非正社員ほど権利を知らない
いや、非正社員ほど権利を知らない、ってのは、3年前の厚労省の労働法教育研究会報告でも指摘されていることですが、今回の連合総研の勤労者短観では、いつものおなじみの項目に併せて、非正社員の権利認識を調べています。
http://rengo-soken.or.jp/report_db/file/1355722364_a.pdf(本体)
http://rengo-soken.or.jp/report_db/file/1355801280_a.pdf(要約)
●「非正社員でも2人以上で労組結成が可能」なことを知っているのはわずか4分の1。
●正社員のほうが非正社員よりも、勤労者の諸権利を認知している割合が高い。
●非正社員では女性でも産前・産後休暇や育児休業の権利認知度が高くない。
●規模の小さい企業で働く勤労者ほど、諸権利を認知している割合が低い。
●管理職でも、非正社員の労組結成の権利を知っているのは4割弱にすぎない。
ちなみに、労働時間では、
●この6か月間に長時間労働によって体調を崩した人は16.1%。
その解説では、
なお、1 週間の平均実労働時間が「60 時間以上」の層では34.6%が、「50 時間以上60 時間未満」の層でも30.5%が、体調を崩したことがあると回答しており、長時間労働者の健康問題が深刻である。
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