ミラクル・リナックスは2011年6月28日、オープンソースの統合監視ソフト「Zabbix」向けに、仮想化環境のVMware ESX/ESXiサーバーを監視するためのテンプレートの新版「Zabbix VMware ESX・ESXi監視テンプレート」を発売した。
同テンプレートを使うことで、VMwareの管理サーバーである「VMware vCenter Server」を介さずにZabbixで直接VMware ESX/ESXiサーバーの稼働状況を監視できるようになる。監視可能な項目は、(1)CPU使用量、(2)メモリー使用量、(3)ディスクI/O使用量、(4)ネットワークトラフィック---など。ESX/ESXiサーバーおよびその上で動く仮想マシンの死活監視や電源状態の監視なども可能となっている。
従来製品はESXサーバーのみに対応していたが、新版ではESXiにも対応した。従来製品と比べて監視項目数を厳選したことにより、監視のパフォーマンスも向上しているという。対応するVMware ESX/ESXiのバージョンは4.0または4.1。Zabbix側は最新バージョンである「Zabbix1.8」に対応する。
価格は、サーバー1台当たりのライセンスが31万5000円。初年度については、年額6万3000円のサポートサービス「Zabbix VMware ESX・ESXi 監視テンプレート 年間サポート」も別途購入する必要がある(2年目以降は任意)。