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2015.10.28

またか!「舟券売り場」設置の動き

3年前「住民は設置認めず!」
  市議会も設置反対で陳情採択
 

 場外舟券売り場の設置が帯屋町・柳町エリア(旧リブロード北)にまたもや再浮上。2012年の時は旧ワシントンホテルの北側の東角(現在カラオケ)に入交キャピタルによる舟券売り場を建設する問題がありました。しかし、設置反対の署名運動や市議会への陳情が出され、結果、議会も「設置反対」を採択。(当時自民党議員も反対)舟券売り場建設は事実上「白紙」となっていました。

 柳町55番街の皆さんが署名運動へ 

 新図書館や歴史館などの整備が進む中心エリアは街づくりの点でも大変注目されている場所です。それにも関わらず、前回問題になった場所から約200メートル先の空きテナントに舟券売り場が再び出てきたことに住民から憤りの声が上がっています。3年前と同じく市長宛に署名運動も始まりました。

 町の皆さんの声「城下町という歴史文化を活かしてきた町を壊すもの、ありえない」「前回の結果からも住民をバカにしている」「個人の利益でなくまづくりを真剣に考えて」「高知を代表する中心商店街のイメージダウン」など。また、賛成派の方も「場外販売所が増える事は望ましいことですが、まずは地元住民の意見を聞く事は必要でしょ」など寄せられています。賛否があっても基本は「住民の合意」です。説明会でも設置反対の意見は多数、説明不十分との声も広く聞かれる状況です。

住民合意はないのが現状、市長や議会議員の態度は? 

 舟券売り場の設置については条件が3つあります。①地域住民の合意 ②市長の合意 ③議会の反対決議がないことです。前回、市議会は陳情を受け設置反対を認める態度を示しましたが、今回はどうなるのか、市長・議会も問われています。

政府の見解も「住民合意が優先」

  平成20年3月日本共産党が政府に見解を求めています。「議会が反対決議をしていないことを地元との調整がとれているとの要件としないとすることにより、住民合意のない場外販売場の設置を促進するとの誤解を受けることがないよう、当該要件についてはご指摘の点も踏まえ検討する」と。
 つまり、議会が設置反対の態度を示さない場合(陳情が出ない場合)であっても、だからと言って住民合意があるとは言えない。と、政府も住民合意の重要性を述べています。今回の説明会参加者の多くは設置を認めていませんし、議論も尽くされていないというのが、柳町界隈の評価です。

 3年前、議会が「設置反対」を示した時も、市長は賛否を明確にしませんでした。 なぜなのか。今回こそは見解を示すべきです。 
 このエリアは県と市が一緒に進めている地域活性化事業の「東西軸エリア」にあたります。 
すでに、若者や子育て世帯にも親しまれるまちづくりという点で、中央公園には子どもの遊具が整備されました。 この様に目的を持って地域住民、関係者とも共に協力し進めているまちづくりを無視するかのような、「舟券売り場」の整備案。 市長の判断が改めて問われている事態です。 

 前回、建設反対の陳情は20対12の大差で採択されています。 地元住民が訴える「建設反対」の陳情に賛成した会派は新こうち未来7人、市民クラブ6人、日本共産党6人、みどりの会1人です。 新風クラブ・公明党は陳情に反対しました。
 
 

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2015.10.20

道がないのに「道の駅」また大型開発事業か!

あくまでも都市計画では「検討」事項 

100億円規模といわれている大型の開発事業が急浮上。長浜・浦戸漁港近くの高台を開発し「道の駅」を整備する動きのようです。

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 市の総合計画(20年間)に基づく都市計画マスタープラン(26年~32年)には、長浜地区のまちづくり構想について書かれてありますが、開発の調査区域となっている漁港ゾーンの土地利用は「生活道路の整備を進めながら、漁港の風情ある景観の保全と地域資源を活かしたまちづくりに取組みます」と。
 また、隣の沿岸部の海岸景観ゾーンは「・・史跡、文化財などがあり、これらの観光資源を保全・活用し地域の活性化や雇用の促進を図るとともに高台を利用した土地利用を検討します。・・」とあります。
 今回の開発はこの「高台利用」にあたると思われますが、市民や近隣住民の多くが知らないままに、大型開発事業が進められているのは大きな問題です。


「市民不在」の計画推進

 都市計画に明確に実施すると位置づけられている事業でさえ「市民合意は不可欠」とされています。
どんな事業計画も市民のニーズに応えるというのが基本であり、市民の多くが望んでいなければ、実施はできないものです。当然、計画、構想の策定段階から市民に広く知らせ、市民参加型のまちづくりにすることが大事です。特に高知市は、都市計画については効率的なまちづくりを掲げており「・・施設整備の必要性や緊急性、事業化への熟度、費用対効果等から優先順位を検討して整備を進める」と示しています。
 実態はどうか、必要・緊急性はあるのか、費用対効果はどうなのか、不透明なまま進んでいます。

 市民生活は大変な状況です。 財政再建を果たした今、暮らし最優先の市政運営こそ求められています。
 大型開発や箱物行政より、子育て支援や仕事つくり、介護、国保、教育、と安心と安全な生活に不可欠な分野への予算配分へ転換が必要です。 そして、市職員の条例定数そのものを見直し、責任が果たせる職場づくりも大事です。 11月の市長選挙で大きな世論をつくり、市民のための市政にかえていきましょう!

 日本共産党は森あつこさんを市長候補に推薦し、選挙もがんばる決意です。 

 

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2015.10.19

愛ちゃんアメリカを行く シリーズ①

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『愛ちゃんがアメリカに行く』   

 (大丈夫か?と言われながら・・)
皆さんのご理解のもと、姉妹都市交流の訪問団として、カリフォルニア州フレスノ市へ。 
無事に入国、TPPや沖縄米軍基地、安保問題など、日本の政治と密接な関係にある、アメリカ社会を肌身で知ることができました。
ベストセラー堤未果さんの告発本「ルポ・貧困大陸アメリカ」 「(株)貧困大陸アメリカ」を読んだひとりですが、この本の価値の高さを改めて感じる機会になりました。
今の日本のアベ政治が目指すものとは、まさにアメリカ政治そのもの。「アメリカ追随」この言葉が日本にはピッタリだと痛感。
 私の中に少なからずあった、資本主義経済に対する幻想はきれいに消えました。
「貧困と格差」の根元を見たと思います。空港のあるロサンゼルスは大都会。ライトアップされ輝くロサンゼルス市の庁舎、その下では若者もお年寄りもホームレスになっている。貧困も格差も日本の比ではない。
 ついに行政そのものが民間委託されていた、経済だけではなく政治の物差しまでもが「お金」なのだ。 つづく

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2015.10.05

南国市議選挙

南国市選挙の応援へ 

 今回の市議選挙は「戦争法」の強行採決後、最初の地方選挙となり、注目されています。

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 戦争する国づくりを許さない市議会にするために! 貴重な一票は日本共産党の候補へ
 子育てや介護でも暮らしの目線で、充実させてきた南国市議団!
 福田さわこ候補の応援にみんなで行ってきましたが、数少ない女性候補のひとり。
 本当に「市民に寄り添う市議」という言葉がピッタシの候補。
 ひとの痛みがわかる人!きちんと話を聞ける人! この様な方こそ議会に必要です!
 偶然にも同級生のお母さん、みんなで応援しています。

 選挙に「大丈夫」はありません。最期まで気を抜かずみんなでがんばりましょう! 

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