iPhone AC 番外レポート

iPhone や iPad(スマホやタブレット)の、主にゲームアプリのレビューを行っています。

2014/12

2014年の iPhone AC 的ベストアプリ その2

年の瀬にお送りしている 2014 年のスマホゲーム、ジャンル別ベストアプリ

2回目の今回は以下のジャンルのゲームを扱っています。
開発/育成ゲーム、戦略/戦術ゲーム、シミュレーション RPG、タワーディフェンス、サンドボックス、アドベンチャー、カードゲーム、その他

アクション、ショートゲーム、RPG、FPS、パズル、シューティング の選出は その1 のページをご覧下さい。
各部門ごとに「特選」「次点」を選んでいますが、選出は独断と偏見なのでご了承を。

【 開発/育成ゲーム部門 】

実況パワフルプロ野球(特選)
実況パワフルプロ野球
ファン待望の「サクセスモード」があるパワプロ。 実質、パワポケのスマホ版。
無理に最強を目指そうとしない限り無課金でも普通に遊べる内容で、しっかりサクセスモードしています。
みんな最初から、これを望んでいたんですよね・・・ ここまで来るのに5年かかりましたね。

ANNO: Build an Empire(次点)
ANNO Build an Empire
大航海時代を舞台にした都市開発シミュレーション。 半ソシャゲですが本格派。
ANNO らしいヘビーユーザー向けの開発ゲームで、シムシティ が農園ゲーム型になったので、本格的な都市開発ゲームはこれだけになってしまいました・・・
英語だし複雑だしで、万人向けではありませんが、好きな人はハマれる作品です。

カイロソフトのゲームでは、発掘ピラミッド王国大空ヘクタール農園クルーズ大紀行 がお勧めですね。


【 戦略/戦術ゲーム部門 】

FTL: Faster Than Light(特選)
FTL Faster Than Light
パソコンで大ヒットしていた、ローグライクな宇宙船運営シミュレーション。
海賊や反乱軍、隕石や乱闘、火災や窒息など、死に要素てんこ盛りの危険な航海をプレイヤーの知識と経験で乗り切っていきます。
かなり高難度のゲームですが、それがやり応えに繋がってますね。
万人向けではなく、iPad 専用ですが、私的にハマりまくったのでこれを特選に。

Civilization Revolution 2(次点)
Civilization Revolution 2
人類の歴史を再現した壮大なシミュレーションゲーム。 中毒性はかなり高いです。
初代 Civilization Revolution のグラフィック強化版で、ゲーム内容は前作とほとんど変わっていないのですが、外観は見違えるほど変わりましたね。

Out There
out there
宇宙漂流サバイバルアドベンチャー。戦闘がない FTL。
FTL は戦闘がメインだったので、戦闘がないと言うと「それって面白いの?」と思う方もおられそうですが、物資のやり繰りがシビアで、これはこれでギリギリで生き残っていく楽しさがあります。
ただ英語のゲームだし、万人向けではないですね・・・

他にも太平洋戦争の艦隊戦をターン制シミュレーションにした Battle Fleet 2 や、北アフリカ戦線を舞台にしたウォーゲーム Desert Fox、ハーツオブアイアンを模した WW2: Sandbox も好みなのですが、ミリタリーマニア向けですね。
まあジャンルがジャンルなので、マニアックなゲームばかりになるのは仕方ないでしょうか。


【 シミュレーション RPG 部門 】

XCOM: Enemy Within(特選)
XCOM Enemy Within
昨年発売された XCOM の拡張キット同梱版。 かなりパワーアップしています。
機械化兵士や新スキルなど、育成要素が豊富に追加されたので、より楽しめる内容に。
かなりヘビー級のゲームでライトユーザーには厳しいですが、その分ゲーマーなら見逃せません。

今年目に付いたシミュレーション RPG は XCOM のみ。
ただ マーセナリーズサーガ3 は、ガラケーからの異色なのでグラフィックはスマホレベルではありませんが、ゲーム自体はお勧めです。


【 タワーディフェンス / ディフェンスゲーム部門 】

Kingdom Rush Origins(特選)
kingdomrushorigins
非常に丁寧に作られた、小さなキャラが戦う秀作 TD の最新作。
前作と大きく違っている点はないのですが、元のシステムが優れており、敵や上位のタワーは一新されていて、新バージョンとして楽しめます。

Bloons Monkey City(次点)
Bloons Monkey City
やっぱり Bloons TD は面白いです。今回は長期的な開発要素もあって長く楽しめますね。
ただ、このソシャゲ化は商業的に成功だったのかどうか疑問。 これ課金する人ほとんどいないだろ・・・
ともあれゲーム自体はオススメです。

Sentinel 4: Dark Star
sentinel 4 Dark Star
SF の定番タワーディフェンス4作目。 味方の支援攻撃や指揮官ロボット、防壁があるのが特徴。
万年二番手のような作品ですが、回を重ねるごとに良くなっています。

METAL SLUG DEFENSE
metal slug defense
昨年大ヒットした「にゃんこ大戦争」のような一本道の RTS。
各ステージがメタルスラッグシリーズの名場面を再現していて、完成度は高い。
メタスラの世界的人気に後押しされ、ダウンロード数は 1700 万を突破。
世界的には今年最大クラスのヒット作の1つ。


【 サンドボックスゲーム部門 】

テラリア(特選)
テラリア
2D のマインクラフト系ゲーム。 今年出たメジャーなサンドボックスゲームはコレしかない訳ですが、しかし過去の同型のゲームと比べてもトップクラスですね。
自由に活動できるゲームである一方、不気味なストーリーやイベントがあり、深みのある世界観も魅力。
日本版にゲーム後半の「ハードモード」がないのがタマにキズ。


【 アドベンチャーゲーム部門 】

逆転裁判5(特選)
gyakutensaiban5
2013 年に 3DS で発売されたシリーズ最新作の移植。 逆転裁判は 123HD も発売されています。
このシリーズは裁判という重いテーマでありながら、内容はコミカルでギャグ満載なのが特徴。
ただ 1~4 と比べるとコミカルさが度を超していて、やや引いてしまうかも?
それでも十分に面白く、お勧めです。

次点以下はなし。 ただシュタインズゲートファンなら 線形拘束のフェノグラム はマストアイテムでしょう。
英語+操作性に難があり、お勧めとは言えないのですが、私的には continue?9876543210 の宮沢賢治のような世界観は気に入っています。


【 ドイツゲーム / カードゲーム部門 】

マジック2015(次点)
Magic 2015
「マジック・ザ・ギャザリング」の 2015 年版。
今までのバージョンは不満点が少なからずあったのですが、今年のバージョンは良いです。
オンライン対戦はランキングなどがなくてアッサリしていますが、1人でやっても楽しいですね。
ただし iOS 版は iPad 専用です。

本当は Hearthstone(iTunes 起動)を特選にしたいところなのですが、こちらも iPad 専用で、まだレビューしていないので一旦保留。
ドイツゲームでは、クルードのアプリ版 iM Detective や、スマホで楽しむのに向いている Galaxy Trucker が良作と言えるでしょうか。


