羽生の凄さを知るために、過去の獲得賞金一覧をみてみましょう。
タイトル獲得数歴代1位
2:名無しさん@恐縮です:2012/02/16(木) 17:21:12.15 ID:mZivLyAI0
羽生初タイトル獲得以降の賞金上位トップ3(単位:万円)
(竜王戦の賞金・対局料は翌年度に加算されるので90年から)
90 谷川 *6,313 中原 *6,182 羽生 5,237
91 谷川 *7,519 中原 *5,183 森下 3,662
92 谷川 *8,551 羽生 *6,197 中原 5,030
93 羽生 10,063 谷川 *5,650 米長 4,876
94 羽生 11,297 佐藤 *5,513 米長 4,732
95 羽生 16,597 谷川 *5,402 中原 4,309
96 羽生 16,145 谷川 *5,069 森内 3,398
97 谷川 11,762 羽生 10,182 屋敷 3,555
98 羽生 11,466 谷川 *9,539 佐藤 5,737
99 羽生 *7,872 谷川 *6,769 佐藤 6,355
00 羽生 10,595 谷川 *6,739 藤井 6,503
01 羽生 11,519 藤井 *5,823 丸山 5,727
02 羽生 11,048 佐藤 *5,788 森内 4,872
03 羽生 12,910 佐藤 *5,709 森内 5,269
04 羽生 11,272 森内 10,833 谷川 4,673
05 羽生 10,391 森内 *7,117 渡辺 6,194
06 羽生 *9,376 佐藤 *7,576 森内 7,536
07 羽生 *8,132 渡辺 *8,032 佐藤 7,927
08 羽生 10,711 渡辺 *6,252 佐藤 6,082
09 羽生 11,278 渡辺 *5,605 深浦 4,864
10 羽生 11,576 渡辺 *6,240 久保 4,829
11 羽生 *9,886 渡辺 *8,365 久保 4,659
スゲー。
『直感力』はその羽生さんが直感力の大切さを説いた本です。
■勝負中、論理的思考を辿っていては時間がない
棋士は、若いときには計算する力、記憶力、反射神経のよさを前面に出して対局をするが、年齢を重ねるにつれて少しずつ直感、大局観にシフトしていく。
直感と大局観で勝負をする。
直感とは何なのか
論理的思考の蓄積が、思考スピードを速め、
毎回実行するうちに、回答に直結する回路がうまれるようなもの。
直感があると瞬時のうちに腑に落ちるような感じとでもいうのだろうか。
考えをめぐらせることなく一番いい手、最善手がみつけられる。
考えをめぐらせずに。
この一瞬にして回路をつなげてしまうものを直感という。
経験を踏まえ論理思考を「瞬時」に行うもの。
こと細かく緻密に理論づけることなく、流れの中で「これしかない」という判断をする力。
堆く積まれた思考の束から、最善手を導き出す。
これは突如湧いてでるものではない。
今まで習得してきたこと、学んできたこと、知識、類似したケースなどを総合したプロセスだ。
■直感は鍛えられる
直感は醸成できる。
その為には、
自分の思うところ、自分自身の考えによる判断、決断といったものを試すことを繰り返しながら、経験を重ねていく。
考えて考えて、判断して、失敗して。その経験の積み重ねをするうちに、
ある時からこのすぐに答えを導き出す力が身につく。
将棋の世界では師匠が弟子に何かを「教える」ことはなかった。
実は、分からない、迷っている、悩んでいるとか空回りしているといった苦しい時間こそが、後々の財産になるものだ。
自分ひとりでもがく時間が必要なのだ。
■変化の激しい時代に答えを導く方法
個人のレベルで対応するしかない時代。
そこには、常に自分自身の決断の力が必要とされる。
そのときに直感は余計なデータに惑わされず、
本当に正しい、必要とされるものが一瞬でみえる。
自分で調べて自分で考え、自分で責任をもって判断する姿勢をもっていないと、流されてしまう。
結局のところ、必死にもがいて身に着けたものこそが、自分自身の力になるのだ。
「直感力(羽生善治著)」
仕事と人生の変わらない法則
本田健の本は好きですし
PHP新書で今一番売れてる本ということもあって
下記本を購読しました。
あなたのお金はどこに消えた? 仕事と人生の変わらない法則 (PHP新書)
本書のポイント
たくさん喜ばせたゾウ(人)が、お金持ちになる
与えたぶんだけしか、受け取れない
リーマンショックはヘッジファンドなどの投機的なお金が無秩序に暴れ周り、
世界経済が崩壊しかけた出来事でしたが、
金融に無関係人な人もそのマネーゲームに巻き込まれ
職場や家庭が崩壊していきました。
お金とはなにか?
