illustrator(イラストレーター)でめくれたシールを作成する方法
シールがぺらっとめくれた感じをイラストレーターで作成する方法です。作業量は少し多いですが、手間を惜しまなければ、いい感じに仕上げることができます。illustratorCS5で作成した場合です。
New words memo:ステッチャー…針金綴じ。中綴じ製本の際のあのホッチキスみたいな針金。
- 下準備
- 「楕円形ツール」より正円を描きます。塗りの色は任意です。
次に「長方形ツール」より長方形を描き、45度回転させ上記のように正円に重ねます。
2つのオブジェクトを選択した状態で、上のメニューの「ウィンドウ」「パスファインダ」(Shift+Ctrl+F9)パレットを呼び出し、「分割」をクリックします。(見た目は何も変わりませんが、オブジェクトが分割され、グル―プ化されている状態です)。
上のメニューの「オブジェクト」「グループ解除」(Shift+Ctrl+G)よりグループの解除を行い、正円からはみ出ている部分を削除します。
めくれ部分にあたるオブジェクトを180度回転させます。上記のようになっていればOKです。 - 影を付けていく処理
- レイヤーパレットから上記のように、めくれ部分のオブジェクトを1回複製し、シール部分のオブジェクトを2回複製します。めくれ部分の上のオブジェクトと、シール部分の一番下のオブジェクトを一旦非表示(オブジェクトを選択してCtrl+3)にしておきます。
めくれ部分の下のオブジェクトの塗を黒に変更します。次に上のメニューの「効果」「パス」「パスのオフセット」より上記の値にしてOKをクリックします。(値は任意です。手順1の正円の大きさによって値は変動しますので、おおよそ上記のようになっていればOKです。)
次にシール部分の一番上のオブジェクトの塗を白に変更します。次に上のメニューの「効果」「パス」「パスのオフセット」より上記の値(任意)にしてOKをクリックします。続いて上のメニューの「オブジェクト」「アピアランスの分割」を行っておきます。
シール部分の一番上のオブジェクトと、真ん中のオブジェクトを選択し、上のメニューの「ウィンドウ」「パスファインダ」(Shift+Ctrl+F9)より「前面オブジェクトで型抜」きを選択します。
さらに「効果」「ぼかし」「ぼかし(ガウス)」より値を入力してOKをクリックします。(値は任意です。)
そして、不透明度を40%に設定します。
非表示にしていた部分を表示させるといい感じに影がつている状態になっているはずです。 - 仕上げ
- めくれ部分にグラデーションを掛けてよりそれっぽく加工していきます。上のメニューの「ウィンドウ」「グラデーション」(Ctrl+F9)でグラデーションパレット表示させて、上記のように設定してみます。
上のメニューより「ウィンドウ」「効果」「スタイライズ」「ドロップシャドウ」を選択し、影を付ければ完成です。
illustrator(イラストレーター)でめくれたシールを作成する方法