【 その他部門 】

口先番長(特選)
口先番長
提示される文字を選んで言葉を作る、おバカな見た目に反して頭脳派の、プレイヤーのボキャブラリーが試されるゲーム。 文化庁メディア芸術祭の推薦作。
やや難しいゲームであり、賛否が分かれているのですが、個人的にはすごく好きな作品。
現在、対戦版が開発されているようです。

Papers, Please(特選)
Papers Please
悲壮な決意で国境を越えようとする人々や、家族が飢えと寒さに苦しむ中で差し出されるワイロを前に、YES と NO の二択を迫られる入国審査官の物語。
iPad 専用で、人を選ぶ見た目と内容ですが、色々な意味で名作だと思います。
アルストツカに栄光あれ。

DIVE IN
divein
クラウドゲーミングサービス。 アプリというか・・・ 新システムの紹介。
凄いのは凄い。 ただ、ビジネス的に成り立たせるのは難しい気もする。
しかし今後の礎になりそうな取り組みですね。

次回 はやや特別編。
インディーズ特別選出と、ソーシャルゲーム部門、そしてクソゲー部門をお届けいたします。

2014年の iPhone AC 的ベストアプリ その1

いよいよ年の瀬。 巷では「今年の10大ニュース」なんかをやっていますね。
Apple や Google も、iPhone と Android のベストアプリ を発表していました。 

そこで当サイトでも、2014 年に発売されたスマホゲームのジャンル別ベストアプリと、注目すべき作品を発表していきたいと思います。
各部門ごとに「特選」「次点」を選んでいますが、選出は独断と偏見なのでご了承下さい。

今回は以下のジャンルを対象としています。
・アクションゲーム、ショートゲーム、RPG、FPS 系、パズル、シューティング

「コレがないのはおかしい!」みたいなご意見がありましたら、コメントを頂ければと思います。

【 アクション部門 】

MONSTER HUNTER PORTABLE 2nd G for iOS(特選)
MONSTER HUNTER PORTABLE 2nd G for iOS
今年を代表するスマホのアクションゲームは、やはりコレでしょう。
スマホオリジナルのゲームではありませんが、PSP で大人気になったあの市販ソフトを、アイテム課金やソシャゲに流されず、そのままの形で iPhone で再現したことは、素晴らしいと言うほかありませんね。

ケロブラスター(次点)
ケロブラスター
世界的に評価されたインディーズゲーム「洞窟物語」の作者さんが作ったアクションゲーム。
思ったほど「深さ」がなかった気はしますが、作り込まれたゲームバランスと操作性は流石です。

Callys Caves 2(的にの洞窟2)
callyscaves2
こちらも「洞窟物語」に影響されたと思われる作品。
個人作成のインディーズゲームながら、思わず徹夜してしまうほどの面白さを持つゲームです。
最近、名前が「Callys Caves 2」に修正されたのですが、「的にの洞窟」に愛着が出てきてたので、ちょっと違和感?

Earn to Die 2
Earn to Die 2
モトクロスゲーム+ゾンビ。 障害物をぶっ壊しながら疾走する横視点レースゲーム。
「期待せずにやってみたら面白かった」ゲームで、パワーアップで着実に走行距離が伸びていく楽しさがあり、妙にハマります。

レオズ・フォーチュン
レオズ・フォーチュン Leo's Fortune
Apple の「BEST of 2014」や Google の「2014 年ベスト30」にも選ばれた秀作アクション。
スーパーマリオ型のアクションゲームで、グラフィックとゲームバランスに優れた作品。
各所で賞賛されまくっている作品ですね。

アメイジング・スパイダーマン2
アメイジング・スパイダーマン2
美しいニューヨークの町をスパイダーマンになって飛び回るオープンワールドのゲーム。
選出するかどうか悩んだのですが、飛び回ってるだけで楽しく、最新スマホのパワーも感じられる作品のため、「万人向け」ということで推薦したいと思います。
この作品を Apple も Google も選んでないのは、ちょっと酷な気もするし。

他にも、Traps n' GemstonesTrials GO などはお勧め出来る作品ですね。


【 ショートゲーム部門 】

モフーをふやそう(特選)
モフーをふやそう
「えぇ~」と思う人が多いかもしれませんが、これをベストショートゲームにしました。
丸いタワシみたいなキャラを分裂させて、通路を埋め尽くしていく奇妙な物理演算ゲーム。
シンプルですが奥深いゲーム性を持つ秀作で、私的にはネコアップより好きですね。

Smash Hit(次点)
Smash Hit
これはやっぱり、選んでおかないとダメでしょう。 美しいクリスタルのオブジェを鉄球でパリンパリン破壊するゲーム。
3D で表現された半透明のクリスタルには「破壊の美」を感じます。

ネコアップDX
ネコアップDX
待望のネコアップ最新作。 シンプルだけど奥が深い、かわいいネコを吸い取るゲーム。
ホノボノしたゲームですが、ハイスコアを目指すには緻密な計画と運が必要で、一筋縄ではいきません。
プレイするほどスコアが上がる優れたバランスが見事です。

他にも、チャリ走 3rdディグディグスノーワールド100 Balls などが今年の秀作ショートゲームですね。


【 RPG 部門 】

ドラゴンクエストシリーズ)(特選)
ドラゴンクエストV 天空の花嫁
とりあえず、ひとまとめで選出。一番オススメなのはアプリのクオリティが高い5。
次いでオリジナルの評価が非常に高い3。 もちろん2も悪くありません。
「ドラクエ」なのでユーザーが多く、必然的に批判意見も集まるのですが、やはり良いものは良いです。

CHAOS RINGS Ⅲ(次点)
chaos rings 3
スマホ定番 RPG「ケイオスシリーズ」の最新作。
ただ今回はソシャゲとして作られていたので、その影響が点在するところが賛否両論。
システムも含め、ややライトユーザー向けになった印象が強いのですが、クオリティはやはり流石です。

FINAL FANTASY VI
finalfantasy6
2D 時代のファイナルファンタジーの集大成の作品。
ただ個人的には、FF5 の演出の綺麗さと高画質化に感動していて、FF6 は FF の中で最も好きな作品だったため、「FF5 のクオリティで FF6 も遊べるんだ!」という期待感があり、そのためグラフィックで若干拍子抜けしたのは否めません。
でも十分お勧めですね。

不思議の国の鍛冶屋2
不思議の国の鍛冶屋2
「アトリエ系」の生産 RPG。 鍛冶屋 兼 冒険者となって探検と商売を行います。
ダンジョンが簡易的な一本道になっていますが、このゲームだとシンプルな方がむしろ良いと思います。
育成要素が豊富なのも良い点。


【 FPS 系部門 】

モダンコンバット5:Blackout(特選)
モダンコンバット5:Blackout
これはやっぱり選んでおかないとダメでしょう。 ゲームロフトの代表作にして、スマホ随一のクオリティの FPS です。
今回は日本も舞台で、もちろんオンライン対戦もあります。 Metal にも対応。
発売時には何時ものようにブログのコメントが荒れてましたが、それだけ注目されている作品ということでしょうね。

