[読書] ポジティブ・チェンジ（メンタリスト DaiGo/著・日本文芸社）感想

2016

Oct

[読書] ポジティブ・チェンジ（メンタリスト DaiGo/著・日本文芸社）感想

【おススメ度】★★★★☆

心理学と脳科学を基に"超変身法"を書いた自己啓発本

メンタリスト DaiGo氏が、心理学と脳科学を基礎に書いた “超変身法” と言う名の自己啓発本。正直オジサン世代には、さほど目新しい情報は載っていない。ただ、「自分を変えるのに、頭も根拠も希望もいらない」と言う視点で、すべての情報が整理されているのが面白いし、新鮮味さえある。

スマホの"予測変換"を使わない

「自分を変えたい」人が読むのだから当然と言えば当然なのだが、単純に『新しい行動をどんどん増やしていく』とある。必要なのは、まず行動することで、準備万端で行動する必要はなく見切り発車でOK。とにかく、何でも良いから1日1つ前日と違うことをする。確かに昨日の自分とは変わるはずだ。

『スマホの予測変換を使わない』と言うのも同じこと。スマホの予測変換を、文章作成の手間を省くツールとしてでなく、自分の言葉遣いの癖を変えるツールとして活用する。これ、意外と簡単に出来そうな自己発見法かもしれない。

"一瞬で"いつもの環境を変える方法

本書の中で著者が実践している『一瞬でいつもの環境を変える方法』が書いてある。それが、iPhoneでコントロールが出来る「hye（ヒュー）」と言うランプ。1万6,000色の光を出せるそうだ。夕日を撮影して、その色に調光することも出来ると言う。

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今までの自分が"嫌いだったもの"を敢えて取り入れる

大きな「変化」を生み出す方法論として、今までの自分が嫌いだったものを敢えて取り入れると言う考え方は面白い。例えば、服装ならこれまでよく身に付けていた色と真逆の色を買うとか、着たことの無い服を着てみる。食事ならお気に入りの店に行っても絶対に違うメニューを頼んだり、必ずいつもは頼まないメニューを選ぶとか。

確かにちょっとの勇気や冒険心は必要だが、これも確実に自分が変わったことが実感できる方法。やはり、この位は思い切る必要はありそうだ。