Doodle グラフィック(ラクガキ風の絵)と、ミスった時のリアルな事故り方が特徴の、モトクロスバイクのショートゲーム。
それが「Stick Stunt Biker」です。
他のアプリを例にして内容を言うと、「チャリ走+Moto X Mayhem」という感じですね。
日本での知名度はイマイチですが、海外ではかなり人気になっているアプリで、制作したのはオーストリアの方のようです。
画面をタップしてアクセル、離すとブレーキ、iPhone / iPod touch を傾けてバイクのバランスを取ります。
バイクの動きには駆動輪や加速・重力のシミュレートが働いており、バランスを取るのはかなり難しいです。
よってコケまくることになると思いますが、コケるとバイクがバラバラになり、タイヤや人が物理シミュレートによって「リアルに(?)」吹っ飛んでいきます。
このミスった時の「コケっぷり」を見るのも面白いゲームで、この点は Moto X Mayhem に似ていると言えますね。
このゲームのもう1つの特徴は、ハイスコアや前回のプレイの「ゴースト」が表示され、それと「疑似レース」が出来ること。
このゴーストのおかげでタイムを短縮してやろうという気になれますし、ハイスコアより遅いペースなのか早いペースなのかも一目で解ります。
コースはアップデートで増えていて、2010年9月末時点で 12 コース。
ただ、そのうちの半分以上は非常に難解です。
短時間で終わり、何度もリプレイできるゲームなので、ある程度は難しい方が良いと思いますが、★1~★5までの難度のうち、★3の時点で「完全にコースを暗記していないとクリア不可能」なレベル。
★4になると「何十回もしないと乗り越えられない障害が連続して出現する」レベルで、★5になると「限りなくクリア困難」です。
そのためせっかくゴーストやオンラインランキングがあって、レースやタイムアタックが楽しめるシステムなのに、大半のステージはクリアを目指すのに手一杯で、タイムとかを考える余裕はありません。
ミスしたら毎回最初からなのも、この高難度に拍車をかけています。
難しいステージも用意されていた方が長続きするとは思いますが、もうちょっと簡単で、タイムアタックなどを楽しめるコースも増やして欲しい気もしますね・・・
とは言え、短時間で気軽に楽しめるアプリです。
過去にはハイスコアやゴーストが記録されない問題、本体によって起動できないトラブルなども発生していましたが、アップデートで改善されました。
将来的にはバイクのカスタマイズが出来るようになる予定のようです。
難点は価格が 230 円と、見た目と内容を考えると割高に思える事でしょうか。
決して高すぎる価格ではありませんが、230 円でこれを買うなら、115 円の Moto X Mayhem の方がいいかなぁ・・・
ただ現在はセールで 115 円になっています。
115 円の時なら割とオススメ出来るアプリだと思います。
1コースだけしかプレイ出来ませんが、無料体験版も公開されています。
・Stick Stunt Biker(iTunes が起動します)
2010/09
それが「Fire Power - on rush」です。
先に言っておきますが、まったくオススメしません。
ぶっちゃけ、ク○ゲーです。
ただ、見た目は確かに綺麗で、「メタルスラッグ」に似たグラフィックも印象的なため、購入してしまった人は多いようで、先日は iTunes のランキングにも入っていました。
と言う訳で、今回は警告の意味も込めてレビューしようと思います。
ゲームはオーソドックスな横スクロールのシューティングゲーム。
攻撃が前方集中型の自機と、3方向に撃てる自機の2種類が用意されています。
ショットボタンは ON/OFF 形式で、一度押すと自動連射、もう一度押すとショットを止めます。
そして操作は、画面左下にある十字キーで行うのですが・・・ その操作性が最悪。
十字キーが小さいために狙った場所を押しにくく、しかも指の動きに合わせた調整なども一切ないため、思った方向に動かない、動きたい時に動けない、移動中に指がズレて止まる、という症状が続発します。
そしてまともに動かせない操作性なのに、敵弾に当たると1発アウト。
敵の攻撃は相応に激しいので、思い通りに動かない事とあいまって死にまくります。
まともに動かせるんなら普通にかわせる程度の攻撃なのですが、この操作じゃまず無理。