Bioshock(次点)
Bioshock
海底に築かれた、地獄と化したユートピアをさまようサバイバルホラー・アクション FPS。
グラフィックと演出は凄いのですが、英語だったのでストーリーがさっぱり解らず、当初は手放しでお勧め出来なかった作品。
しかしアップデートで日本語字幕が付いたので、今なら文句なしです。

World of Tanks Blitz
World of Tanks Blitz
パソコンで大人気のオンライン戦車戦バトル。 スマホ版も遂に登場。
オンライン対戦ゲームとしてのクオリティと、戦車のディテール、細かい設定などが突出している作品。
これがスマホで楽しめるというのは、やはり凄いですね。


【 パズル部門 】

Threes!(特選)
Threes!
月並みですが、パズルの特選は当然コレですよねぇ。 3の倍数を作っていくパズルゲーム。
見た目、ゲーム性、演出、すべてがハイセンスな作品。
いかにも Apple が好みそうで、実際に今年の BEST of 2014 を受賞しています。

Valiant Hearts: The Great War(次点)
Valiant Hearts: The Great War
第一次世界大戦の実情と、戦火に巻き込まれた人々の生き様をコミック調の絵柄で描く、ドキュメンタリータッチのアクションパズル。
1つの総合作品として、非常に素晴らしいアプリです。

Monument Valley
Monument Valley
視覚トリックを利用した、不思議な雰囲気のパズルゲーム。
登場と同時に絶賛された作品で、Apple も iPad のベストはこれを選んでいます。
毎年スマホのパズルゲームは秀作がそろうのですが、今年も甲乙付けがたい作品が並びましたね。

ソリティ馬
ソリティ馬
「ソリティア+競馬」という、3DS でヒットした異色作の移植版。 延々とハマれるゲーム。
簡易的ながら簡単じゃないソリティアと、シンプルながら奥深い競馬シーンがうまく融合していて、引退馬で仔馬を作る要素もあります。
長く楽しめる作品ですね。

Paint it Back
Paint it Back
やっと出てきた本命ピクロスアプリ。 操作性に優れたピクロスで、雰囲気の良い BGM やイラストもあり、この手のゲームとしては頭一つ飛び抜けた作品。
ピクロス好きならマストアイテムでしょう。

他にも、今年冒頭に出た Feed Me Oil 2 や、アダルトな雰囲気が良い Hitman GO はお勧めです。


【 シューティング部門 】

Sky Force 2014(特選)
Sky Force 2014
弾の色が見難いとか、序盤は敵が硬すぎるとか、レビュー記事では結構酷評もしたのですが、結局今年はこれを越えるシューティングはなかったですね。
ソシャゲ的なシステムと洋ゲーシューティングらしいゲームバランスは今でも良いのか悪いのか微妙ですが、何だかんだで長く楽しめたゲームです。

パピーウィングス(次点)
パピーウィングス
ギャラガ型のシューティングゲーム。 最初は地味ですが、後半はパワーアップしてかなり爽快に。
非常に遊びやすいゲームで、難易度も適度。
あまりシューティングをしない人にはやや難しいかもしれませんが、万人にお勧め出来るゲームです。

AngerForce - Strikers
angerforce
北京産の 2D シューティング。 1990 年代を彷彿とさせる質の高い縦シューで、演出も細かいところまで作られています。
弾幕シューティングですがケイブシューほど難しくなく、シューターにはオススメの作品。

他にもやや変わり種ですが、パワーパフガールズSky Aces 2 はお勧めのシューティングです。
国内インディーズ作品である 群馬から来た少女想紀伝 なども楽しめます。
当初リストに加えていた Hero Siege はストアから消えていたので削除しました。

シミュレーションゲームやタワーディフェンスなどは、その2 でご紹介いたします。

Reiner Knizia's Razzia

ドイツゲーム(近代のボードゲーム)の有名クリエイター「ライナー・クニツィア」氏。
彼が作ったゲームスタイルの1つが、場に出た商品を各プレイヤーが競り落とす「競りゲーム」です。
その競りゲームのマフィア版と言えるものが iOS アプリになっています。
Reiner Knizia's Razzia - The Mafia Board Game」です。

ゲーム内容を一言で言うと、「マフィア版の Ra(ラー)です」。
以 上 。

これだけだと Ra を知らない方には何のことかサッパリだと思いますが、彼が作った競りゲームの代表作「Ra」のセルフコピーですね。
Ra は専用のチップやタイルを使って行う、古代エジプトの発展をテーマにしたゲームでしたが、それだと遊び辛いので、全てをカードに変えてプレイしやすいようにし、さらに「競り」を連想しやすいマフィアをテーマにして、解りやすくしたものと言えます。

まあスマホやタブレットで遊ぶ場合、チップもカードもないのでプレイしやすさは変わらないのですが、今作は最新アプリだけあってグラフィックが綺麗。
演出やサウンドも雰囲気があり、マフィアっぽさにあふれています。

原作は 2004 年に公開されましたが、過去作のアレンジであったためか「ドイツゲーム賞」「ドイツ年間ゲーム大賞」の選出作にはなっていません。
ただカードゲームの表彰である「アラカルト・カードゲーム賞」で 2005 年の5位に選ばれています。
原作の名称は正確には「Razzia!」です。(Razzia という別のゲームが存在するため)





ゲームが始まると、各プレイヤーに数字の書かれた札束が配られます。
札束の数は参加人数によって変わります。

そして自分の番が来たら「Reveal Card」か「Auction」のどちらかを選びます。
Reveal Card を選んだ時は、山札からカードが1枚引かれて場に出され、ターン終了。

Auction を選んだ時はカードは引かれず、場に出ているカードのオークション(競り)が始まります。
誰かがオークションを開始すると、各プレイヤーは順番に「Bid」か「Pass」を選びます。
Bid は入札に参加し、自分が持っている札束のどれかを出します。 Pass はパスですね。

オークションは一巡しか行われません。
そして一番高い札束を出した人が、場に出ている全てのカードを持ち帰ります。
落札できなかった場合、出した札束は戻って来ます。

オークションの開始を宣言した人は、一番最後に入札を行います。
競りは一巡しかしないのですから、一番最後に入札する人は、全員の金額を見たうえで出す札束を選べることになりますね。
ただし誰も入札しなかった場合、開始を宣言した人は必ず落札しなければなりません。

やることはコレだけ。 かなりシンプルです。
ただ、カードごとに「たくさん集めると高得点」「種類をそろえると高得点」「持っていないとペナルティ」といったものがあり、どれが必要になるかは状況によって変わります。

欲しいカードは早めに確保したいところですが、先に札束を使い切ってしまうとそれ以後の競りには参加できません。
誰がいくらの札束を持っているのか常に表示されているため、それを見ながら相手の動きを探るのがゲームの面白さと言えます。

また、落札させた時に使われた札束は中央に置かれます。
そして次に落札した人は、出した札束の代わりに、中央の札束を持って帰ります。
それは次のラウンドまで使えませんが、持って帰った札束の金額が低い場合、次のラウンドで苦戦します。
カードは欲しいけど、中央の札束が安くて取ったら後で困る・・・ そんな場合の判断も重要ですね。


