« 2009年12月 | トップページ | 2010年2月 »

2010/01/15

Idea Pad U1 - Hybrid Notebook - に驚いた

Netbook 、低価格ノート PC はスペックが低すぎてわたしの要求性能を満たさない上に面白味もないためスルーしていたのだが、週間 PC ホットラインを読んで Idea Pad U1 には驚いた。ノート PC で驚いたのは、某社がノート PC の冷却システムに水冷を採用して以来数年ぶりのことだ。

Idea Pad U1 は Lenovo 社内にも驚きと興奮をもたらしたらしい。Lenovo 公式 Blog Inside the Box の著者 Matt Kohut 氏はブログエントリで以下のように書いている。

I was wowed when I played with a prototype of this device. It is about the slickest piece of hardware I have seen in a very long time. It is one of those truly innovative products that I want to show off to everyone and makes me proud to be associated with Lenovo.
( プロトタイプを手にしたとき、ぶったまげた。これほど精巧なハードウェアを目にするのは、実に久しいことだ。これは本当に革新的な製品で、早くみんなに見せたいと思う。そして Lenovo で働いていることを誇りに思う。)

* snip *

What makes this machine special is the extra latch located along the top of the display. Once you slide that switch, the display separates from the base and that is when the magic happens.
Now you’ve got a highly portable multi-touch slate tablet PC in your hand.
( このマシンが「革新的」であるポイントは、ディスプレイ上部にあるラッチだ。このラッチをスライドさせるとディスプレイを取り外すことができる。そして驚くべきことに、あなたの手の中に携帯性に優れたマルチタッチ対応タブレット PC があるのだ。)

That YouTube video you were watching – it keeps playing without a glitch. That marathon web browsing session with 35 open tabs – it’s still there. Your Facebook chat session continues unabated.
( ディスプレイを取り外したとしても、何かおかしくなることはない。YouTube の動画もそのまま再生されるし、ウェブブラウジングのセッションも有効なままだ。Facebook のチャットだってそのままだ。)

わたしが驚いたのは、ディスプレイを分離してもチャットや動画配信といったストリーミングセッションがそのまま維持されるということだ。そして、週間 PC ホットラインによれば、分離したキーボード側に外部ディスプレイを接続すればそのまま Windows7 マシンとして利用できるという。

ディスプレイ部分とキーボード部分を取り外し可能にして、取り外したディスプレイ側をポータブルデバイスとして利用するというモノは今までもあった。また、Android や Windows Mobile だってこのような使い方は可能だろう。

また、週間 PC ホットラインで言及されているように端末と本体に別々のプロセッサを搭載したハードは前例があるが、「言われてみればそういうのもあったよね」というもはや記憶の彼方にあるレベルだ。Microsoft の Mira について、さてどんなものだっけと調べてはみたものの、本体と切り離した端末が常に通信できる必要があり、どう考えてもこれが便利だとは思えない。 Mira のような制限がなくとも、端末を切り離して使うときは端末側の、本体にドッキングさせて使うときは本体側の OS を別々に起動しなければならないといった制限があったように思う。

Idea Pad U1 がすごいと思った点は、OS を切り替える手間をユーザに意識させないことと、Netbook として求められるであろうタスク ( ウェブブラウジング、インスタントメッセージングなど ) がシームレスに引き継がれることだ。そして、切り離した状態でもディスプレイ側とキーボード側を別々に使用できるところだ。

切り離した状態で、それぞれで別のタスクを起動してからドッキングさせたらどうなるのか、ストレージに障害が発生した場合にリカバリはどのように行うのかといった疑問点はあるが登場が今から楽しみだ (*)。

(*) 実際に購入するかどうかは、障害復旧のしやすさと筆者の懐かげんに依存。Thinkpad X100e のように HDD 1つ交換するために本体裏側のパネルを全部、あるいは大部分はずさなければならないようなものはご勘弁願いたい。私見だが、X100e は Thinkpad ではないと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010/01/13

[ 自作 ] NVIDIA の Fermi 搭載ボードは 2月第三週に生産開始らしい

via VR-ZONE

NVIDIA の Fermi 搭載ボードは 2 月第三週に量産開始らしい。3月半ばくらいに店頭に並び始めると考えられる。

ただ、HPC 向けの Tesla なのか、デスクトップ向けの G100 なのかは現時点では不明。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010/01/07