キャラの動きや画面効果などは悪くなく、ボムを使った時の煙を引くミサイルなども綺麗なのですが、こんな操作性じゃそれ以前の問題です。
それにメタルスラッグ風のグラフィックも、ぶっちゃけ・・・ メタルスラッグのキャラを「パクったもの」ですね。
まんま「メタルスラッグのドット絵を流用」したものが出て来ます。
この辺はもう、中国メーカーの悪いところがそのまま出てると言った印象です。
iTunes の綺麗なスクリーンショットを見て、思わず購入ボタンを押してしまった人もいると思われます。(私もその1人ですが・・・)
しかし、ハッキリ言っておきます。 見た目に騙されないで下さい。 後悔します。
これがジョイスティックでプレイ出来るんなら、相応に楽しめた気もするのですが・・・ 現時点ではホント、タッチパネル操作であることをまったく考慮していない操作性で、ゲームになっていません。
問題外のアプリですね。
・Fire Power - on rush(iTunes が起動します)
-----------------------------
と言う訳で、ダメダメなアプリを警告の意味を兼ねてご紹介した訳ですが・・・
それだけじゃちょっとアレなので、もう1つ横スクロールのシューティングをご紹介しておこうと思います。
レトロなグラフィックとサウンド、レトロなゲームシステムが特徴の自称「クラシックシューティングゲーム」。
「マックスベクター(Max Vector)」です。
その内容はファミコンのさらに前、コンピューターゲーム黎明期の頃のゲームを模しているようです。
ストーリーに「Z80」とか「C64」とか言う名前が出てくるところに時代を感じます。
指をなぞって操作、自機は指のやや右に位置します。
右下にあるショットボタンで弾を発射。 昔のゲームを模しているからか(?)連射機能なんてないので、ひたすら連打します。
やたらデカいドットグラフィックが印象的で、サウンドも当時の古い音源を再現。
でもやっぱり最近のゲームなので、キャラクターの動きはスムーズです。
弾はかなり連射が効き、連打が早ければ連なって発射されます。
自機はライフ制のため、多少の被弾ではやられません。
残機はありませんが3回コンティニュー出来るので、実質3機と言えますね。
敵キャラの種類は少なく、道中はやや単調ですが、それでも相応に遊べるのは連射が効いてサクサク敵を倒せることと、スムーズに動かせるからでしょう。
1ステージはそんなに長くなく、ダレないぐらいのタイミングでボスが出現します。
操作性はあまり良いとは言えず、画面から少しでも指を離してしまうと自機がどこかにすっ飛んでいったり、指を置き直すとしばらく操作不能になるなど、おかしな挙動が見られます。
指を画面から離さないように注意する必要がありますね。
正直、オススメと言える程ではありません。
ただ、こんな画面でも操作が劣悪でまともに遊べない Fire Power よりは遥かにマシです。
綺麗だけどダメダメの Fire Power、レトログラフィックだけどまだ遊べるマックスベクター。 つまりゲームはグラフィックだけじゃないと言う事でしょうか。
まあ、そんなの言うまでもないことだけど。
マックスベクターは以前は 115 円だったのですが、現在は無料アプリに変わっています。
※セール価格だったようで、定価は230円の模様です。
ちなみに日本語にも対応。 日本語の表示もちょっとレトロ風ですね。
・マックスベクター(iTunes が起動します)
それが「SPEED CLUSTER」です。
このゲーム、以前にご紹介した「Card Drop」というゲームに非常によく似ているのですが・・・
どうやら制作したのは同じメーカーで、Card Drop の改良版と言える内容の様ですね。
メーカーは「ウルクスヘブン」という日本のメーカーで、Flash や携帯電話のゲームを主に開発しているところのようです。
新興のゲームメーカーとして台頭している「アルヴィオン」というメーカーの子会社になります。
このゲームが公開されたためか Card Drop の方は公開が停止されています。
しかしウルクスヘブンが運営する無料の Flash ゲームサイト「GamePure」で、「スピードクラスター2」という名前で Card Drop が配信されていますので、興味のある方は試してみてもいいかも。
ルールはトランプの「スピード」とほぼ同じです。