※場にカードが4枚出ているが、中央にある札束は最低額の 1000 円。
これを取ってしまうと次のラウンドが辛そう・・・
でも AI もその辺は加味するので、この状態ならそこそこの金額でも落札できるかも・・・


カードを引いた時、たまに警察のカードが出て来ます。
これが出ると「おい! 騒ぐな!」(空耳)の声と共にサイレンが鳴り、強制的にオークションが始まります。
そして警察カードが合計7枚出ると、そのラウンドが終了します。

ラウンドが終わると持っている得点が集計され、ラウンド内しか効果がないカードは山札に戻され、2ラウンド目が始まります。
ゲームは3ラウンドで終わります。

警察カードがいつ出てくるか解らないので、ラウンドの長さはその都度変わります。
警察の出が早い場合、勝負を急がなければなりません。

カードの種類は以下のようになっています。

Thieves:水色:使うと場にあるカードを1枚取れる。持ったままラウンドを終わると+2点。ラウンド終了時に山札に戻される。
Bodyguards:紫:一番持っている人はラウンド終了時に+5点。一番少ない人は-2点。ラウンドが終わっても保持する。
Driver と Car:緑:ラウンド終了時に1枚あたり+1点。ただし Driver が1枚もない場合は0点。ラウンドが終わると Driver は戻され、Car は保持する。
Trinkers:赤:5種類の宝飾品。ラウンド終了時に3種類持っていると+5点、4種類なら+10点、5種類なら+15点。1枚も持ってないと-5点。ラウンド終了時に山札に戻される。
Business:茶色:7種類の事業。3ラウンド目の終了時に持っている種類の数だけ+1点。ただし7種類そろえていると+10点。また同じカード3枚で+5点、4枚で+10点。ラウンドが終わっても保持する。

Ra をやったことがある方なら、同じ役割のカードが多いので、すぐに理解できるでしょう。
冒頭でも述べたように Ra のセルフコピーであり、携帯性やテーマの改善版なので、ゲーム自体はあえて大きく変えていないようです。

ゲーム終了後、最後に持っている札束のボーナスを加算し(一番高い人は+5点、一番低い人は-5点)、各ラウンドの合計点が一番高い人の勝利です。


※得点集計後の結果発表。 この雰囲気が良いですね。 全員捕まってる感じですが。 


※こちらはタイトル画面。 これも雰囲気があって良いです。
オンラインゲームもありますが、アカウント登録が必要です。


定価は 300 円だったのですが・・・ なんと今は無料!
何があったのか解りませんが、iTunes の説明文にも going completely free! forever!(ずっと完全無料! 永遠に!)と書かれているので、セールではなく無料で固定のようです。

これはお得です。 気が変わらないうちに貰っておきましょう。

何度も言うように Ra のセルフコピーですが、Ra は 400 円なので、こちらの方が雰囲気やグラフィックも良いし、あちらは商売あがったりかも。
ただ、災害が存在しない、手軽にポイントが増える「金」に相当するカードがない、こちらの方がゲーム展開が早い、といった違いがあります。
気に入った人は両方試してみるのも良いかもしれません。

また、競りゲームには「Medici(メディチ)」と「High Society(ハイソサエティー)」もあり、これと Ra を合わせて「クニツィアの三大競りゲーム」と呼ばれています。
駆け引きの面白さがある、飽きの来ないドイツゲームですね。

ともあれ、これから始めるのであれば、演出と雰囲気が良いこのアプリが一番でしょう。

Reiner Knizia's Razzia - The Mafia Board Game(iTunes が起動します)

Galaxy Trucker / Galaxy Trucker Pocket

パーツを組み合わせて即席の宇宙船を造り、危険な宇宙航海に挑む、ユニークなドイツゲーム(ボードゲーム)が iOS のアプリになっています。
Galaxy Trucker」です。

以前は iPad 専用だったのですが、先日 iPhone 版である「Galaxy Trucker Pocket」も発売されました。
内容は iPad 版と変わりないようで、価格はどちらも 600 円です。

オリジナルは 2007 年に公開されていて、専門家によって選ばれる「ドイツ年間ゲーム大賞」では 2008 年の推薦作(佳作)になっており、ファン投票で決まる「ドイツゲーム賞」では7位でした。
上位ではありませんが、相応に人気のある作品ですね。

そして iPhone / iPad 版には1人用のキャンペーンモードがあり、これが手軽に短時間で遊べるゲーム性とマッチしています
1位になるのを目指すのではなく、お金を稼ぎながら宙域を移動し、イベントを達成していく内容になっていて、最初からこのために作られたルールだったんじゃないか、とさえ思える程です。

Galaxy Trucker

ゲームは宇宙船の組み立てシーンと、航海シーンに分かれます

組み立てシーンでは、中央にバラまかれている宇宙船のパーツのタイルを拾い、自分の船にくっつけていきます。
パーツには船室貨物室レーザー砲エンジンなどがあり、船室を増やせば船員が増え、貨物室を増やせば航行中に得られる貨物を積載できるようになります。

ただし各パーツからはパイプが伸びていて、これが繋がるように配置しなければなりません。
パイプには1本のものと2本のものがあり、この規格も合っていないとダメです。
ただ両方の規格に対応している3本のパイプも存在します。

さらにエンジンは宇宙船の後方に付けなければならず、レーザー砲も基本的には前に付けます。
レーザーは横向きに付けることも可能ですが、その場合は攻撃力が半分になります。

エンジンやレーザーには二連装のものがあり、攻撃力や速力が2倍あるのですが、これを使うにはバッテリーのパーツを搭載しなければなりません。
バッテリーがない場合、まったく機能しません。

宇宙船の組み立ては(通常は)リアルタイム制で、早い者勝ちです。
タイルをめくり、要らないならすぐ戻し、さらに次のタイルをドンドンめくっていきましょう。
もちろん他のプレイヤーが捨てたタイルを拾っても構いません。
必要なタイルはストック枠に2つまで保持しておけるので、後で使いそうで、他の人に取られたくないタイルはそこに置いておけます。

完成したら、画面左上にある数字の書かれたチップを手元に持って来て、完成を宣言します。
そして誰かが完成させると、砂時計が現れて残り時間が減っていきます。
これが尽きると、その時点で宇宙船の組み立ては全員強制終了となります。

Galaxy Trucker
※必ず枠の形の通りにしないといけない訳ではありません。
画面右上の他プレイヤーの表示をタップすると、ライバルの船を確認することが出来ます。
悠長に見ているヒマはないとは思いますが・・・


組み立てが終わったら、いよいよその船で航海に出ます。
航海シーンでは、イベントカードを1枚ずつ引いていきます。

カードには「隕石地帯」「海賊の襲来」「放棄された宇宙ステーション」「惑星に到着」などの出来事が書かれていて、それに応じた処理が行われます。

例えば隕石地帯なら、サイコロが振られ、隕石が飛んで来る場所が決められます。
そして大きい隕石が飛んできた時、そのライン上にレーザー砲があるなら撃ち落として無傷で済みますが、撃ち落とせない場合は船に直撃、そこにあるパーツが破壊されてしまいます。
小さな隕石は船の外装で跳ね返せますが、もしパイプが飛び出ている場所に当たった場合、やはりそこが破壊されます。

