Illustrator(イラストレーター)で表組を作成する際の(Excel)エクセルの活用法
Excelからillustratorへ単純にデータをコピーしても、どうも互換性が悪く、グループ化やクリッピングマスクがかかっているなど使い勝手が悪いということはありませんか?イラレの機能を駆使して、エクセルデータをコピーすることで、少し使い勝手の良い表組を作成することが出来ます。
Illustrator CS5(win)で作成した場合です。
- エクセル画面
- 例えば、エクセルで上記のような表があったとします。これをイラレに持っていきたい時、体裁を気にしなければ、そのまま表全体を選択して、コピペしても全く問題ありません。ただ、このような表をイラレで体裁良く作成したい時に、以下の方法が便利かと思います。
- 表の枠組みを作成
- まずはイラレで表組を作成します。
表組の作成方法は以前ご紹介しましたので、こちらのサイトから手順を確認してみて下さい。http://forty-n-five.boy.jp/blog/2009/06/illustrator_3.php
5行9列の表を作成します。 - エリア内文字ツールで文字の枠組みを作成
- エリア内文字ツールとは、文字ツールを長押しすると出てくるTに□の囲いが付いているアイコンです。エリア内文字ツールを選択し、表組の文字を入れたい部分にドラッグして文字の枠組みを作っていきます。(この時、手順2で作成した表にはロック(Ctrl+2)をかけておきます。)表の全てに同じ作業を行います。(1つ文字の枠組みを作ってしまえば、あとは、それをAlt+Shiftを押しながら、上下左右に移動・コピーをしていけば作業が楽です。)
- スレッドテキストオプションの設定
- 手順3で作成した文字の枠組み全てを選択し、上のメニューの「書式」「スレッドテキストオプション」「作成」をクリックします。すると、エリア内文字ツールが全て関連付けられます。
- エクセルから文字をコピー
- エクセル画面から1列ごとにコピーし、イラレの画面から、文字ツールを選択し、先頭の、エリア内文字ツール部分に貼り付けを行います。この作業を列ごとに繰り返し行えば、完成です。(2列目以降のコピーは、前の列目の最後のテキストのお尻から貼り付けを行います。)
(列ごとに行うのが面倒くさい場合は、エクセルの表を1列に加工すれば、1度に全ての文字を配置することも可能です。エクセルで、複数列を1列にまとめる方法もありそうですので、あればまたご紹介したいと思います。)
- 文字の微調整
- 文字の位置や大きさなど部分的に微調整を行いたい場合は、「書式」「スレッドテキストオプション」「スレッドのリンクを解除」をすれば個別に編集することが可能です。また、「書式」「スレッドテキストオプション」「エリア内文字オプション」でも、位置やサイズなど微調整することが可能です。
使えるかどうかは時と場合によると思いますが、1行ずつ文字を入力するよりは早いと思います。
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