マネーゲームに巻き込まれるとどうなるか?
金持ちになると幸せになれるのか?
貧乏は負け組みなのか?
本当の仕事の意味とは?
幸せとはなにか?
そんなこと考えたことありますか。
その一連の流れがゾウさん村の寓話ベースで
書かれているので平易で読み易かった。
結局、仕事も遊びも楽しむことだよな~。
ライフスタイルを豊かにしたい、
お金のこと・起業、もっと考えたい人は
本田さんの一番有名本ユダヤ人大富豪の教えおすすめ↓
大和書房
売り上げランキング: 1462
永遠の0 (講談社文庫)
これどうなん?
特攻隊の話で。かなり売れてるみたいなんだけど。
知覧館長の岡さんという方の本(本屋では非買品?)が一番衝撃的だったかな。
あとは靖国神社の遊就館にある英霊の遺書な。
日本人必読だと思うぜ。
名言セラピー幕末スペシャル The Revolution!
かくすればかくなるものと知りながら
已むに已まれぬ大和魂
国禁を犯して(死刑)黒船に乗り込んだ、吉田松蔭の和歌です
いや久しぶりに詠むとグサっと来るね。。
先週買った『人生に悩んだら「日本史」に聞こう』を読了しました。
人生に悩んだら「日本史」に聞こう 幸せの種は歴史の中にある
これは共著になってますが、
ひすいこたろうの「名言セラピー 幕末スペシャル」が文才あって、
意外に熱くて面白かったので
amazonで評価が高かったこの本を購入。
「夢」「志」「絆」などをもった日本史上の人物を取り上げてて、
普段読まないような文人とかも
たくさん出てくるんですが、
みんな熱い日本人ばかりで、面白かったですね。
幕末、国際法のからみで、日本の船にナショナル・フラッグをつける必要性が生まれました。このとき、鹿児島上で、桜島に上る朝日を見た斉彬は、「あのさわやかな輝き出ずる太陽の光を以って、鎖国の夢を覚まさなければならぬ。日本の将来は、古代から日本人が命の恩として愛してきた、輝く太陽のようでなければならぬ」と考え、太陽のマークである「日の丸」を日本のナショナル・フラッグにすることを、徳川幕府に提案しました。
そうなんです。日の丸は、斉彬が、愛する日本の行く末に託した志そのものだったのです。
P.51
でも僕はやっぱ幕末が好きなんですが、
ひすいこたろうが高杉晋作や吉田松陰を一人で著したこの本が
ストレートにハートに突き刺さってきて好き!
↓
名言セラピー幕末スペシャル The Revolution!
コピーライターで斬新な読みやすい文体なので
軽いめに面白く読めるで
いやぁうちのブログの本筋と外れるが、
面白いものみっけた。さっき読んでた
「戦う自分」をつくる13の成功戦略から面白い一節を抜粋。
ワタミ会長渡邊美樹の監訳本
「戦う自分」をつくる13の成功戦略
高すぎるプライドは、成功を収め、才能を磨いていく上で巨大な障害となる。まずプライドが高いと、新しい考えを受け入れられない。P168
謙虚さを身に付けたい人に、まず最初に教えることは、『自分はプライドが高い』
と認めさせることだ。しかもこれが一番難しい。P169
そんな作者が自分で自分を重要人物と思っていると感じたら取り出して読むことにしているという詩が秀逸。w
『かけがえのない人』
自分は偉いと思う時がある
エゴが大きく咲き誇る時がある
自分が部屋中で一番賢いのは
当然と思う時がある
自分がいなくなった後、誰もその穴を
埋められないと思う時がある
こんな簡単なことをするだけで
どれだけ謙虚になれるだろう
バケツに水を一杯にして
片手を手首まで水につける
手を水から抜いた時の穴の大きさが
あなたが抜けた後の穴の大きさ
手を水に入れる時、思いきり飛翔を飛ばしても
渦巻きになるまでかき回してもいい
でも手を止めれば
たちまちバケツの水は元のまま
この風変わりなお話の教訓は
とにかく最善を尽くし
自分に自信を持て
でも忘れるな
この世にかけがえないのない人などいないということ
サクソン・ホワイト・ケッシンジャーの詩
P.170
成功したいという人にとって「自信」は不可欠だ。
でもあぐらをかいた時点で自己成長は止まるという話。
すごいね、ぶん殴られて目が覚めるねこれ。w
すぐ調子にのるくせがあるから覚えておこうっと。
でも満足することも大切だよね。
ということが下記本に書いてます。
うぬぼれたら思いだそう~ぉっと
自分の小さな「箱」から脱出する方法 | |
アービンジャー インスティチュート 金森 重樹 冨永 星 大和書房 2006-10-19 売り上げランキング : 125 Amazonで詳しく見るby G-Tools |
国家・組織は情報をいかに扱うべきか(ちくま文庫)
インテリジェンス: 国家・組織は情報をいかに扱うべきか (ちくま学芸文庫)
これはNIKAIDO.COMが情報マン必見の書って紹介していた小谷先生という方の本。
その後、すんげぇ売れてるインテリジェンス入門として再度紹介。w
こんな本がアマゾンで58位だなんて、
これはnikaido効果というやつですかね?