海賊は船の攻撃力の大小で勝ち負けが判定され、勝てば賞金を貰えますが、負けると船員や貨物を奪われます。
惑星を探索した場合は物資を得られ、貨物室に積載することができ、これも無事に持ち帰れば賞金に換算されます。

イベントが誰に影響するかは、イベントごとに異なります。
隕石は全員に、全く同じように発生します。
海賊の襲撃は先頭から順番に発生し、誰かが撃退すればそこで終わりますが、撃退できなかった場合は次の人が戦います。
惑星は必ず複数あり、先頭の人からどの惑星に立ち寄るかを選択できます。 後の人は残り物しか選べません。

イベントの一覧は以下の様になっています。

OPEN SPACE:広い宙域:全員がエンジン出力の分だけ前に出る。
METEOR SWARM:隕石:全員に隕石が飛んでくる。
PLANETS:惑星:貨物を得られる。前の人から順番に選択。
ABANDONED STATION:放棄宇宙ステーション:指定の数の船員を派遣すれば貨物を得られる。得られるのは1人だけで前の人が優先。
ABANDONED SHIP:放棄宇宙船:指定の数の船員を派遣すれば賞金を得られる。前の人から派遣の是非を選択。派遣した船員は戻ってこない。
PIRATES:海賊:攻撃力が相手より高ければ撃退して賞金を獲得。負けたら砲撃を受ける。前の人から順番に戦う。撃退できたらそこで終了。
SLAVERS:奴隷商人:攻撃力が相手より高ければ撃退して賞金を獲得。負けたら船員を奪われる。前の人から順番に戦う。撃退できたらそこで終了。
SMUGGLERS:密輸船:攻撃力が相手より高ければ撃退して貨物を獲得。負けたら貨物を奪われる。前の人から順番に戦う。撃退できたらそこで終了。
COMBAT ZONE:戦場:攻撃力・エンジン・船員の各項目が一番低い人はペナルティを受ける。
STAR DUST:宇宙塵:パイプが飛び出ている数だけ位置が後退する。
SABOTAGE:反乱:船員が一番少ない人はパーツを破壊される。
EPIDEMIC:疫病:全員、指定の数だけ船員が動けなくなる。

イベントカードを全部引き終わったらゲーム終了。
到着時の位置ボーナス、獲得した賞金、貨物の清算、パーツ破損ペナルティが計算され、獲得金額が一番多い人が勝利です。
途中で船員がいなくなったり、エンジンが全壊して航行不能になった人は、航海の途中で脱落してしまいます。

宇宙船の組み立て中、画面上部に赤いカードが現れ、これをタップすると出てくるイベントカードを確認できます。
ですからどんなイベントが起こるのかチェックして、それに合わせた宇宙船を作ることが重要ですね。
ただ、チェック中も時間は進み続けているので、あまりゆっくり確認しているヒマはありません。

Galaxy Trucker
※海賊も撃退できれば賞金に。 ただ、どんなに攻撃力があっても前に出てないと戦う権利が来なかったりするので、エンジンも重要。
右は組み立て中にカードを確認しているシーン。 奴隷商人・反乱・放棄船・・・ 今回は船員が多めに要りそうですね。


1人用のキャンペーンモードの場合、惑星間を移動しながら様々なイベントをこなしていくことになります。
行き先は自分で選択でき、そして移動の際にゲームを行います。

キャンペーンモードでは勝敗はあまり関係ありません。
一部に勝利が必要な航路がありますが、大抵は1位でも4位でも途中で脱落しなければ移動は成功となり、ゲーム中に獲得する賞金も勝つためではなく、所持金を増やすためのものになります。
序盤の宙域から脱するには、100 クレジットを貯めてライセンスを得なければなりません。

そして惑星で会話をすることで様々な仕事を請けられます。
仕事には特定の物資を運んだり、エイリアンのお客さんを案内したり、商人の護衛をするものなどがあり、護衛ミッションだと他のプレイヤーはライバルではなく守る対象になります。
運搬する物資は実際に宇宙船のパーツとして組み込みます。

エイリアンはちょっと特殊で、エイリアン用の生命維持装置をセットし、その隣に船室を配置することで、航海開始時に搭乗させることが出来ます。
エイリアンには紫と茶色がいて、紫は攻撃力を、茶色はエンジン出力をアップさせる効果があります。

ゲームが進めばシールドジェネレーターも登場。
これを組み込んでおけば小さな隕石や砲撃でダメージを受けそうな時、バッテリーを消費してシールドを張れます。
中盤になれば宇宙船のサイズも大きくなり、組み立てがリアルタイムではなく、ターン制になる拡張ルールのゲームも登場します。

ただ難点は、会話シーンが英語なこと。
海外のゲームだからしょうがないのですが、メッセージはそこそこ長く、しかも少しふざけた感じの口語文なので、意味を理解し辛い。
ゲーム自体は英語が解らなくても全く問題ないのですが、ストーリーを理解するのはちょっと厳しいですね。

Galaxy Trucker
※マップを自由に動けるドイツゲームアプリも珍しい。
右は最初の「関所」と言える惑星。 お役人がいて、100 クレジット払わないと通してくれません。
この先は難易度が上がり、船のサイズが拡大、さらに隕石が横から飛んで来たりします。


iPad 版のみなのがネックでしたが、iPhone 版も公開されて遊びやすくなりました。
内容もキャンペーンモードとの親和性が高く、スマホ / タブレット向きで、演出やサウンドも良いです。

やや解り辛い点もありますが、最近発売されたドイツゲームの中ではイチオシ出来るアプリですね。

Galaxy Trucker Pocket(iTunes 起動、iPhone 版)
Galaxy Trucker(iPad 専用版)

実況パワフルプロ野球

ファン待望の「サクセスモード付き」のパワプロが、ついにスマホでも発売されました。
実況パワフルプロ野球」です。

iPhone 版のパワプロの歴史は結構古く、2009 年から始まります。
当初はチームや選手は架空のもので、サクセスモードもなく、ただ普通に野球を楽しむアプリでした。
しかしそれでもスマホでパワプロが出来るインパクトは大きく、評判になります。

そして 2010 年、「パワフルプロ野球TOUCH 公式ライセンス版2010」(現在は非公開)においてチームと選手が実名になり、通信対戦も追加。
サクセスはありませんが、ペナントレースには試合を簡易的に終わらせる「高速試合」が追加され、本格的なプロ野球ゲームになりました。

さらに 2011 年版では試合シーンが強化され、高速試合での作戦指示も可能になり、ベストプレープロ野球のような楽しみ方も出来るようになります。
選手カードを引いてオリジナルチームを作り、高速試合で他のプレイヤーのチームと競う、ネット対戦モードも追加されています。

