物事はそう上手くいかないものです。 散々持ち上げておいて落とすというのはお決まりのパターン。それは[黄金の光]も例外では在りません。
黄金聖衣に蓄積されたエネルギーをもてしてもハーデスを退けるにはいたらなかった…。連戦に続く連戦で、既に立っているのがやっとの状態のシオンと童虎が目の前にいる神に逸一矢報いるにはこれしかなかったわけですが、それすらもハーデスにはダメージを負わせるにはほど遠かった。
薄皮一枚焦げただけでも大事なことだと思いますが、神で在らせられるハーデス様にとっては涼風が頬を撫でた位にしか感じていない様子…。その余裕っぷりがさらにシオンと童虎に絶望感を与えています。
もはや他に抗う術はなくなり、ハーデスの圧倒的な力の前悔しさを滲ませながらもう駄目かと思われた時、彼らの前に思いがけない援軍が駆けつけました。
それは…
あ~帰ってきた!黄泉の国から戦士たちが帰ってきた!! …と、同じようなネタを何度か続けていると飽きられてしまうわけですが他に何も浮かばないのでそこは見逃しておいてください。
聖衣全てのパーツが必要なので兜もきちんと装備。 死してなお未来を繋ぐ為に今一度戦場に戻ってきた黄金聖闘士たち。生のために、己のために、熱のためにと、
若干我が強い人が数名見受けられますが、方向性はシオンたち同じ。物凄く熱い展開&目頭が熱くなるシーンです。彼ら一人一人が述べている言葉は、彼らが命尽きるまで貫いた信念そのもの。ほんとロスキャンという作品は黄金聖闘士たちの物語でもあると感じるわけです。
黄金聖闘士全員が揃った状態での[黄金の光]がハーデスを貫く…! 彼らもこの後コキュートスで屍を晒す事になるなるかと思われますが、それでもここまで多くの人が繋いできた光を絶たせない為に立ち上がった戦士たちに感動を覚えずにはいられない。生きて次世代を育てることはできないが、シオンと童虎の後押しをすることはできる。いつか全てが終わるその日まで今しばらく耐えてくれ…。
そんな彼らもまさか次世代でも同士討ちが起こるとは思ってもいなかっただろうな~。 ハーデスの驚愕した表情からある程度手ごたえがあったか?しかし、ハーデスも余裕しゃくしゃくから一気にピンチに陥りましたな…。大将が大将ならば冥王軍も冥王軍というのがよくわかります。今まで見てきた冥王軍の体たらくは上を見て納得です。
・オマケ

このシーンでこの言葉はきますわ~…。
やるだろうな~とは思ってましたが、実際勢ぞろいしてると燃えますよね。
でもよく考えてみたら原作だと冥界だったから来れたわけですが、今回はまたシオンが積尺気でも使ったのだろうかといらぬ詮索をしてみたり。
それはそうと、双子座はデフテロスとアスプロスが混じってる。
>兜もきちんと装備
これで劇中一度も兜つけてなかったのは童虎とシオンだけになりましたね。w
やはりこのパターンは読まれていましたかw
黄金聖闘士が揃ったのは、そのまま聖衣に彼らの魂が残っていてそれが具現化したものだと私は解釈しました。でも、理屈はどうであれ熱い展開なのは間違いありませんね!