現代のMASTERキートンってワクワクしますね。
情報マン、経営者必見だとせ!
筑摩書房
売り上げランキング: 58
平成23年の人気商品
1位 116冊
日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか (PHP新書) 竹田 恒泰 by G-Tools |
今年ダントツに
上半期で爆発的に売れた本。
紹介記事
日本を知らない若い人に読んでほしいなぁ。
2位 47冊
何かのために sengoku38の告白 一色正春 by G-Tools |
2位以下は1位の半分以下です
今年の日本の10大ニュースの一つですよね。
「日本人として」真実を暴いた人物の告白本。
読書中行動とは?考えさせられました。
せんごくさんは今何されてるんでしょうね。
3位 38冊
日本の神話 親から子へ語り継ぎたい 伊東 利和 by G-Tools |
定番本。当ブログで今まで最も売れている本。
日本の神話はほんと面白い。
4位 37冊
「日本文明」の真価―今、世界が注目する (祥伝社黄金文庫) 清水 馨八郎 by G-Tools |
これも当ブログの定番本。
日本スゲェ!と。面白いですよ~これも。
5位 24冊
世界が絶賛する「メイド・バイ・ジャパン」 (ソフトバンク新書) 川口 盛之助 by G-Tools |
今年は日本アゲ本が売れているね。
6位 20冊
日本人はなぜ日本のことを知らないのか (PHP新書) 竹田 恒泰 by G-Tools |
竹田さんの2冊目ランクイン。
読んでいないけどもなかなかご評判の本。
7位 16冊
明治 閃光の記憶 竹本 忠雄 by G-Tools |
この記事で売れたのかな。
昔から一押ししている本です。
この日本語と神話の荘厳さにはシビレますよ・・。
横山大観の名画「旭日昇る」を神話で読むかのようだ。
8位 15冊
ぼくらの祖国 青山 繁晴 by G-Tools |
最近めっきり売れない中、
先週紹介してから予約でランクイン!
