毎度おなじみのUNO(ウノ)でチャレンジのルールをお忘れなく
正月あれこれゲームをしていたのだが、まあ毎度同じみのUNO(ウノ)ということもあり、UNOかよ、アメリカ製のアホなゲームとか思っていたのだが、うかつにもチャレンジのルールを知らなかった。このルールを入れてみると、なるほど少し面白くはなった。知らなかったのは私だけでもなそうなんで、年末年始ネタついでに加えておこう。
UNOカードゲーム |
話をおじゃんにしてしまうが、UNOを日本で販売しているマテル・インターナショナル株式会社による小中学生のUNO大会のルール(参照)を見ると、チャレンジのルールはない。だからなくても別にいいんじゃないかとも言える。
まあ、でも、ある。
チャレンジのルールはワイルドドロー4(フォー)通称ドローフォーに関連している。
ドローフォーだが、これ出ると、次の番の人が山札から4枚引く(ドローする)ことになる。そして、場のカードの色は赤・青・緑・黄色から好きな色に決めることができる、ということなのだが、これには前提のルールがある。ドローフォーのカードが出せるのは、手札の色に場の色がないときに限定されるということだ。状況的には、「困ったな出せるカードがないじゃないか、おや、ドローフォーがあるからこれを出すしかないか」ということだ。
ここでドローフォーを食らった次の番の人のことを考えてみてほしい。「こいつ、本当に、ドローフォーしか出せなかったのか? 場の色のカードを手札に持っているのに、嘘こいて、ドローフォー出したんじゃないのか。疑惑……」というとき、チャレンジ! つまり、「おまえが嘘こいているに俺は賭ける!」ということ。
結果、嘘がバレて、場の色と同じ色のカードを持っているなら、嘘の罰として、ドローフォーを出した人が山札から4枚引くことになる。
ところが、嘘じゃなかった、疑ったオイラが悪かったというときは、チャレンジした人は、罰則の2枚を加えて山札から合計6枚引くことになる。
これがチャレンジのルールだ。
面白いなと思ったのは、このルールを加えると、実際のところ、ドローフォーについては、嘘をついてもかまわないということだ。つまり、チャレンジを受ける覚悟なら嘘こいてもよいのである。これにはちょっと感心した。面白いじゃないか。
ついでに言うと、どうやら最後の1枚になったら「ウノ!」と言えというのも、厳密なルールというより、バレなければ黙っていてもかまわないという類のルールのようだ。
バレなければ嘘こいてもかまわないが実質ルールに含まれているというのは、なんだかアメリカらしいなと思うし、やってみるとこれが面白さを増やす。
実際にどういうふうになるのか、iPhoneアプリのUNOのゲームで検証もしてみた。このアプリだと、チャレンジはUNO宣言したい人にもチャレンジできるとあるが、これはUNOと言わなかったらというケースである。
以上でUNOのチャレンジのルールの話は終わりだが、iPhoneアプリを見ていると、大富豪みたいにローカルルール(ハウスルール)がいくつかあり設定できた。まあ、そんなものでしょ。沖縄でやったときは、出せる手札が無ければ、出せるまで山札からカードを引くというルールがあり、あっという間に手札が膨れたものだが、これもローカルルールだった。正しくは1枚引くだけ。
厳密なルールはどうなってんのかというのも気になって調べてみたが、よくわからない。概ね、ドローフォーのチャレンジのルールは正式としてよさそうだ。
その他、ネットを見ると日本ウノ協会の「本当は知らないUNOのルール」(参照)というルールの話があるが、日本ウノ協会公認がどういう意味を持つのかよくわからないのでなんとも言いがたい。このサイト「真説! UNO史」(参照)というヘンテコな話もあり困惑する。
言うまでもないが、UNOはトランプのクレージー・エイツ(Crazy Eights)というゲームの系統を元に、スーツを色にデザインしなおしたものだ。松田道弘の「楽しくはじめるトランプ入門」(参照)にクレージー・エイツ系のスイッチが載っているが、よく似ている。そういえば、この手の話は以前にも書いたことがあるが(参照)、いま一つわからないものだな。
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コメント
民明書房じゃないですかっw
投稿: | 2011.01.05 23:07
チャレンジはポーカー的ですね。
ウチのローカルルールでは
記号カードの上にも(色か記号が合えば)記号カードを置ける
でした。
ドロー2やドロー4の上に同じ色のリバース(お返し)やスキップ(やり過ごし)を置けるし、ドロー4の重ね置きもできるし、通常ルールより記号カードを出す側もリスク(お返しやドローの重ね置きで1周するとか)を負うので、ドキドキ感が上がりました。
投稿: うやびん | 2011.01.06 10:36