以前ダウンロードした VMPlayer 用の Ubuntu は通称 Dapper と呼ばれるもので、最新の Edgy の一つ前のパッケージです。Longhorn のようにアップグレードに4万もかかるのでなければ、なるべく新しくしたいもの。そこで、VMPlayer のイメージもアップグレードすることにしました。
参考にしたのは Unofficial Ubuntu 6.10 ( Edgy Eft ) Starter Guid。たぶん、普通のデスクトップ環境でもこの方法でアップグレードできると思いますが、パッケージマネージャを介さずにインストールしたアプリがあるとうまくいかないことがある様子。より安定した環境を望むのであれば、クリーンインストールをお勧めします。
Starter Guid では2つの方法が紹介されていますが、わたしの場合は Method A ( gksudo "update-manager -c -d"を使う方法 ) ではうまくいきませんでした。そこでもうひとつの方法でアップグレードしました。
まず、Dapper 向けにリリースされているパッチと、インストールされているパッケージのパッチをすべて適用します。
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
Edgy にアップデートするために sources.list ファイルを編集します。
次のコマンドを入力してファイルを開きます。
gksudo gedit /etc/apt/sources.list
開いた sources.list ファイル中の dapper という文字列を edgy に置換します。一つ一つ手作業で見つけてもいいのですが、面倒ですし見落としがあるかもしれません。 ctrl + h を押して置換ダイアログボックスを表示させましょう。検索する文字列に dapper、置換後の文字列に edgy を指定して「置換(R)」ボタンをクリックしましょう。置換に成功したら保存して終了します。( 下のスクリーンショットを参考にしてください。)
ファイルの編集を終えたら、次のコマンドを実行します。
sudo aptitude update
sudo aptitude dist-upgrade
あとは、時折表示される質問に答えていけばアップグレードが終了します。終了したら /etc/lsb-release を cat するか、テキストエディタで開いて内容を確認。次のようになっていればアップグレードは成功です。
DISTRIB_ID=Ubuntu
DISTRIB_RELEASE=6.10
DISTRIB_CODENAME=edgy
DISTRIB_DESCRIPTION="Ubuntu 6.10"
Starter Guid にも書いてありますが、成功率を上げるためになるべく aptitude を使いましょう。わたしは "sudo apt-get dist-upgrade" と入力したからか、自前ビルドからインストールしたプログラムが多かったためか、一度失敗しました (>_<;)
- Reference
- Unofficial Ubuntu 6.10 ( Edgy Eft ) Starter Guid ( 2006/10/21, ubuntuguid.org )