ソフトエイジェンシーは,UNIXコマンド型のウイルス対策ソフト「ビットディフェンダー・アンチウイルススキャナ for Unices」(BitDefender Antivirus Scanner for Unices)を,2006年12月4日に販売する。LinuxとFreeBSDのコマンド・ラインから実行できる。価格は,ユーザー数10人分で年額3万315円,ユーザー数100人分で21万1365円など。開発会社は,ルーマニアのSOFTWIN。
ビットディフェンダー・アンチウイルススキャナ for Unicesは,LinuxやFreeBSDのコマンド・ラインから実行させるウイルス対策ソフト。コマンド名は「bdscan」。指定したファイル,または指定したディレクトリ配下にある全ファイルをスキャンする。ウイルスを見つけた時は,起動オプションにより,ウイルスの除去,ウイルス感染ファイルの隔離,ウイルス感染ファイルの消去が可能である。コマンド型であるため,ユーザーによる明示的な実行のほか,外部コマンドを起動するスクリプトなどから利用できる。
専用の起動オプションを指定することで,ファイル転送プロトコルにHTTPを利用したウイルス定義ファイルの更新も可能である。更新に用いるHTTPプロキシやポート番号はbdscanの設定ファイル「bdscan.conf」で指定可能。設定ファイル中では,このほか,隔離ファイルを格納するディレクトリやログ・ファイルの指定が可能である。また,*.dllや*.vbsなど特定のファイルに限ってスキャンするオプションを与えて起動した際に,どの種類のファイルをスキャンするかを指定できる。
稼働OSは,Linux(カーネル2.4以降)またはFreeBSD 5以降。