今年最後の期待できる本かな。
ジャパニズム02 安倍晋三 青山繁晴 宮嶋茂樹 すぎやまこういち 西尾幹二 西部 邁 清水慎治 上杉隆 井上和彦 富岡幸一郎 業田良家 杉原志啓 山際澄夫 山野車輪 山村明義 桜林美佐 山口敏太郎 西村幸祐 by G-Tools |
最近MPJどうしたのですかね。
10位 12冊
四つ話のクローバー 水野 敬也 by G-Tools |
自己啓発系だけどね。
これも面白くて
紹介記事書いた
いつもお買物を頂きどうも有難う御座います。
コンパクトでマンションにもピッタリな国旗セット!日本国旗セット・S[マンション設置用・Sタイ... |
世界でいちばん!日本経済の実力
ドドーン!と三橋本の紹介w
出て在庫切れだったけど、今発送:5~8日に戻ってるね。
ご本人のブログだとアキバの有隣堂で2位、
早くも3刷目らしい!はぶりええの。
「円は今後どうなるですか?」と香港人が
切り出した時に、三橋さんの説明を借りパチして
その場を納得させたね最近。笑
つうことで推しときます。
結構小説も読んでるけど、
最近この本は面白かったねー。
マル暴の女刑事、ヤクザ飼いならしてて格好いい。
裏情報ってこうやって、とんなきゃね。なんてねw
民主党が失敗した4つの理由
日本中枢の崩壊
民主党に参画した改革派官僚で
その後民主党で日本が崩壊していく様を
痛感し描いた『日本中枢の崩壊』が
発売1ヶ月で16万部売れた。
外国特派員インタビュから抜粋しやっす
▼民主党の政治主導が失敗した4つの理由―
―現役官僚が語る、官僚や東京電力の問題
(Businessmedia)
民主党の政治主導が失敗した4つの理由
古賀 今日お話したいことはたくさんあるのですが、3つに絞ってお話ししたいと思っています。1つ目は民主党が実現したいと言っていた「政治主導」の問題。2つ目は、政治主導と密接にリンクしていますが、私が最近まで取り組んでいた「公務員制度改革」の問題。そして3つ目が「東京電力」の問題、これは日本が抱えている構造問題のすべてが凝縮している問題だと思っています。
最初に1つ目のテーマの政治主導についてお話しします。みなさんに同意していただけると思うのですが、民主党は政治主導を目指しましたが結局はできませんでした、これまでのところは。「なぜ失敗したのか」を私なりに考えてみました。
第一に「民主党は政治主導の意味を間違えたんじゃないか」ということです。当たり前のことですが、政治主導というのは「政治家が官僚を使って政策を実現する」ということですね、自民党時代はそれが逆になっていて、官僚が政治家を使って自分たちの利益を守る政策を実現していました。
それを批判して、民主党は「政治主導を実現する」と言ったのですが、民主党は官僚を使って自分たちの政策を実現しようとするのではなくて、官僚を「自分たちの競争相手だ」ととらえてしまったようです。つまり、官僚と民主党の閣僚が横に並んで競争する、そして「自分たちの方が有能なんだから、官僚を排除して行政を実行しよう」と試みたということだと思います。
2つ目の問題点は「閣僚に政治主導を実行する能力がなかった」ということだと思います。政治主導をやろうとしたら、閣僚にその能力がなくて、従って閣僚が自分で何かをやろうとしたら大きな混乱が起きたということです。これを自覚した人は結局、官僚に頼る道を選びました。気付かなかったところでは混乱が続きました。
仙谷由人さんが官房長官になった時、この問題によく気付いていたと私は思っています。そこで彼は大臣たちに対して、「もうちょっと官僚と仲良くしろ」という指示を出しました。そして、政治主導の大事なところは全部自分で仕切ろうと考えたんだと思います。ただ、1人でそんなことをやるのは不可能なので、実際には財務省を中心とした官僚に頼らざるを得ない状況に追い込まれたと思います。
失敗した理由の3つ目は「有能で信頼できるサポートスタッフがいなかった」ということです。政治家の能力は当然限られますし、1人でできることはそんなに多くないので、いかに自分が信頼できる優秀なスタッフを抱えられるかが重要なポイントになります。しかし、民主党の首相を含めた閣僚は、ほとんどそういうスタッフを持っていませんでした。
そして4つ目、これを言うと望みがなくなるのですが、「首相や大臣がそもそも何をやりたいのかという目的を持っていなかったのではないか」ということです。
次のリーダーに求められる条件
今、菅直人首相の進退が話題になっていますが、次に新しいリーダーが選ばれるとすれば、そのリーダーや内閣に求められる政治主導を実現するための条件は、こうした失敗した理由から自ずと分かってきます
