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立花あゆみ

Author:立花あゆみ
いらっしゃいませ☆

ここは働きたくないと日々
ぼやいている駄目社会人が、
だらだらと日常を綴ったり
たまに小説を書いてみたりと
細々続いているブログですw

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sen
2014.05.05(Mon) 12:25
屋根よ~りた~か~い鯉の~ぼ~り~♪

「何いきなり歌い出してんの、あんた。」
「いや、だって鯉のぼりが見えたからさ~」

普通鯉のぼりが見えたからってだけで
街中でいきなり歌わないでしょ。

脳内でツッコミを入れた怜生は
何も言わずに少しだけ花子から距離を取った。

 
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2014.04.13(Sun) 22:31
「おぉ~。今年も綺麗に咲いたわねぇ。」
「満開の桜を見ると、春だなって実感するわね。」

白に近い淡いピンクが頭上を覆う様を見ながら
毎年繰り返される春の風物詩に笑みを零す。

「ね、怜生。」
「なに?」
「・・・今年もよろしくね。」
「こちらこそ。」

いつの間にか慣例化していた、2人だけの秘密の儀式。

春の陽気を含んだ風が木々の間を吹き抜けて
ピンクの花弁を空へと巻き上げた。


 
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2014.04.05(Sat) 21:02
「やっほう怜生!私赤ちゃん出来ちゃった☆」

朝一番。きらっ☆とポーズを決めて告げた花子に
怜生は絶対零度の視線を友人へと注いだ。

「妄想乙。」
「ちょ、少しくらい反応してよ!寂しいじゃん!」
「明らかに嘘って分かる嘘にどう反応を返せと?」
「冷たっ…!折角のエイプリルフールなのにぃ。」

いじける花子に怜生はふと思い出したように言葉を紡ぐ。

「あ、そうそう。私転校することになったから。」
「へ?」

いきなりの話題に驚いて目を見開いた花子に、
怜生は涼しい顔で言葉と繋げる。

「フランスにね、留学することになったの。
 多分日本に帰って来れるのは年に一度くらいだと思う。」

そんないきなりの告白に、花子は頭が真っ白になる。
今までずっと一緒に居たはずの親友が、手の届く場所からいなくなる。

毎日顔を合わせるなんてもっての外。
電話ですら簡単には掛けられない、遠い遠い海の向こう側に。

「う、嘘だ!」
「ええ、嘘よ。」
「…は?」

なんの動揺もなく返された言葉に、花子はまたもや固まった。
あまりにも簡単に嘘を信じ込んでしまった親友に、怜生は小さくため息をつく。

「エイプリルフールだって言い出したのはあんたでしょ。
 てか、騙されやすすぎて心配になって来たわ。」

まぁ、そんなあんただから一緒に居るんだけどね。

目の前でぎゃーぎゃー騒ぎ立てる花子を眺めながら、
怜生は頭の中だけで小さく呟いた。

 
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2014.04.05(Sat) 20:43
「もうすぐ2年か~。怜生も丹生ちゃんも文系でしょ?
 今年も同じクラスでわいわい出来たらいいな~。」

クラス発表を間近に控えた春休み。

遊びに来た怜生の家で漫画を手に伸びをしながら呟くと、
ベットに寝そべり別の漫画を読んでた怜生が冷めた眼差しを向けてきた。

え、何?と慌てる花子に、怜生は非情な一言を告げる。

「あんたは文系普通クラスでしょ。
 私とお嬢様は文系特進クラスだから同じになる訳がないわ。」
「え、マジで?!」

ってことは2年から私クラスでぼっち?!何それ聞いてない!

「本気で気付いてなかったのね…。
 まぁ、あんたならすぐに溶け込めるわよ。意外と社交性高いしね。」

珍しく慰めの言葉を掛けてくれる怜生にどんよりしつつも頷いて
これからやって来る高校生活に、小さく息を吐き出した。
 
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2014.04.05(Sat) 20:33
「うぅ~、どうしよ~。」
「まだ決めてなかったの?あんた。」
「だって~。」

文理選択。それは高1から高2へ進級する上で
最も重要と言える、その先の人生にも大きく関わる決断だ。

そう簡単にぽんと決めることなんて出来ない。

「ふうん?あんたは文系一択だと思ってたんだけど。」
「え、なんで?」

意外ね。そう言って肩肘をつく怜生に花子は目を瞬かせた。
すると怜生は何一つ表情を変えず、きょとん顔の友人を見据えた。

「そりゃ、あんたが暗記科目が得意で理系科目が苦手だからよ。
 将来の夢や目標も特にないし。英語は文理関係なくついてくるからね。」

…確かに私は将来的に何をしたいか全然決まってない上に
大嫌いと胸を張って言える英語の次に数学や理科も苦手だ。

英語と言えば文系だけど、理系に進んでも英語科目は多いし
英語から逃れることなんて出来はしない。

けど。

「怜生…君って意外と私のこと見てるのね。」

なんだか照れてきて「えへへ」と笑う花子に
怜生は一瞥して「別に」と顔を背ける。

わずかに色づいたその頬を見て、花子は更に笑みを強めた。

 
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