Thinkpad T410s のスペックが公開されました

via SlashGear

Calpella を採用した Thinkpad の次期モデル T410s, T410, T510, W510 のスペックが公開されました。 Press Release によると、それぞれのスペックは以下になるようです。なお、W510 を除いたモデルに搭載される CPU では汎用コアとグラフィックコアが1つのパッケージに封入されているため、 CPU クロックは汎用コアクロック/グラフィックコアクロックと表記します。 たとえば、i7-620M なら汎用コア 2.66GHz, グラフィックコア 500MHz のため 2.66GHz/500MHz と表記します。また、動作クロックは TurboBoost が行われていない基本クロックです。

ちなみに W510 に搭載される CPU はグラフィック機能は持っていませんが 4 コアです。 ( 他のモデルの CPU は 汎用コア2 + グラフィックコア )

Thinkpad T410s の詳細はこちら
Thinkpad T410/T510 の詳細はこちら
Thinkpad W510 の詳細はこちら 抜粋すると↓のような感じ。

Model CPU Graphics Display Memory
T410s Core i5-520M(2.4GHz/500MHz)
Core i5-540M(2.53GHz/500MHz)
NVIDIA NVS3100M 14" WXGA+ (1440x900) 最大 8GB
T410 Core i5-520M(2.4GHz/500MHz)
Core i5-540M(2.53GHz/500MHz)
Core i7-620M(2.66GHz/500MHz)
NVIDIA NVS3100M 14.1 WXGA (1280x800)
14.1 WXGA+ (1440x900)
最大 8GB
T510 Core i5-520M(2.4GHz/500MHz)
Core i5-540M(2.53GHz/500MHz)
Core i7-620M(2.66GHz/500MHz)
NVIDIA NVS3100M 15HD (1366x768)
15HD+ (1600x900)
15FHD (1920x1080)
最大 8GB
W510 Core i7-720QM(1.6GHz)
Core i7-820Q(1.73GHz)
Core i7-920XM(2.00GHz)
NVIDIA Quadro FX880M 15.6HD (1280x800)
15.6 HD+ (1440x900)
15.6FHD (1920x1080?)
最大 16GB

T410s でも NVIDIA チップが搭載されるようになったことはうれしいですね。 あとはより高解像度のディスプレイを搭載したモデルが出てくれることを祈ります。

スペックをみると相変わらずディスプレイが貧弱。 「プロ・パワーユーザが問題なく使える道具」を目指していると言っておきながら、 なぜに 1280x800 なんて貧弱なディスプレイを採用したモデルがあるのでしょう? 日常持ち歩く大きさとしては 14 型が現実的なラインだと思いますが、 14型モデルで選択できるディスプレイは最大でも 1440x900。

つい先日発表された Thinkpad X100e は 11.6 型でありながらディスプレイ解像度は 1366x768 あります。 2回り以上も小さく、さらに半分以下の価格の下位モデルですら 1366x768 があるのだから、 上位モデルの T シリーズ、W シリーズではより高解像度のディスプレイにしてもらいたいものです。

ディスプレイ解像度 1280x1024 が最低要件とするソフトも出てきている状況を考えれば、 WSXGA+ は最低限ほしい。WUXGA+ を採用したモデルがあってもいいと思う。

もし WXGA+ しかないとしたら、ディスプレイ改造するしかない(笑)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010/01/06

[ 自作 ] NVIDIA の Fermi 採用デスクトップ向け GF100 は 1/7 発表?

via VR-ZONE

Fermi アーキテクチャを採用したデスクトップ向けグラフィックチップ GF100 は、ラス・ベガスで開催される CES2010 で公開されるようです。

NVIDIA は 2010年第一四半期には出荷するとしているようですが、いろいろと遅れが重なっているため、出荷時期については未だはっきりしない様子。VR-ZONE では 2010 年第二四半期になるのではないかと予想されています。

Reference
[Rumour] Nvidia Fermi GF100 to be shown on January 7th ( 2010-01-04, VR-Zone )

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年12月 | トップページ | 2010年2月 »