英Informa Telecoms&Mediaは英国時間2月7日,モバイル・コンテンツおよびサービスに関する市場予測を発表した。それによると同市場は,2011年には1500億ドル規模に拡大する。サービスおよびアプリケーションの成熟に加え,新たに登場するサービスがユーザーをひきつけるためとみる。
Informaはまた,同市場を牽引する要因の1つとして携帯電話およびネットワーク技術の進歩を挙げる。同社によると,「3G」や「HSDPA」などの高速データ・ネットワークにより,2011年には全携帯電話ユーザーのほぼ半数がWebを閲覧するようになるという。しかしその一方で,売上のトップは依然SMSを中心とするメッセージング・サービスで,市場の総売上の67%を占めると予測する。
モバイル・エンターテインメントの分野も大幅に革新が進み,売上高は2006年の188億4000万ドルから2011年には381億2000万ドルに急増する。ただし,他のサービスの台頭により,市場全体の売上に占める割合は,2006年の40%から2011年には36%に縮小する。同分野で最大の売上を創出するのは依然として音楽サービスだが,ゲーム,オンライン賭博,アダルト・コンテンツなども成長する。
ユーザー投稿型コンテンツ分野も,新しいアプリケーションが登場し,成長を続ける。Informaによると,同分野は2011年に131億7000万ドルに達するという。
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