上からカードが落ちてくるので、そのカードの数字より1つ大きいか小さい数の手札を重ねていきます。
トランプのスピードと同じく A と K は続いています。 ジョーカーに相当する「フリーカード」が出る場合もあります。
画面下にはタイマーがあって徐々に減っていき、なくなるとゲームオーバーになりますが、プレイヤーがカードを出すとしばらくタイマーは止まります。
つまりカードを出し続けている間はゲームオーバーにはなりません。
落ちてくるカードをタップすると下に落とす事ができ、また別のカードが落ちてくるので、出せるカードがない時はすぐにチェンジするのがコツです。
カードが下まで落ちると重なっているカードの枚数に応じてタイマーが回復します。
よってタイマーがなくなりそうな時も、カードを素早く落として回復させる必要があります。
このゲームの最大のポイントは、落ちてくるカードに手札を重ねると、そのカードが上に押し戻されることでしょう。
そのためカードを重ね続けていれば、下まで落ちることなく延々と画面内に留まり、重ね続ける事が出来ます。
これによって Combo が発生し、得点も増え続けていきます。
手札にはカードを連続で重ねられる数字が補充される事が多いので、素早くバシバシと重ねていくことが出来ます。
加えて「カードを出していればタイマーは止まる」というルールなので、運と実力さえあれば 100 combo 以上繋げることも可能です。
このコンボシステムのおかげで、以前の Card Drop よりさらに面白くなっていますね。
BGM もかなり良く、クールな雰囲気も iPhone / iPod touch に非常にマッチしています。
やや残念なのは、せっかくハイスコアを狙うのが楽しいゲームなのに、オンラインランキングがない事と、数分で「ゲームクリア」になっていきなり終わってしまうこと。
このゲームは Level 10 に到達するとゲームクリアとなり終了します。
(レベルは背景を流れる文字や線の数で解ります)
Level 10 まで2~3分ぐらいで到達するので、本当に短時間でゲームクリアになります。
これは携帯機器である事と、ダラダラ続けるよりもコンボを狙って欲しいという意図があるのでしょうが、「さぁ、これから」というところでいきなり中断させられてしまうので、是非ここはエンドレスモードか、もうちょっと長いモードも用意して欲しいところです。
この「オンラインランキング」と「エンドレスモード」の要望は、iTunes のレビューでも出まくっていますね。
※現在はアップデートで Game Center に対応し、オンラインランキングに対応しています。
しかし解りやすいルールとクールなグラフィック&サウンドの、秀作と言えるアプリです。
価格も 115 円と安く、万人にオススメ出来るゲームです。
タッチパネルも生かされているし、気軽にどこでも楽しめる iPhone / iPod touch にピッタリのアプリですね。
・SPEED CLUSTER(iTunes が起動します)
iPhone / iPod touch のトランプの「大富豪」アプリで代表的なものと言えば・・・
大定番と言える「大富豪しよっ!」と、以前ご紹介した「戦国大富豪」、
そして今回取り上げる「学校で大富豪」だと思います。
この「学校で大富豪」は以前からあったアプリですが、前に大富豪のアプリを取り上げた時には紹介しませんでした。
理由は、あまりにもクオリティーが低くて紹介する気にさえならなかったから。
しかし先日、「大富豪のアプリでオススメなものを教えて」という質問を貰って、改めて試してみたら・・・
アップデートで改善されていて、以前よりかなり良くなっていました。
と言う訳で今回ご紹介しようと思います。
なお、名前に HD と付いていますが、iPhone / iPad 両対応アプリであり、元々は iPhone / iPod touch 用です。
ゲームはトランプの「大富豪」です。
それ以外の何者でもないのですが・・・ 特徴は萌えキャラな女の子が6人いる事と、成績によって「好感度」が上がっていくこと。
ただし好感度は負けると下がることもあり、単純にプレイヤーの順位より下のキャラは好感度が上がり、上のキャラは好感度が下がります。
だからうまく勝てないと好感度が上がるどころか、上下を繰り返したり、下がり続ける事もあります。
