フラジャイル (第1話 / 初回15分拡大・2016/1/13) 感想
フジテレビ系・『フラジャイル』(公式)
第1話 / 初回15分拡大『僕の言葉は絶対だ!!正義と信念を貫く男が命を救う!!』の感想。
なお、 原作・草水敏、恵三朗「フラジャイル 病理医岸京一郎の所見」は未読
壮望会第一総合病院の岸(長瀬智也)は、優秀だが厄介者として知られる病理医。この日も神経内科のカンファレンスで、転倒して頭を打った女子高生・花梨(上白石萌歌)の担当医・高坂(平岳大)の診断に異論を唱える。同じ疑問を抱いていた高坂の後輩・宮崎(武井咲)が岸を頼った結果、本当の病名が判明し、花梨は命拾いする。岸に共感した宮崎は、彼と臨床検査技師・森井(野村周平)だけしかいない病理診断科に入れてほしいと直訴する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作、脚本、配役、演出がまだ噛み合っていない感じ
脚本は、『救命病棟24時(第1期)』などを手掛けた橋部敦子氏。演出は、『リーガル・ハイ』『リスクの神様』などを手掛けた石川淳一氏。変人で天才の病理医が臨床医たちと対立しながら…と言う医療ドラマらしい。
原作漫画があるから、そこに引っ張られ過ぎなのか原作未読だから分からないが、どうも脚本と俳優が今一つマッチしていないように感じるのと、全体の演出の方向性にポップでコメディの要素を入れるか迷ってる感じ。
やるならやるで、真剣勝負の医療現場をポップな感じで描いても良いと思う。何せ、主演が長瀬智也さんなんだから。
長瀬智也さんの存在感と演技力を活かして見所をつくるべき
私の予想では、もっと重厚で本格的な医療ドラマかと思いきや、意外と軽いテイストの勧善懲悪モノ。主人公と対立する藤原医師役の手塚とおるさんでTBSの池井戸ドラマに通じてしまうと言うのも無い訳で無いし。
従って、前半の少女の病気のくだりの時は主人公の見所があって右上がりだったのだが、がん治療のくだりになると、主人公の病理診断の見せ場が薄かった。おまけに主人公より宮崎(武井咲)の出番が多くて、ドラマの焦点すらぼやけてしまったと思う。
取り敢えず原作をあまり意識せずに、キャラ立ちモノが上手な長瀬智也さんの存在感と演技力を活かして、病理医の活躍をストレートに描いて欲しい。それと、主人公の病理診断が正しかったことをきっちり魅せた方が良いと思う。それでないと、勧善懲悪の楽しさが失われてしまうから。
あとがき
私の「長瀬智也主演ドラマにハズレ無し」伝説を信じすぎたようで、少し残念な仕上がりでした。とにかくもっと主人公・岸京一郎の見せ場を作るべきだと思います。そしたら、ドラマ全体のトーンも決まって来るような気がします
。医療ドラマは好きですし、今まで日の当たらなかった病理医のドラマにも、そして長瀬智也主演ドラマにも期待してます。
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