第1に「リーダーはビジョンを持っている」ということです。これは最小不幸社会とか平成の維新とか第三の開国とか、そういう抽象的なレベルだけではダメです。例えば、小泉純一郎首相の時には彼のスローガンの中に「民間でできることは民間で」というスローガンがありましたが、それは抽象的なレベルだけではなくて、それを象徴する具体的施策として郵政民営化というものがありました。こういうものがセットになっていないといけないと思います。
第2に「リーダーの資質が高い」ということです。これをわざわざ言わないといけないところが問題なのですが。最近、1年ごとに首相が代わっていることもあって、首相になる人が十分な時間をかけて選ばれるという過程がなくなっています。特に民主党の場合は自民党と違って、派閥の中でもまれたり、長い時間政権にいる中でいろんな仕事を経験するということがなかったので、次に選ばれる首相を考えた時、「何によってリーダーの資質がテストされたのか」が非常に不安なところがあります。不安だと言っているだけではしょうがないのですが、いずれにしても、「そのリーダーの資質が本当に高いということを示してもらわないといけない」と思います。
第3に「ビジョンを実現していく具体的で明確な戦略を持っている」ということです。その戦略に基づいて、内閣の閣僚に「実現する方策を考えろ」と指示するので、この戦略がないまま政権について政策を実行しようとすると、今までのような混乱に陥るのではないかと思います。
第4は「非常に優秀な自分のスタッフを持っている」ということです。信じられないことなのですが、首相になってから「誰を集めようか」と考える人が結構いるんですね。そうではなくて、首相になる人はやりたいことがあるわけですから、それを誰を使ってやるのかという考えを事前に持っていないといけません。
電力会社が各業界を支配する構造
古賀 次に東京電力の問題に移りたいと思います。その中でも、東京電力などの電力会社が日本の経済界や政治、官僚、そのほかの社会的なプレイヤーとがどういう関係になっているのかという構造問題について話したいと思います。
経団連が最近東京電力を非常に擁護する発言をしていますが、まず経済界と電力会社の関係を見てみたいと思います。電力会社は各地域で最大級の調達を行う企業です。ですから、各地域の企業は電力会社に対して「大量のモノやサービスを売ってくれる」という量的な面で非常に依存していることが1つありますが、実はそれだけではなくて「非常に高く買ってくれる」ということが大事です。
なぜそうなるかというと、究極的には競争がないからなのですが、実は電力料金を決める仕組みに問題があります。電力料金は法律によって経済産業省が認可することになっています。その時の電力料金の決め方ですが、かかったコストを積み上げて、それにいわゆる適正な利潤というものを上乗せして決める仕組みになっています。
問題は適正な利潤というのはコストに一定の比率をかけて出すということです。いろいろ複雑な計算があるのですが、単純化するとそうなっています。ということは、かける比率は一定なので、利益を大きくするためにはコストを大きくしなければいけないという構造になっています。
これは普通の会社とまったく逆の構造です。従って、見かけ上は入札などの手続きを踏んで、安く調達しようとしていますが、基本的にはコストを高くしても何の問題もない、あるいは高くした方がいいというくらいの構造になっているため、電力会社と取引する企業から見ると、非常にいいお客さんになっているのです。
従って、電力会社に対して逆らうことはできなくなっている。そういう形で電力会社は経済界を支配しているので、経団連が例えば発送電分離に反対するというのは「そういうことによって競争が導入されて、電力会社がもし本当にコストカットを始めたら、自分たちの利益が大幅に減るだろう」と直感的に感じているからだと思います。
そういう形で経済界を支配しているのですが、政治も電力会社の強い支配を受けています。自民党の場合は電力会社の資金力と集票力、民主党の場合は電力総連という組合による選挙支援です。これによって電力会社を敵に回すと自民党も民主党も議員としての議席を失う可能性が高いということです。
次に官僚との関係、特に経済産業省との関係ですが、これは2~3つのルートで電力会社が官僚を支配していると見ることができます。
1つ目は証拠があるわけではないですが、電力会社は大臣や有力な政治家を通じて人事に介入すると非常に強く信じられています。
2つ目は有名になった天下りポストの提供ですね。天下りポストがあるということはよく「規制する経済産業省の側が力が強くて押しつけている」と見られがちなのですが、そうではなくてどちらかというと「人質としてとられている」と考えた方がいいと思います。