コンピューターの AI は結構強めで、何も考えずに出して勝てるような事はありません。
大富豪は出された上位カードの数を把握しておく事や、「あがり」までの道筋を立てることが戦略の基本となりますが、そういったものを知らずにやっている人だと全く勝てない可能性もあるレベルですね。
キャラクターごとに手筋の「性格」があるかどうかは・・・ ちょっと解りませんでした。(たぶんないと思います)
ゲーム展開は「高速モード」を「あり」にしておくと、非常にスムーズにサクサクと進行します。
初期の頃は速度が遅くてテンポが悪かったのですが、現在はこの高速モードのおかげで改善されています。
ルール設定は 2010/9 現在、16 種類の ON/OFF が可能。
ただし解説がないのでどういうルールなのかよく解らないものもあり、この辺りはちょっと難点でしょうか。
女の子の好感度が上がると衣装などが替わるらしいのですが・・・ 好感度は 10 や 20 じゃダメなようで、AI が結構強いこともあって、そこまで上げるのは結構大変そうです。
その分、やり応えはあると言えますが・・・ iTunes のレビューを見ると、「勝てねぇ!」という不満を漏らしている人も多いようですね。
私的には、相応に手強い相手の方が面白いと思うのですが、でも勝ちまくれるのも爽快感に繋がるだろうし、カードゲームが苦手な方もいるだろうし・・・
この辺りのバランスは難しいところです・・・
今年の7月始めに見た時は、ゲームのテンポが悪く、演出もほとんどなく、ルール設定も少なく、キャラはずっと1枚絵のまんまで変化なしという、単に「萌えキャラだけで売ろうとしているダメダメなアプリ」に見えました。
だから取り上げる気さえ起きなかったのですが、アップデートによる改善が続いているようで、現在は十分にトランプアプリとして楽しめるものになっています。
これなら今後にも期待ができそうです。
とは言え、クオリティーの面で言うと「大富豪しよっ!」の方がかなり上であり、こちらもアップデートでますます良くなっているため、決してそれに匹敵できるほどのアプリではありません。
ただ、完全に更新が止まっている「戦国大富豪」には匹敵するクオリティーになっていると思います。
価格が 230 円と安めで、テンポ良く短時間で気楽に遊べるので、今ならトランプアプリが欲しい方には悪くないアプリです。
まあ、通勤通学時や外出中にコレやるのは恥ずかしい気もしますが・・・ ^^;
・学校で大富豪HD(iTunes が起動します)
クライム(Crime)とは「犯罪」の事で、町中を自由に散策し、あらゆる犯罪が出来てしまうという自由度の高い、しかし道徳的には問題のあるゲームの事です。
暴行・窃盗・強盗・殺人などが自由に出来てしまう「GTA(グランド・セフト・オート)」というゲームが特に有名です。
そんなクライムゲームをモバイル用のゲームにしたのがゲームロフトの「ギャングスター」シリーズです。
そのギャングスターの iPhone / iPod touch 第二弾が、今回ご紹介する「ギャングスター:Miami Vindication」です。
舞台はアメリカのリゾート地「マイアミ」。
平気で窃盗や殺人を繰り返せる主人公が、さらわれた弟を助けるため町中でギャングやマフィア、さらには警察と抗争します。
ゲームは基本的には、「ミッション」を繰り返すことで進行します。
ミッションは「指定の場所まで行け」「指定の車を盗め」「警察から逃げろ」「相手車両を尾行しろ」など非常に豊富。
合間にはストーリーシーンも挿入され、ミッションの数も75以上とかなりの数。
1つのミッションを 10 分ぐらいで終わらせても最後まで十数時間以上かかるという、かなり大ボリュームのゲームとなっています。
でもこのゲームの醍醐味は、そんなお決まりのミッションをこなしていく事ではなく、犯罪でもなんでも自由に行えてしまうことでしょう。
その辺の通行人をバットで殴りお金を奪うことも、運転手をぶっ飛ばして車を強奪することも、通行人に車で突っ込んでひき殺すことも、町中で銃を乱射して無差別殺人することも出来てしまいます。
まあそんなことをしていると「指名手配」されて多数の警官に追われ、ボコボコにされてしまいます。
だから実際には「何でもやり放題」という訳ではないのですが、「やろうと思えば出来る」というところがこのゲームの特徴でしょう。
