テンマとサーシャができなかったことをやってのけた… アローンの身体からハーデスの魂を引き剥がすということを見事にやってのけた黄金聖闘士たち。彼らは命尽きる瞬間まで己が信念を貫いていくという生き様を作品を通して魅せてくれたわけですが、まさか死してなおその姿を魅せてくれるとは思いませんでした。そんな彼らの生き様を見て、次世代は憧れ、また目標としていくわけです。これは死を知らない冥闘士にはできないことであり、冥闘士との大きな違いであるかと思います。だから、何度聖戦が起こっても冥王軍は勝てないんだろうな～。
しかし、その代償は大きかった。シオンは既に自分で立てないほど消耗し、童虎は神の血を宿した心臓が破裂寸前。それでもなお最後までテンマとサーシャと共に行く事を必死に懇願する童虎でしたが…
サーシャ「とりあえず貴方は黙っていてね」 いや、サーシャの生気の無い目を見ていたらつい…。
童虎の心臓の鼓動を強制的に抑えたのは彼の命を守る為だったのか…。 サーシャからかけられたメソペタメノスによって、心臓の鼓動が一年で通常の一日分しか打たなくなった童虎。これによって二百数十年後に再び起こった聖戦では、彼の肉体の経過年数は僅か二百数日分しかなく、全盛期の力を維持したまま望むことになるのです。アニメーションの冥王編において冥闘士として蘇ったシオンと童虎は対峙することになるわけですが、
あれは若返るというより脱皮そのものでしたね。 余談ですが、双子座（ジェミニ）のサガが「老子は全聖闘士中最強」と評していましたが、 神の力を心臓に宿しているのですからそりゃ当然の話だわな。
シオンは教皇として聖域（サンクチュアリ）を復興し、童虎は冥闘士の監視役として着くことに…。これは歴史通りのことですが、この命令は聖戦後に出されるものだとばかり思っていました…。今ここでサーシャから最後の命令が出されたということは彼女も…。
その笑顔がとても悲しい…。 テレポーテーションで消えていく童虎に再び地上で会うことを告げるテンマ。しかし、この約束は恐らく今時代では果たされない…。果たされるのは、二百数十年後、テンマが星矢として転生したときであるかと思いますが、テンマとしての記憶は無くとも、名前は違えど、再び出会えたときの童虎はどんな気持ちだったのでしょう…。
弟分であるテンマと共に最後まで戦えなかった童虎は無念でならなかったはずです。今思えば、後の弟子である紫龍に再び冥闘士との戦いが始まる前に聖闘士以外の生き方があることを説いたのはこうした事があったからなかもしれません。
テンマとサーシャ、アローンが昇っていく…。 ハーデスがいる最後の魔宮・冥王星へ向かうテンマ、サーシャ、アローンの三人。この三人から全ては始まり、そして終わろうとしています…。
・オマケ
さよなら耶人、ユズリハ…(´；ω；`)ﾌﾞﾜｯ
彼らも全うしたわけですし。
正味、前回でテンマも死んで黄金パワーで完全終結と思ってました。
＞老子は全聖闘士中最強
二百数十年後、冥界突入してから老師何してたんでしたっけ？
最強設定ゆえに放置されたんかな。
よくサガはシオン殺しましたよね。
もし童虎が激怒して脱皮したら教皇どころじゃないのに･･･