Illustrator（イラストレーター）でアンカーポイントを等間隔に追加する方法
今回ご紹介するのはイラストレーターの小技です。「フィルタ」機能を使えば、いとも簡単に、図形や直線などオブジェクトに対してアンカーポイントを等間隔に追加することができます。
イラストレーターには「フィルタ」と「効果」で同じような機能がありますが、その違いについても続きにメモっています。
- 「オブジェクト」からアンカーポイントの追加
メニューの「オブジェクト」から「パス」「アンカーポイントの追加」でも普通にアンカーポイントは追加する事が出来ます。
しかし、この場合、さらにアンカーポイントを追加したい場合、同じ作業を繰り返し、繰り返し、行わなければなりません。これの解消法として、「フィルタ」からアンカーポイントを追加する方法があり、増やしたいアンカーポイントの個数を指定することで作業階数は一度で済みます。- 「フィルタ」からアンカーポイントの追加１
例えば、直線に5点のアンカーポイントを追加した場合は、「フィルタ」より「パスの変形」「ジグザグ」を選択します。
数値は、大きさは0mm、折り返しは5（追加したいアンカーポイントの個数を入力）、ポイントは「滑らかに」でも、「直線的に」でもどちらでも良いですが、両者の違いは以下の通りです。
- 「フィルタ」からアンカーポイントの追加２
先ほどは「ジグザグ」ツールで追加しましたが、矩形ツールから角丸長方形ツールで、「ジグザグ」で同様の手順で行いますと、短手方向がどうしても詰まってしまいます。そこで、「ジグザグ」ツールの下にある「ラフ」ツールで作業すれば、詰まりは解消されます。（但しその場合アンカーポイントの指定個数は設定できません）- アンカーポイント追加の目的
そもそもアンカーポイントを追加することで何か意味があるのかと言われれば、微妙なとのころですが、大きな目的は図形なり線が変形可能ということだと思います。また、上記のように等間隔で線を引いたりする時も使えるのではないかと思っています。
選択ルール（黒矢印）から、オブジェクトを選択し、ジグザグツールよりアンカーポイントを5点追加し、ペンツールで線と線を繋いでいきます。
しかし、そのままペンツールでアンカーポイントをクリックすると、アンカーポイントが消えて（ペンツールに－が付いている状態）しまいます。ですので、Shittを押しながらペンツールでクリック（ペンツールに×が付いている状態）します。さらに、Shiftを押した状態でCtrlキーを押すと、一つ前のツールの状態（選択ツール（黒矢印））に戻りますので、再度オブジェクトをクリックします。Ctrlキーを離し、ペンツールの状態に戻ったら、向かいのアンカーポイントをクリックします。（この時もShiftは押したままです。）- 注意
- ２・３の作業は、「フィルタ」において可能です。同じような項目が「効果」にもありますが、「フィルタ」の「ジグザグ」「ラフ」で行わないとできません。
「フィルタ」と「効果」この二つの違いは、元のオブジェクトに対して変形が加えられているかどうかです。「フィルタ」はもとのオブジェクトが変形します。一方「効果」は元のオブジェクトは変形されていません。なので、アピアランスで効果を様々変更が可能です。
アンカーポイントの追加
