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千代崎町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 神奈川県 > 横浜市 > 中区 > 千代崎町
千代崎町
町丁
キリン園公園
地図北緯35度26分02秒 東経139度39分17秒 / 北緯35.433983度 東経139.654769度 / 35.433983; 139.654769
日本の旗 日本
都道府県 神奈川県の旗 神奈川
市町村 横浜市
行政区 中区
人口情報2024年(令和6年)3月31日現在[1]
 人口 2,404 人
 世帯数 1,191 世帯
面積[2]
  0.109 km²
人口密度 22055.05 人/km²
設置日 1889年明治22年)4月1日
郵便番号 231-0864[3]
市外局番 045(横浜MA[4]
ナンバープレート 横浜
ウィキポータル 日本の町・字
神奈川県の旗 ウィキポータル 神奈川県
ウィキプロジェクト 日本の町・字
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千代崎町(ちよざきちょう)は、神奈川県横浜市中区町名[5]。現行行政地名は千代崎町1丁目から千代崎町4丁目(字丁目)。住居表示未実施区域[6]。面積は0.109km2[2]

地理

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横浜市中区の中部、根岸の台地と山手の台地に挟まれた千代崎川沿いの低地に位置し、西から1~4丁目が設けられている。西から北にかけて山手町、北西の一部で諏訪町、東は北方町、南は本郷町、南東は上野町に接する。町の西側、山手町・上野町との境の道は、明治初期に千代崎町1丁目から諏訪町にかけてあったブルワリーに因み「ビアザケ通り」と呼ばれる。町の東側は見晴通りが南北に通り、見晴隧道で山手町の東部を抜けて本牧通り(市道関内本牧線)と山下本牧磯子線新山下方面とを結んでいる。2~4丁目の南端、本郷町との境には千代崎川が東に向かい流れていたが、昭和30年代に暗渠化され、上部は道路となった[5]。地内は主に住宅地で、2丁目にはスーパー銭湯「本牧ゆあそび館」がある。町内に鉄道は通っておらず、本牧通りを通る路線バスが主たる交通手段となる。本牧通りには「千代崎町」のバス停があるが、所在地は本郷町となる。他に、ビアザケ通りを経由し、山手駅港の見える丘公園桜木町駅を結ぶ横浜市営バス、見晴通りを経由し、桜木町駅・伊勢佐木長者町駅横浜市立みなと赤十字病院を結ぶフジエクスプレス横浜タウンバスも運行されている。

地価

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住宅地の地価は、2024年令和6年)1月1日の公示地価によれば、千代崎町1丁目25番39の地点で43万円/m²となっている[7]

歴史

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かつての久良岐郡北方村の一部で、1873年明治6年)に県による街並み整備により起立した。1889年(明治22年)に横浜市に編入。1927年に区制施行により中区の町名となる[8]1870年(明治3年)にウィリアム・コープランドにより設立されたビール工場「スプリングバレー・ブルワリー」(現:キリンビール)は、1923年関東大震災で倒壊し、鶴見区生麦に移転するまで操業したのち、千代崎町にかかる部分は「キリン園公園」として児童公園になり、麒麟麦酒開源記念碑が建てられた。諏訪町にかかる部分は横浜市立北方小学校となった[5]

世帯数と人口

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2024年(令和6年)3月31日現在(横浜市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]

丁目 世帯 人口
千代崎町1丁目 224世帯 440人
千代崎町2丁目 355世帯 774人
千代崎町3丁目 194世帯 365人
千代崎町4丁目 418世帯 825人
1,191世帯 2,404人

人口の変遷

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国勢調査による人口の推移。

人口推移
人口
1995年(平成7年)[9]
2,378
2000年(平成12年)[10]
2,292
2005年(平成17年)[11]
2,231
2010年(平成22年)[12]
2,159
2015年(平成27年)[13]
1,919
2020年(令和2年)[14]
2,322

世帯数の変遷

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国勢調査による世帯数の推移。

世帯数推移
世帯数
1995年(平成7年)[9]
954
2000年(平成12年)[10]
951
2005年(平成17年)[11]
963
2010年(平成22年)[12]
963
2015年(平成27年)[13]
907
2020年(令和2年)[14]
1,111

学区

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市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2023年4月時点)[15]

丁目 番・番地等 小学校 中学校
千代崎町1丁目 全域 横浜市立北方小学校 横浜市立仲尾台中学校
千代崎町2丁目 全域
千代崎町3丁目 全域
千代崎町4丁目 全域

事業所

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2021年現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[16]

丁目 事業所数 従業員数
千代崎町1丁目 19事業所 106人
千代崎町2丁目 10事業所 40人
千代崎町3丁目・4丁目 12事業所 70人
41事業所 216人

事業者数の変遷

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経済センサスによる事業所数の推移。

事業者数推移
事業者数
2016年(平成28年)[17]
42
2021年(令和3年)[16]
41

従業員数の変遷

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経済センサスによる従業員数の推移。

従業員数推移
従業員数
2016年(平成28年)[17]
172
2021年(令和3年)[16]
216

その他

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日本郵便

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警察

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町内の警察の管轄区域は以下の通りである[19]

丁目 番・番地等 警察署 交番・駐在所
千代崎町1丁目 全域 山手警察署 港の見える丘公園前交番
千代崎町2丁目 全域
千代崎町3丁目 全域
千代崎町4丁目 全域 見晴通交番

脚注

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  1. ^ a b 令和6(2024)年 町丁別人口(住民基本台帳による)町丁別人口_令和6年3月” (XLSX). 横浜市 (2024年4月5日). 2024年4月26日閲覧。 “(ファイル元のページ)(CC-BY-4.0)
  2. ^ a b 横浜市町区域要覧”. 横浜市 (2018年7月9日). 2021年8月11日閲覧。
  3. ^ a b 千代崎町の郵便番号”. 日本郵便. 2021年8月11日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
  5. ^ a b c 角川日本地名大辞典 14 神奈川県』p.1012
  6. ^ 住居表示実施町名一覧 (令和2年10月19日現在)”. 横浜市 (2020年10月29日). 2021年8月28日閲覧。
  7. ^ 不動産情報ライブラリ 国土交通省地価公示(標準地) 横浜中-4”. 国土交通省. 2024年5月7日閲覧。
  8. ^ 角川日本地名大辞典 14 神奈川県』p.589
  9. ^ a b 平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
  10. ^ a b 平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
  11. ^ a b 平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
  12. ^ a b 平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
  13. ^ a b 平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
  14. ^ a b 令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2023年4月27日閲覧。
  15. ^ 横浜市立小学校、横浜市立中学校及び横浜市立義務教育学校の通学区域並びに就学すべき学校の指定に関する規則”. 横浜市 (2023年4月1日). 2024年5月7日閲覧。
  16. ^ a b c 経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
  17. ^ a b 経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
  18. ^ 郵便番号簿PDF(2023年度版) 表紙等付属資料” (PDF). 日本郵便. 2024年5月3日閲覧。 “郵便番号データダウンロード 郵便番号簿PDF(2023年度版)
  19. ^ 交番案内/山手警察署/神奈川県警察”. 神奈川県警察. 2023年10月13日閲覧。

参考文献

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  • 角川日本地名大辞典 14 神奈川県』角川書店、1984年6月8日。 
  • 横浜市市民局総務部住居表示課『横浜の町名』1996年12月。 
  • 『県別マップル14 神奈川県道路地図』(第6版)昭文社、2016年、18頁。ISBN 978-4-398-62683-7