やっと脚本完成!
頭を久々の脚本家モードに切り替えての執筆ではあったが、やはり、愚連隊ワールド全開な世界観だけにかなり楽しんで書けた。
しかし、久々の長編脚本ということもあり、ペース配分(執筆時間の配分)を誤った。
アイデア出し、構成にたっぷり時間をかけていたため、執筆ではそんな時間もかからなく悩むこともなく、スラスラと書けると思った。頭の中でほぼ完成していたからだ。
終わってみれば、それは間違いではなかった。実質、ペラ(二百字)200枚強を三日ぐらいで書き出した。
だが、出だし、かなりスラスラ書けた為、もっと早く書けるんじゃとないかと高をくくってしまった。
甘くみた。脚本はそんなに甘くない。
やはり、中盤ペースが遅くなってしまった。終わりがまだまだ先なので一瞬、途方にくれた。長編をよく書いている頃は中盤あたりできつくなることは当たり前のことだったが、久々、だったので、かなり、追い詰められた気分に陥った。
中盤あたりになってくると前半部分を直しながらの執筆なので、ペースが落ちることを忘れていた。
何時間書いてもあまり進んでいないと「いつラストにたどり着くんだよ~」と言う気分になってくるのだ。
そのため、連続徹夜となった。日雇い行って執筆して日雇い行って執筆しての日々。仮眠は多少したけどね。というか、寝ながら書いたところが多少あり(爆)。もちろん、あとで直し入れたけど。
でも、なんだかんだと「完」までたどり着いた。
ラスト近くはかなり勢いよく書けた。
まだまだ直しは必要だけど(直し作業はクランクインまで、いや、直せる部分は上映公開までチョコチョコ直していく)、とりあえず「完」まで行って形にすることが出来たので、ホッ。
近年5、6年近くに渡り、脚本修行、プロット修行を行ってきたわけだが、その成果は出ているのか否か。
執筆ペース配分については、失敗と言うか、色々と忘れていて思い出されたことも多かったが、中身に関してはいかに?
昨夜のスタッフ打ち合わせで、まだ脚本を読んでいないスタッフに早速読んだキャメラマンが「いやあ、なかなか面白いんだ、これが」と言っていたので、とりあえず徹夜も報われた。
さて、脚本はとりあえず完成したわけだが、これからが色々と大変だ。
現実と脚本を擂り合わせていかねばならない作業が時間もない中、たっぷりあるからね。
今度は、脚本家ではなく、監督とスタッフたちの力量が問われる。
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