様々な乗り物に乗れるのも大きな特徴で、車やバイクはもちろん、ボートやヘリまで登場。 それらで「レース」を行うシーンもあります。
町はかなり広く、作り込まれていて、昼夜の移り代わりもあります。
色々なところにお金やアイテムが落ちていたりするので、広い町を適当に散策してみるのも悪くありません。
ただ、個人的には・・・ 言われているほど面白いとは思わなかったですね。
確かに「何でも出来る自由度」は良いと思いますし、歩きだけでなく様々な乗り物を操縦して広い町を自由に動けるのも素晴らしい点です。
ただ「ゲーム」として見ると、戦闘シーンや銃撃シーンがそんなに作り込まれている訳ではないし、キャラクターの造形や動きもそれなりで、「何でも出来るけど、1つ1つのレベルは低い」という印象を受けてしまいます。
キャラクターの動きにもゲームロフト特有の質感の無さを感じます。
もちろん「総合的に評価すれば」完成度は高いんですが・・・
また、このゲームは「好き放題やってしまう」のが面白いゲームなのだと思いますが、私は一般人を襲っても別に面白いとは思わないので・・・
iTunes の評価は非常に良いのですが、価格を考えてもこのアプリは「こうしたジャンルが好きな人」しかやっていないと思うので、それで高評価なのかなと思います。
道徳的にもゲーム的にも、あまり一般向けではないと思いますね。
でも iPhone / iPod touch アプリであることを考えると凄いゲームだと思います。
豪邸のプールで泳いだり、階段を上ってモノレール駅に行き線路の上を歩いたり、やろうと思ったら手榴弾でその辺の車を爆破しまくったりも出来る、かなり作り込まれたゲームです。
グラフィックはやや荒い気もしますが、iPhone 3G でも動作可能で、旧機種対応としては最高レベルの 3D グラフィックでしょう。
ただ、かなり大容量のゲームなので、iPhone 3G でプレイする場合は事前に本体を再起動した方がいいでしょう。
価格は 800 円。 それだけのボリュームと内容は十分にあります。
iTunes の評価を見ても解るように、好きな人には総じて高評価のアプリです。
・ギャングスター:Miami Vindication(iTunes が起動します)
・ギャングスター:Miami Vindication HD(iPad 専用です)
このゲームはそれを差し引いても面白く、そしてゲームシステムもユニークです。
巨大なミミズ怪獣を大暴れさせるゲーム「Super Mega Worm」です。
画面はファミコン風の「ドットグラフィック」ですが、それがまた味があってユニーク、残酷な表現も緩和されていますね。
ゲーム展開はアメリカを風刺しているような印象を受けます。
ストーリーは「環境破壊で滅亡の危機に瀕した地球が最後の防衛手段として巨大な死のワームを生み出し、人間に復讐しようとした」というもので、怪獣の名前は「Wojira」と言います。
なにかどこかで聞いたことあるような話と名前です。^^;
プレイヤーはミミズのような怪獣となり、とにかく破壊の限りを尽くします。
怪獣は常に前進し続けていて、画面左下のスライダーバーで「右旋回・左旋回」を行います。
やや操作が難しいのですが、これが1つのゲーム性になっていますね。
ただスライダーバーから指が離れて動かなくなる事も多く、操作性がそれほど良いとは言えないのが難点です。
※現在は十字キーでの操作も可能になり、全体的な操作性も改善されています。
地上に出ると怪獣は飛び上がり、人間や動物などがいるとそれを食べて体力が回復します。
体力はただ進んでいるだけでも減り続けるので、とにかく食べまくって回復し続けなければなりません。
乗り物は食べられませんが、ぶつかることでダメージを与えられ、真下から突き飛ばすと一撃で吹っ飛ばす事が出来ます。
怪獣のアクションは豊富で、地中でAボタンを押しっぱなしにすると加速、加速を付けてジャンプで大ジャンプ、乗り物の上に乗ると踏み台にしてさらにジャンプします。
ジャンプの降下中にAボタンで真下に体当たり攻撃、ジャンプ中にもスライダーで微調整が出来るので、慣れればかなり自在に動かせます。
ステージの進行により「進化」が発生し、巨大化して、口から弾を撃ったり、衝撃波を放ったり出来るようになります。
弾で人間や動物を倒してもなぜか体力は回復します。(ただし食べた方がスコアは高くなり、連続で食べるとコンボボーナスが発生します)
