FC2 Analyzer

記事一覧

停戦を強いられる形のウクライナ・ゼレンスキー大統領

 トランプ氏が実際に何を考えているのかはわかりません。
 これまで言われていることを列挙すると、
  ロシア、ウクライナ双方に停戦を要求。
  ロシア占領地の事実上の割譲
   但し、ウクライナには欧州の軍隊が駐留、NATO加盟は認めない
というところでしょうか。

 ゼレンスキー大統領も停戦に向けた方向に舵を切っているように見えます。トランプ氏の大統領当選はかなりのインパクトのように見えます。

「トランプ氏、ロシア・ウクライナ首脳と会談の意向表明 紛争終結へ」(Newsweek2024年12月17日)

「ゼレンスキー氏は戦争終結に向け取引準備すべきだ-トランプ氏」(Bloomberg2024年12月17日)

「ゼレンスキー大統領、クリミアなど「取り戻す力は我々にない」仏メディアのインタビューに」(日テレ2024年12月6日)

 とはいえ、これで停戦は実現するのでしょうか。
 欧州の軍隊が駐留すればいいというのは、要は米軍は関わらないということの宣言ですから、米国が関与しないだけでウクライナに欧州の軍隊が駐留することで平和が維持されるのか、そもそも停戦が実現するのかという問題です。

241016(大通)02
2024年10月16日撮影

 欧州諸国では極右勢力が躍進しています。
 マスコミは極右、親ロ派とレッテルを貼っています。
 「民意」だとか「民主主義」だとか言っていますが、そこでの価値基準は親米かどうかだけです。
 ルーマニアに選挙結果が無効とされました。ロシアの関与だとか言いながら、現実に投票したのはルーマニアの有権者です。
 投票箱や投票用紙がすり替えられたというのとは違います。なのにその結果が否定されてしまうのが不思議ですが、その価値基準が親米かどうかだけであれば合点がいきます。
 国民生活を蔑ろにしてウクライナへの軍事支援だなどと言ってみても説得力はありません。誰のための戦争なのかが問われているからです。

 トランプ氏の停戦論は、その真意は米国第一主義でしかありません。



ブログランキングに登録しています。
クリックをお願いいたします。
にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ
関連記事

コメント

もう何度も言っていることですが

皆さんが侵略だの武力による現状の変更と仰っているロシアのウクライナにおける特別軍事作戦ですが、その責任がウクライナやNATO、アメリカにあるという前提、認識でないと本当の意味での停戦とは言えませんね。

アメリカを中心とした帝国主義による世界支配こそが悪なのです。

大事なのはウクライナがロシアの影響圏に戻ることです。

No title

>>>ルーマニアに選挙結果が無効とされました。ロシアの関与だとか言いながら、現実に投票したのはルーマニアの有権者です。投票箱や投票用紙がすり替えられたというのとは違います。なのにその結果が否定されてしまうのが不思議ですが、その価値基準が親米かどうかだけであれば合点がいきます。

↑著しく違法レベルでの選挙活動があったことをどうして無視するのかね、それを親米と結びつけるのは無理筋で、まるで赤いさんの書いているレベルとあまり変わらない。

No title

著しい違法とだけ言われてもね
体制側であれば無効とは宣言されない。

日本だとこれを「無効」とする制度はありませんね

No title

確か、ルーマニア以外にもフランスや韓国なども、「外国勢力の介入による選挙」や「snsでの選挙活動(透明性・公平性に関して)」には特に厳しく規制を設けてますよね。

日本も2013年に公職選挙法が改正され、従来は禁止されていたインターネットを用いた選挙運動が合法化されましたが、「透明性・公平性」の部分が諸外国より随分甘いとされている。外国勢力の介入に関しても似た緩さがあるでしょう。

要は、日本なら無効にはならないだろうけど、ルーマニアでは駄目だという事です。
各国事情が違いますので、日本を引き合いに出しても意味ないように思います。

No title

そなると、政権側の恣意的な判断を許すことになります。
最高裁の判断を介在させる、と言っても政権よりの判断をしがちです。
米国もしかり、判事を送り込むという仕組みである以上、そうなります。

 この問題は兵庫県知事選挙も同様の問題がありますが、選挙自体を無効とは考えませんよね

No title

ルーマニアの選挙無効については、もう少し調べてみてから投稿しては如何でしょうか?

No title

>>>そなると、政権側の恣意的な判断を許すことになります。最高裁の判断を介在させる、と言っても政権よりの判断をしがちです。米国もしかり、判事を送り込むという仕組みである以上、そうなります。

↑ある程度そういう事はあるでしょうね。しかし、各国事情がありますから日本のようにはいかんでょうな。

ルーマニアで言えば、ウクライナと地続きでロシア寄りの位置にあります。ロシアから見ればウクライナ・モルトバ(中立国)・ルーマニアという位置関係ですね。ウクライナ・モルトバはNATOのPfPプログラムには加盟しているがNATO自体には加盟していない。反面、ルーマニアはNATOに加盟しているのが現状です(バルト3国と地域は違うが大陸中央で最もロシアに近いNATO加盟国がルーマニアです)。

まぁ管理人さんはロシアの事をどう思っているか分からないけども、ルーマニアの選挙なんかバンバン情報操作や横やり入れてきていると普通に推測されますよ。環境が違い過ぎて、正直、「日本では~」とかいう比較は検討に値しないと思いますけど。

何回も言ってますけど、各国事情がそれぞれなんで、恣意的であろうが何だろうが各国の判断に任すしかないでしょうね。ロシアの近隣国なんかクリーンな事だけではやっていけない現実もあるのと違いますか。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

猪野 亨(いのとおる)

Author:猪野 亨(いのとおる)
1968年生まれ
1998年弁護士登録(札幌弁護士会所属)
お問い合わせ、ご相談の申し込みは電話、メールでお気軽にどうぞ。
対応エリアは道内(道外も事案により対応可)。土曜、夜間相談は要予約。
※携帯からメールを送信する場合、パソコンからのメールが受信できる設定にしてください。

いの法律事務所
札幌市中央区南1条西9丁目5-1
札幌19Lビル6階
電話 011-272-9555
メール ino@h8.dion.ne.jp ボタン小

メールフォーム

当事務所への問い合せにご利用ください。

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク

'+p[0]+'
'; for (k=1;k'+A[q].innerHTML+'
'; A[q].title=""; } I+=''; } } l=-1; var C=new Array(); for (i=0;i=0){ I+='

'+OTHER+'
'; for (i=0;i<=l;i++){ k=C[i]; if (i'+A[k].innerHTML+'
'; } I+='' } document.getElementById('LK').innerHTML=I; } -->

コメントについて

コメントは承認制です。
記事に対する意見や質問、批判は歓迎しますので、ぜひお寄せください。
ただし、誹謗中傷、公序良俗に反するもの、主題と明らかに無関係なものについては承認しません。
投稿する際は、固定のハンドルネームをご使用願います。ハンドルネームを敢えて記載しないもの、敢えて他と区別できないハンドルネームは承認しません。
なお、非公開で寄せられたコメントでも、誹謗中傷のコメントは公開することがあります。

最新のコメント

<>+-

検索フォーム

ブログ内の記事を検索できます。

過去の記事

カウンター

FC2無料カウンターFC2無料カウンターFC2無料カウンターFC2無料カウンターFC2無料カウンターFC2無料カウンターFC2無料カウンターFC2無料カウンターFC2無料カウンター