しかし 2012 年から「アイテム課金型」になり、急におかしくなります
再びチームと選手は架空のものになり、ペナントモードも削除。
相変わらずサクセスはなく、くじ引きと課金で選出を作る悪名高い「センシュクラッチ」が加えられ、さらにチームエディットをするには面倒な会員登録が必要。
おまけに実在のチームと選手を使うには課金が必要でした。

2013 年版は最初から実在選手とペナントを利用できましたが、やはりセンシュクラッチはそのままで、もうやる気になりませんでした。
家庭用ゲーム機で発売されたパワプロ 2013 も、課金型になって酷評されまくりましたね。
2014 年版はマシになったと聞きますが、もう試していません。

そして先日・・・ センシュクラッチではない、ちゃんとした「サクセスモード」が中心になった、パワプロらしいパワプロが公開されるに至りました。
名前も「パワフルプロ野球 TOUCH」ではなく、元祖の名称「実況パワフルプロ野球」に変わっています。

「強い選手を作るには 10 万円必要」と言われていた、ゲーム機版パワプロ 2013 のソシャゲシステム「イベントデッキ」が加えられたため、一抹の不安もありましたが・・・
結論から言ってしまうと、強い選手を作るのに課金が必要なのは間違いないのですが、ゲーム自体が面白いため、無理して最強選手を作ろうとしない限り問題はないという印象です。

実況パワフルプロ野球

前置きが長くなりましたが・・・ 今作は選手を育成する「サクセスモード」がメインのパワプロです。
高校野球編で、プロ野球の選手やチームは登場しないため、ペナントモードはありません。
ただ、育成の途中で野球をやるシーンは当然出てきます。

ゲームは筋力・走塁・守備など、6項目に分かれた練習コマンドを入力することで進んでいきます。
練習によって敏捷や技術などのポイントが増えていき、それを長打力や守備力に変換して選手を育てていきます。
獲得ポイントは「広角打法」や「チャンス○」などの特技の取得に使うことも出来ます。
ただし練習によって体力が低下し、「ケガ率」が上がっていくので、適度に休息を取らなければなりません。

練習は同じものを何度も実行することで強化されていきます。
よっていくつかの練習に集中した方が良いのですが、もう1つポイントになるのがチームメイトである「イベキャラ」の存在。
イベントキャラクターのことで、ガチャで入手し、ゲーム開始前に5つ(+助っ人1つ)までセットできます。

セットしたキャラは練習コマンドの横にランダムに現れ、その練習をすることで評価(友好度)が上昇、練習の効果が高まって、さらに様々なイベントを発生させます。 
そして友好度が高くなれば「スペシャルタッグトレーニング」が発生、練習効果にボーナスが付きます。

監督やマネージャーといったキャラもいて、監督が見ている練習を行って評価を上げないと、試合に出させて貰えません。
マネージャーの評価が高くなればラブラブなイベントが発生し、いずれ恋人になってくれるかも知れませんね。

練習はこれらを加味して選択しないといけないので、なかなか奥が深く、同じような展開にはなりません。
ランダムイベントが頻繁に発生するので、結果には運も絡みますが、それもゲームの楽しさでしょう。
イベキャラを変えれば発生イベントが変わるので、自分である程度イベントの展開を固定/変化させられるのも面白い部分です。

実況パワフルプロ野球
※練習画面の右に並んでいるのが、その練習を一緒にやるチームメイト。
まずは主力選手のいる練習を選んで友好度を上げ、スペシャルタッグトレーニングが発生するようにしたいところ。
ただ、スペ(略)トレーニングの効果はそのイベキャラのレベルに左右されるので、最初のうちは見た目ほど効果なかったりします。


実況パワフルプロ野球
※イベントの一例。 チームメイトごとにイベントが複数用意されているので、イベントの総数は膨大。
右の画像は彼女からバレンタインチョコを貰うシーン。 ただ今作は彼女候補の評価を上げるのが大変なので、最初のうちは彼女作りと選手育成の両立は困難ですね・・・


1回のプレイは約1時間。 短めですが、しかし相応のボリュームでもあります。
スマホでやるのに適度な、それでいてストーリーを楽しめて、達成感もあるぐらいの長さだと思います。
スタミナ制ですが、1回1時間ですからその点は気になりません。

作った選手は「マイチーム」に加えて、「スタジアム」のモードで試合に出すことが出来ます。
ここでは他プレイヤーのチームと試合になり、大部分は自動で進行しますが、ピンチやチャンスなど一部のシーンのみ自分で操作します。

試合後、結果に応じてポイント(スコア)が算出され、サクセスで使えるアイテムを購入するための「メダル」や、ガチャポイントを得られます。
今作の消費アイテムは、このメダルによってのみ購入できます。
ゲーム機版パワプロ 2013 のように、課金でアイテムが買えて、トラブルが起こっても現金でやり直せるようなゲームにはなっていないのでご安心下さい。

そしてスタジアムモードのランキングは、1試合で獲得した最高ポイントによって付けられます。
強いチームに勝利し、各選手の成績が良く、自分の操作するシーンで好成績なほどポイントは高くなります。
累計ポイントではないところがミソですね。

なお、サクセスモード中の試合シーンは「自分の打席や投球回のみプレイ」「ピンチとチャンスに全員操作」「8回以降を全員操作」の3タイプから選べます。

バッティングは画面をドラッグしてカーソルを動かし、指を離すとバットを振ります。 操作感は上々。
ピッチングは球種とコースを選択後、パワーメーターをタイミングよく止めて行います。
ナイスピッチゾーンでメーターを止められれば高確率で空振りを取れますが、ナイスピッチゾーンのすぐ後にはミスのゾーンがあり、そこで止めてしまうと失投します。

選手の仕草や演出が豊富で、球場も 3D で表現されており、もちろん実況もあります。
この部分の完成度はさすがパワプロですね。

実況パワフルプロ野球
※左はピッチング時のパワーメーター。 黄色で止めれば好投、白で止めればナイスピッチになりますが、画像では白い部分は1ドットのみ・・・
白や黄色の部分の幅は、相手との能力比やスタミナによって変化します。
右は負けたチームが甲子園の砂を持って帰ってるところ。 こういう演出が良いですね。


実況パワフルプロ野球
※作成した選手の一例。 最初のうちはこんなもんです。 強いキャラを作るには、イベキャラのレベルを上げないといけませんね。
もちろん特殊能力も獲得でき、ムード○や勝ち運、キャッチャー◎などは、確かにチームの戦力を底上げしてくれる気がします。


サクセスモードで甲子園に出場できても、最初のうちはオール E 止まりです。
そこそこイベキャラがそろっても、D や C がやっと。
これでオール B とか A とか、確かに課金して SR キャラをそろえないと厳しそうですね。

また、イベキャラにはレベルがあり、合成で高めないとたとえ SR でもそんなに効果は高くありません。
この辺はソーシャルゲームですから、じっくり続けていく必要がありそうです。
もちろん SR を並べても、育成や運が悪いとやっぱりダメです。