衝撃波には使用回数がありますが、地中にあるクリスタルを食べることで回復します。
指定の数の人間(もしくは乗り物)を倒すとステージクリア。
全 24 ステージで、進化は次以降のプレイに引き継がれます。
ベビーカーを押している女性を食べたり、地面に血が流れたりする表現もあるため、残酷な表現が嫌いな人には勧められませんが・・・
レトロなドットグラフィックとコミカルなキャラクターのおかげで、過剰に残酷という程ではないと思います。
後半ステージになると軍隊が登場し始め、戦闘ヘリや戦車が出現、だんだん戦闘もハデになっていきます。
過去にも「怪獣を暴れさせる」というゲームは多くありました。
しかしこのゲームほど「縦横無尽に暴れまくる」という表現がピッタリのゲームはなかったのではないでしょうか。
それぐらい暴れまくれるゲームで、テンポ良くサクサク進む、破壊による爽快感が感じられる内容です。
怪獣が「止まらずに動き続けている」というのもこのスピード感に繋がっているのではないかと思います。
ゲームの難易度は低く、初プレイでもかなり後半のステージまで誰でも進むことが可能でしょう。
よってクリアまで時間はかからないと思いますが、でも「暴れまくる」のがテーマのゲームですから、難易度はこのぐらいで良いと思いますね。
ユニークな操作性とテンポの良い内容、遊びやすい難易度で、オススメ出来るアプリです。
ただ、子供にはやらせない方が良いとは思いますが。
価格は定価 350 円のようですが、「バグのお詫び」とやらで現在は 115 円セールが続いています。(アップデートでゲームが起動しなくなる問題が起こっていたいたようです)
いずれにせよ、内容を考えると高くはないと思います。
気軽に楽しめ、思わず何度もやりたくなるゲームの1つですね。
・Super Mega Worm(iTunes が起動します)
以前から噂になっていた、iPhone 版「ATOK」・・・
iPhone の日本語変換の欠点を解決してくれるものと期待されていた訳ですが、その ATOK の「アプリ」が遂に登場しました。
「ATOK Pad」です。
基本的にこのブログはゲームの紹介を行っている訳ですが、今回はこの ATOK を使ってみて感じた点をレポートしたいと思います。
今後バージョンアップが行われると思うので、あくまで「今の時点(2010/9/22)」の話だと思って下さい。
ちなみに私は普段からパソコンで ATOK を愛用しています。
残念ながらこの ATOK Pad はいわゆる「メモアプリ」で、iPhone / iPod touch の入力の代わりになるもの(IME)ではありませんでした。
これはもう、Apple がそれに関する情報開示と許可をしてくれるのを待つしかありません。
ただ、単なるメモアプリとしても、かなり高機能であることは確かです。
出来ることは普通の「メモ」なのですが、変換の精度が段違いです。
さすが日本語変換の老舗、予測変換や変換候補のリストが良く、自動単語登録も良い感じで機能しており、本当に「サクサク」と文章が入力出来ます。
私は iPhone / iPod touch のデフォルトの変換ソフトもそんなに悪くないと思っていたのですが、これを使うと iPhone の変換がやはり劣ったものであった事を思い知りますね。
入力スタイルは普通のキーボードとフリック入力の他に、「リボルバータッチ入力」や「ダブルトリガー入力」を利用する事が出来ます。
前述の画像の左側が「リボルバータッチ」で、フリックする方向が上半分のみに集中しています。
これのおかげで、「下側の文字が指で隠れて確認できない」という事が無くなっています。
文字の間隔が詰まっていますが、入力し辛さを感じることはなく、フリック入力としては確かにこちらの方が優れていると思います。
さらにフリック入力ではなく、「あ」を押してあ行を出してから「う」の部分をタップして入力するという「ダブルタッチ入力」にも対応。
これはフリックに慣れていない人には使いやすいですね。
「ダブルトリガー入力」は前述の画像の右側のもので、左手で行を、右手でボタンを選択するもので、両手を使って素早く入力出来るという新しい入力タイプです。 これも使ってみると結構便利。
ただ残念ながら、これらの入力方法は ATOK Pad を使っている時しか利用できないので、こちらに慣れてしまうとそれ以外のアプリを使っている時に困りそう。
