35度26分15秒 東経139度39分14秒 / 北緯35.437439度 東経139.653989度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 神奈川 |
市町村 | 横浜市 |
行政区 | 中区 |
人口情報(2024年(令和6年)3月31日現在[1]) | |
人口 | 168 人 |
世帯数 | 89 世帯 |
面積([2]) | |
0.027 km² | |
人口密度 | 6222.22 人/km² |
設置日 | 1889年(明治22年)4月1日 |
郵便番号 | 231-0863[3] |
市外局番 | 045(横浜MA)[4] |
ナンバープレート | 横浜 |
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諏訪町(すわちょう)は、神奈川県横浜市中区の町名[5]。住居表示未実施で、字丁目は設けられていない[6]。
地理
[編集]横浜市中区の中部、山手の台地に入り込んだ谷戸に位置し、西から北、東の三方向を山手町、南は千代崎町に接する。南部に横浜市立北方小学校、北西部には町名の由来となった諏訪神社がある。町を南北に、かつてのブルワリーに因んで名づけられた「ビアザケ通り」が通る[5]。面積は0.027Km2[2]。
町内に鉄道は通っていないが、ビアザケ通りを経由して山手駅と港の見える丘公園、桜木町駅を結ぶ横浜市営バス20系統が運行されており、「北方小学校前」のバス停がある。
歴史
[編集]かつての久良岐郡北方村小名天沼の一部で、1873年(明治6年)に県による街並み整備により起立した。1889年(明治22年)に横浜市に編入。1927年に、区制施行により中区の町名となる[7]。町名は、町内にある諏訪神社に因む[8]。良質な湧水に恵まれ、現在の北方小学校の校庭付近には池が広がっていた[9]。1870年(明治3年)にノルウェー系アメリカ人技師ウィリアム・コープランドは、ビール造りに適したこの水を利用し、「スプリングバレー・ブルワリー(キリンビールの前身)」を開設した。このビール工場は1923年に関東大震災で倒壊し、鶴見区生麦に移転したが、跡地は横浜市立北方小学校と、キリン園公園(千代崎町)となり、北方小学校にはビール作りに使われた井戸が保存されている。町内を南北に通る「ビアザケ通り」の名称にも、名残が見られる。
世帯数と人口
[編集]2024年(令和6年)3月31日現在(横浜市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
町丁 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
諏訪町 | 89世帯 | 168人 |
人口の変遷
[編集]国勢調査による人口の推移。
年 | 人口 |
---|---|
1995年(平成7年)[10] | 253
|
2000年(平成12年)[11] | 211
|
2005年(平成17年)[12] | 207
|
2010年(平成22年)[13] | 202
|
2015年(平成27年)[14] | 194
|
2020年(令和2年)[15] | 186
|
世帯数の変遷
[編集]国勢調査による世帯数の推移。
年 | 世帯数 |
---|---|
1995年(平成7年)[10] | 99
|
2000年(平成12年)[11] | 95
|
2005年(平成17年)[12] | 96
|
2010年(平成22年)[13] | 102
|
2015年(平成27年)[14] | 99
|
2020年(令和2年)[15] | 88
|
学区
[編集]市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2021年8月時点)[16]。
番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|
全域 | 横浜市立北方小学校 | 横浜市立港中学校 |
事業所
[編集]2021年現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[17]。
町丁 | 事業所数 | 従業員数 |
---|---|---|
諏訪町 | 6事業所 | 87人 |
事業者数の変遷
[編集]経済センサスによる事業所数の推移。
年 | 事業者数 |
---|---|
2016年(平成28年)[18] | 5
|
2021年(令和3年)[17] | 6
|
従業員数の変遷
[編集]経済センサスによる従業員数の推移。
年 | 従業員数 |
---|---|
2016年(平成28年)[18] | 39
|
2021年(令和3年)[17] | 87
|
その他
[編集]日本郵便
[編集]警察
[編集]町内の警察の管轄区域は以下の通りである[20]。
番・番地等 | 警察署 | 交番・駐在所 |
---|---|---|
全域 | 山手警察署 | 港の見える丘公園前交番 |
脚注
[編集]- ^ a b “令和6(2024)年 町丁別人口(住民基本台帳による)町丁別人口_令和6年3月” (XLSX). 横浜市 (2024年4月5日). 2024年4月26日閲覧。 “(ファイル元のページ)”(CC-BY-4.0)
- ^ a b “横浜市町区域要覧”. 横浜市 (2018年7月9日). 2021年8月11日閲覧。
- ^ a b “諏訪町の郵便番号”. 日本郵便. 2021年8月11日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
- ^ a b 『角川日本地名大辞典 14 神奈川県』p.1012
- ^ “住居表示実施町名一覧 (令和2年10月19日現在)”. 横浜市 (2020年10月29日). 2021年8月28日閲覧。
- ^ 『角川日本地名大辞典 14 神奈川県』p.517
- ^ 『横浜の町名』p.66
- ^ “ビール発祥の地は横浜説と大阪説、どっちが本当?”. はまれぽ.com (2014年9月27日). 2016年11月13日閲覧。
- ^ a b “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2023年4月27日閲覧。
- ^ “小・中学校等の通学区域一覧(通学規則 別表)”. 横浜市 (2021年8月5日). 2021年8月8日閲覧。
- ^ a b c “経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
- ^ a b “経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
- ^ “郵便番号簿PDF(2023年度版) 表紙等付属資料” (PDF). 日本郵便. 2024年5月3日閲覧。 “郵便番号データダウンロード 郵便番号簿PDF(2023年度版)”
- ^ “交番案内/山手警察署/神奈川県警察”. 神奈川県警察. 2024年5月6日閲覧。
参考文献
[編集]- 『角川日本地名大辞典 14 神奈川県』角川書店、1984年6月8日。
- 横浜市市民局総務部住居表示課『横浜の町名』1996年12月。
- 『県別マップル14 神奈川県道路地図』(第6版)昭文社、2016年、18頁。ISBN 978-4-398-62683-7。