ただ、ログインボーナスや「チャレンジ」と呼ばれる条件の達成で、課金通貨は割と頻繁に貰えます。
また初期のマイチームのメンバーはオール G とかなので、序盤に作った選手でも、加入させればチームは着実に強化されていきます。
繰り返していればコツも解ってきますし、サクセスの面白さはしっかり存在しています。

最強を目指そうとすると大変な事になりそうですが、自分のペースで選手を作り、出来る範囲で高みを目指す、普通のプレイでゲームを楽しむのであれば、無理に課金は必要ありません。
そしてゲームが面白いので、無課金でも遊べる印象です。

プロ野球チームがないのが不満な方もいると思いますが、これなら NPB に権利料を払わなくて済みそうですし、サクセスで選手を作り、それを手軽な試合で活躍させられる今作は、「これこそパワプロ」だと思えます。
欲を言えば、作った選手を知人との対戦で使えるシステムは欲しいところですが。

実況パワフルプロ野球(iTunes が起動します)

ブラザーインアームズ 3:Sons of War

第二次世界大戦のヨーロッパを舞台に、連合軍の一兵士となって各地を転戦する、アイテム課金型の 3D ガンシューティングが登場しています。
ブラザーインアームズ 3:Sons of War」です。
戦場のメリークリスマスということで(?)、今回はこれを取り上げたいと思います。

ブラザーインアームズ(BIA)は元々、モダンコンバット と並ぶゲームロフトの FPS/TPS シリーズで、家庭用ゲーム機からの移植でした。
しかしモダンコンバットが大幅に拡張され、看板タイトルになったためか、ブラザーインアームズの続編は長らく登場していませんでした。

2011 年頃に開発が発表され、2013 年にはグラフィックの一部が公開されていましたが、その後は音沙汰無し。 開発が二転三転していたのかも知れません。
結局出て来たものは、第二次世界大戦の FPS を、Dead Triggerディノ・ハンター のようなカジュアルな内容にアレンジした、アイテム課金型として作られたゲームでした。

ブラザーインアームズ2 がアップデートでそういうシステムに変わり、それはそれでライトユーザーから支持されていたので、3もその方針になったという感じでしょうか。

ブラザーインアームズ 3 Sons of War

ブラザーインアームズ 3 Sons of War

画像を見て解るように、グラフィックはかなり美しいです
さすがモダコンのゲームロフトと思えますね。
ただゲームは細かいところでモダンコンバットと違う点が多く、差別化を図っているのが伺えます。

まず BIA シリーズは、遮蔽物に身を隠すアクションが存在します
カバー型とも言われていて、壁や土嚢の裏に移動するとサッと隠れ、そこから射撃すると少し身を乗り出して銃を撃ち、撃ち終わるとまたすぐ隠れます。

カバー型はオンライン対戦に向かないため、最近の FPS では採用されないことが多いのですが、私的には軍人らしいアクションが見られるので好きですね。
なお、今作にはオンライン対戦や協力プレイは存在しません。 一人用のみです。

ただ、常に仲間(隊員)がいて、支援してくれるのはもちろん、隊員ごとに異なる特殊攻撃を活用することが出来ます。
隊員は強化することも可能で、ゲーム進行やイベント報酬で増えていきます。
意外にも(今の時点では)課金で売られている隊員は存在しません。

課金通貨で売られているのは手榴弾やバズーカなどの消費アイテムで、無駄に使うとすぐなくなってしまうので、これらのアイテムをこのゲームではあまり活用できません。
幸い火炎瓶を投げてくれる仲間がいるので、それで代用することは出来ますが。

なお、消費アイテムが残ってないのにアイテムボタンを押してしまうと、課金通貨を消費してアイテムを使ってしまいます。
誤タップで課金通貨が減ってしまうのはどうかと思いますね。

また一般的な FPS とは体力のシステムが違っていて、ダメージを受けると HP が減ると同時に「最大 HP」も減少していきます
HP(流血)はダメージを受けないようにしていればすぐ回復するのですが、最大 HP は回復しないので無理な行動は出来ません。

敵の体力が多いのも特徴で、ヘッドショット1発では倒せません
強力な武器を持っていれば別かも知れませんが、敵を倒すには何発も撃ち込む必要があります。
ただ、敵が硬すぎるほどではないし、ヘッドショットすればダメージが大きくなるので、ゲーム性が他の FPS と大きく違う程ではありません。

弾数制限がないのも他と違うところでしょう。
弾の無駄使いを気にすることなく、バリバリ撃ちまくれます。
ただ、このゲームはリコイル(撃った時の反動)が強く、マシンガンを撃ちっぱなしにしていると照準がどんどん上にズレていきます

モダンコンバットなど、スマホの FPS の多くはリコイルがほとんどないので、この点のプレイ感には差がありますね。
連射する銃は照準のズレを補正しながら撃つ必要があり、このため単発のライフルの方が使いやすかったりします。

ブラザーインアームズ 3 Sons of War
※こんな風に常に身を隠しながら進むことが重要。
戦闘中に動き回らなくても良いので、モダコンよりプレイしやすいゲームです。


ブラザーインアームズ 3 Sons of War
※もちろんスナイパーライフルもあり。
ただしステージごとに使える武器が決められているため、好きな武器だけで進んで行くことは出来ません。


ゲームはフランス・イタリア・ドイツなど、第二次世界大戦の戦地を巡っていきます。
ただストーリー性はあまりなく、たまにムービーのようなシーンが入りますが、その場面の演出という感じですね。

また、以前の BIA はどちらかと言うと演出重視で、進行ルートが一本道で自由度がない反面、壁を突き破って戦車が出てくるとか、墜落する戦闘機が突っ込んで来るなどの派手なシーンがありました。
しかし今回はそういった演出も控えめで、その辺はモダコンに任せ、こちらはあくまでカジュアルシューティングとして作っている、という感じです。

1ステージは短めで、やや長めのステージもありますが、大半は5分ほどで終わります。
メインミッションとサイドミッションがあり、次のステージに進むにはメインミッション全てと、指定された数のサイドミッションをクリアしなければなりません。

ゲームの難点は、ミッションを実行するのに指定された武器を、指定のパワーまで強化しなければならないこと。
ディノ・ハンター のように、強化はゲームをラクにするためではなく、先に進むための条件です。

強化にはミッションクリアで得られるドッグタグ(資金に相当)と「パワーアップ待ち時間」が必要で、最初は他のミッションをやっている間に終わりますが、後半は数十分待たなければなりません。
ストーリーの進行が強制的にブツ切りにされので、それでなくても乏しいストーリー性がますます希薄になっています。

またサイドミッションの多くは同じ地形で、似たようなミッションを繰り返すものなので、あまり変化がなく、だんだん単調になって来ます。
正直、作業感を感じてしまいますね。

Dead Trigger もランダム生成の似たようなミッションを繰り返すゲームでしたが、それほど作業感は感じませんでした。
この辺はゲームのテンポと、強制される部分の多さの影響でしょうか・・・