そのため結局、普通のフリック入力の方が汎用性がありそうなのが残念です。
これらを使うとますます「あぁ、これが iPhone の標準になれば・・・」と感じずにはいられません。
キーボードの ctrl キーを押すと、様々な機能キーが表示されます。
これは以下の様になっています。
見てのように日本語入力のための機能が一通りそろっています。
これに慣れると、もうメール打ちなどは ATOK でやるのがメインになりそうですね。
入力した文章をメールや SMS、ツイッターなどに送ることも可能。
メールを併用して Evernote に送ることも出来ます。
しかしメールや SMS に関しては、送るのは簡単ですが「送られたメールに対する返信」では使い辛いので、ここが欠点でしょうか。
返信や他のアプリで使いたい場合は「クリップボード」にコピーして、メールや SMS を改めて起動してペーストする(貼り付ける)、という手順が必要になります。
iTunes には、「効果音ありだと、やや処理が重い」という意見がありますが、私的にはそんな感じは受けませんでした。
ただ、iPhone 3G だと本来の入力でさえ重いですから、機種によっては確かに反応が鈍くなることはあるかもしれません。
iPhone 4 だと効果音があっても概ね快適です。
なお、効果音は普通のキータッチ音の他に、ピアノと銃声があります。
銃声はリロードとか薬莢が落ちる音もあって結構笑えます。
そして、制限事項として現在のバージョンは「iPad では利用できません」「Bluetooth Keyboard には対応していません」という2つの欠点があります。
私的にはこの2つが一番期待するところなので、これが両方ダメって時点で使えない訳ですが・・・
Bluetooth キーボードに関しては、実は使おうと思えば使えます。
以下は実際にやってみたシーン。 普通にタイピング可能です。
ちゃんと ATOK Pad の機能を使った入力が出来るので、変換についてはバッチリですし、何より「SHIFT + カーソルキー」で変換する文節の区切りを簡単に変更できます。
iPhone や iPad の変換は、変換時の文節の区切りを変更したい時は画面を直接触って指定する必要があったので、キーボード使用時にはそれが非常に不便でした。
さらに最初の変換候補の中に変換したい文字がなく、変換候補の一覧を表示した場合、そこからの指定も画面を直接タップして行わなければなりませんでした。
しかし ATOK Pad + Bluetooth キーボードならパソコンと同じ操作でそれらが実行可能なので、(それが本来当たり前なんだけど)その点はかなり使いやすいです。
ただ、現在は色々とおかしい部分も多く、変換候補はスペースキーで進められるけど、戻ることが出来ません。
英数キーも正常に作動しないので、アルファベットを入力したい時に困ります。
さらに変換がおかしくなる場合が多く、例えば以下の様な症状が出ます。
どうやら外部キーボードを使うと iPhone / iPad 本来の変換機能が干渉してきて、ATOK が正常に変換できなくなる事があるようです。
他にもちょこちょこ挙動がおかしかったりするので、まだ色々な問題がうまく解決できていないんでしょうね・・・
確かにこの状態で「Bluetooth キーボード対応です」なんて言ったら確実に iTunes レビューで叩かれるでしょうから、非対応とするのも仕方がない気がします。
ただ、すでに SHIFT + カーソルキーで文節を変えられるのを見ても解るように、外部キーボードにも対応しようとしているのは伺えます。
現時点でも結構使えるので、さらに開発が進むことを期待したいですね。
そして iPad にも対応してくれたら、私的には「メモアプリ」として文句はありません。
と言う訳で、現時点ではまだ改良の余地がありますが、現段階で公開したのは「ユーザーからの意見を取り入れたい」という考えもあっての事だと思いますので、今後のアップデートに期待したいところです。
iPad 版については iPad 用の iOS4 公開を待っているのかもしれません。
将来性を感じられるアプリなので、今後の発展に期待したいですね。
・ATOK Pad(iTunes が起動します)
- 今日:
- 昨日:
- 累計:
カムライターオ
[email protected] へ
ブログ方針は こちら を。
/g,'')%>