ブラザーインアームズ 3 Sons of War
※右の「必須」の所に書いてある装備と、その装備のパワーが必要。
強化費が足りなければ稼ぎに行く必要があり、強化しても待ち時間が必要で、さらにメインミッションを終えてもサブミッションを繰り返す必要がある。 無理矢理引き延ばされている感が強い。


ブラザーインアームズ 3 Sons of War
※火炎瓶を持つ仲間。 仲間は課金しなくても増えていきます。
他にも狙撃や空爆要請など、それぞれが固有のスキルを持ち、狙った相手に発動させられます。


全体としては、モダンコンバットと比べると「小粒」な印象です。
モダコンほどマップが豊富ではなく、作り込みも感じず、内容もカジュアル寄り。
本格 FPS がやりたい人はモダコンを、無料ゲームが好きな人は BIA をやって下さい、ということなのでしょうね。

とは言え、作り込み云々はあくまでモダコンと比べての話で、やはりスマホのゲームとしてはクオリティーは非常に高いです。
これを課金があるとは言え、タダで遊べるのですから、ゲームにお金を出したくないユーザーにとっては、十分過ぎる内容でしょう。

私的には約3年も待たされたブラザーインアームズの最新作がソシャゲ的なシステムであったことは、残念と言わざるを得ません。
ただ、モダコンと同じものを作ってもしょうがないので、全面的に差別化したということなのでしょうね。

ブラザーインアームズ 3:Sons of War(iTunes が起動します)

土竜

一言で言うと「麻雀牌を使ったキャンディークラッシュ」。
よってゲーム自体に目新しさはないのですが、ヤバさが漂うアウトローな雰囲気に妙に引き込まれるアプリが、サイバーエージェントより公開されています。
土竜」です。

忌憚なく言ってしまうと、中盤以降に必要になる課金額の恐ろしさと、どこかで見たゲームの焼き直しに過ぎない内容に、悪い意味でのサイバーエージェントらしさを感じるのですが・・・
しかし同時に、サイバーらしい「世界観や雰囲気作りのうまさ」も感じますね。

本体無料のアプリですが、ガチャや課金アイテムは存在します。
ただ「当面は」無料でも遊ぶことができ、ゲームのテンポも良く、なかなか楽しめます。

土竜

ズーキーパービジュエルド のような、いわゆる「マッチ3ゲーム」です。
コマを1つ動かし、同色を3つ並べると消せるパズルゲームで、消せない時は動かすことは出来ません

コマを4つ並べると縦横一列、5つ並べると同色を全て消去できる特殊なコマが現れます。
L字型や十字型に消すと爆発が生じるコマも出現します。

ステージ制のゲームで、「決められた移動回数内でスコアを一定以上獲得」「時間内に特定のコマを画面下まで落とす」などの条件を満たすとクリア。
基本システムは「キャンディークラッシュ」のまんまで、何の捻りもありません

クリア時に移動回数や制限時間が残っていると、その分だけ特殊コマが現れて一斉に炸裂、画面中のコマが消えて連鎖しまくるボーナスシーンが発生しますが、これもキャンディークラッシュのままですね。
ただ、演出が良いので爽快感はあります。

このゲームがキャンディークラッシュと違う点は、コマが麻雀牌になっていて、画面上部に麻雀の「役」が表示されているところ。
役に必要なコマを消すと1つずつ点灯していき、全部そろえるとボーナスが入ります。

これも「特定コマを集めるマッチ3ゲーム」という点でズーキーパーやファームヒーローと似ているのですが、残り1枚で「リーチ」になり、成立すると漢字で役の名前が表示されるといった、麻雀ならではの演出が良いですね
ステージによっては「役を2回成立させる」などがクリア条件になっている場合もあります。

土竜
※残り1枚で立直。 このままそろえば一発。 麻雀の演出がユニークです。
画面が薄暗い感じなのは、アングラっぽくワザとそうしているのだと思います。 おかげで光の演出も綺麗に見えます。


このゲームの最大の特徴はゲームシステムではなく、その雰囲気でしょう。
アウトローやVシネ系と言えるアンダーグラウンドな世界感で、登場する人物もいかにもヤバそうな人ばかり。
オープニングの BGM もラップになっていて、絵と演出のタッチはやや劇画調。

キャンディークラッシュ がベースなのに、よくまあここまで正反対のタッチに作り変えたなと驚きます。

スタミナ制ですが、ミスした時のみスタミナが減る形式。
課金要素はお助けアイテムと「サポートキャラ」を入手するガチャの2つで、ガチャがある点はキャンディークラッシュと異なりますね。

サポートキャラは女性なのですが、その絵のタッチは劇画調ではなく、だからと言って萌えキャラという訳でもない、中間的な感じ。
不良道からの流用のようですが、絵の質は高いです。

ただ難点なのは「運ゲー」のステージが多いこと
キャンディークラッシュをやった事がある方なら解ると思いますが、このゲームは難しいステージをクリア出来るかどうかは「運次第」です。
自由にコマを動かせないため、特定の場所で消さなければならない時、そこで消せるかどうかは「消せる(動かせる)コマがそこに来てくれるかどうか」で決まってしまうからです。

特にストーリーの途中にサポートキャラが手に入る「極ステージ」があって、ここはもうクリア出来るかどうかは完全に運・・・ というか課金次第ですね。
ただまあ、「極」と言うぐらいですから、ここは難しくても納得できます。

しかしステージ 25 ぐらいになると、通常ステージでも運任せなシーンが多くなります。
キャンディークラッシュの場合、それでも「何度もやってればいずれクリア出来そう」というバランスだったので、継続してチャレンジできたのですが、このゲームは「こりゃ相当に運が良くないと(もしくは課金しないと)無理だろ」と思ってしまうシーンが多い

結局私は、ステージ 34 で「これは課金しないと厳しすぎる」と判断。
プレイ継続を断念しました。

ただ、そういうムチャなステージを課金アイテムで何とかするのを厭わない人なら、長く楽しめるのではないかと思います。
まあサイバーエージェントなので、ステージ 50 とか 60 とかのことを考えると、不安になるのは否めませんが・・・

土竜
※左はボスキャラ。 ヤンキー系を1つ越えた感じのヤバそうな雰囲気。
右はサポートキャラで、こちらはやや今風な絵柄。 劇画調と言っても、昭和的な古い絵柄ではないのでご安心を。


手放しでオススメは出来ませんが、でもこの雰囲気はアリだと思います。
この手がテーマのゲームは大半がブラウザ型ポチポチゲーですが、これはしっかりしたネイティブアプリです。

ターゲットはやはり「そっち系」の人だと思いますが、確かにその手の人は複雑なゲームはめんどくさいと感じやすいので、シンプルで遊びやすいキャンディークラッシュと絡めたのは「なるほどな」と思いますね。
一方で、演出とテンポの良いマッチ3ゲームなので、普通の人がやっても楽しめます。

これで難易度バランスが「難しいけど投げ出すほどではない」「課金前提ではない」という感じだったら、私も長くやっていたかもしれませんが・・・
まあでも、課金を考えないとメーカーも儲けがないしな・・・

ともあれ、私が今までにやったサイバーエージェントのゲームの中では、一番面白いと思いますね。

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