3つ目は若い官僚にはあまり当てはまらないのですが、今、トップの層にいる経済産業省の官僚は昔から電力会社と仕事ではなくプライベートな世界での付き合いが長いことです。年中宴会をやったり、ゴルフに行ったり、視察旅行と称した旅行に行ったりという関係を長年続けてきた人たちが、電力会社のトップと非常に緊密な個人的な関係を持っていることがあります。今はいろんなことが禁止されていますが。それらの結果、経済産業省と電力会社の関係は緊張関係ではなくてむしろ共同体、同好会やクラブ的な関係になっていると言った方がいいと思います。
それからマスコミとの関係があります。電力会社は競争していないのであまり宣伝する必要はないと思うのですが、巨額の宣伝広告費を使っています。これによって、かなり多くのマスコミ企業やジャーナリストが自由に電力会社批判をしにくくなっているという現実があると言われています。それは企業に対する広告費という面ですが、いろいろ報道されている通り、個人的にもマスコミの関係者を旅行に招待したり、ケタ外れに高い原稿料や講演料、出演料を払うということが実際に行われているようで、私も知り合いのマスコミの方からそういう話をいくつも聞いています。
もう1つ、学界との関係があります。学界も同じように研究費の提供、あるいは原稿料や講演料といった資金的な援助を受けているという面、それから原発などは特にそうなのですが、各種データを優先的に提供してもらうという関係もあります。それから、自分が教えている学生を電力会社に就職させる面でも便宜を受けているという関係で、学界も支配していると言われています。
電力会社が支配する構造を変えるために
今述べたように電力会社がさまざまな世界を支配している構造を変えていくための電力市場改革について簡単にお話しします。
1つ目がよく言われている送電と発電の分離です。送電網は基本的に独占的にならざるを得ないのですが、送電網を持っている会社が発電も独占しているということで、9電力以外の発電会社がほとんどビジネスの機会を奪われている構造を変えるということです。
2つ目は送電と発電を分離しても、今の状況では発電分野ではやはり今の電力会社、分割された後の発電会社が圧倒的なシェアを持ち、市場を支配する力を持ってしまうという問題があります。従ってこの発電部門は送電と切り離した上で分割することが必要になると思います。
3つ目は電力販売のことですが、今、小売りが一定の大きな規模(契約電力50キロワット以上)のところまでしか自由化されていないのですが、家庭まで含めて完全に自由化することが必要だと思います。こうして消費者は電力会社を選択できるようになることで、本当の競争が起きると思います。
そして4つ目に市場で本当に競争が起きているかを監視する機関が必要です。今、電力事業は経済産業省が所管して、全部見ているのですが、その競争についての独立した監視機関を作ることが必要だと思います。
要約すると
民主党・菅は
①ビジョンを持っておらず、②リーダーの資質がなく、
③長期的戦略を実施するプランがなく、
④頭が悪いのに優秀な部下がおらず
最悪だった
ということですね。w
東電の分析も明瞭だ。
こういう官僚は応援しましょう。
↑1日1回、
応援のワンクリックをお願いします!
↓毎度アザっす!!
こちらもワンクリックお願いします!
水野敬也著
四つ話のクローバー
迷える?ザパニーズに
サイバーエージェントの藤田社長のブログでみて
面白そうだなぁ~と思って買ってきマスた
『夢をかなえるゾウ』を書いた水野さんの新作ヤネ
これは超面白カッタ。
帯に書いてあるように、
幸せになるための「4つの秘密」がテーマ
1話目はウマの社長が登場w
そいで1つ目の、『成功』について教えてくれるのですが、
「さて、世の中には『どうすれば人生で成功することができるのか?という問いに対する答えがあふれている。しかし、突き詰めるとその方法はたった一つしかない。もちろん私自身もこの方法によって地位を築いたし、過去に成功を収めてきた人物たち―たとえば発明家のエジソンや科学者のアインシュタインも例外なくこの法則に従ってきた。今から私がする話を彼らに聞かせたとしたら、『この馬わかってる!』と膝を叩き、叩きすぎて膝の皿を割ることになる― くらいすごいよ、私の教えは』
「ぜ、ぜひ、その方法を教えてください」
「うむ。その方法とは― 君、メモの用意は?」・・
「よろしくお願いします」
と頭を下げた。すると馬は満足そうにうなずいた。
「では言おう。この世界に存在するたった一つの成功法則とは――」
「成功法則とは?」
「『頑張る』。以上だ」
「なるほど『頑張る』と」
私はメモ帳に「頑張る」と書き、そしてすぐさま顔を上げて言った。
「こ、これだけですか?」
「そうだ。これだけだ」
そして馬は言った。
「用は済んだろう。帰りたまえ」
「ニンジン返せよ」
頭に血が昇りすぎて思わずタメ口になってしまった。
そんな私の様子を見て、馬はヒヒンといなないた。
「君は何も分かっていないな。「頑張る」ということがいかに重要な意味を持つかを」
私は負けじと言い返した。
略
「でも・・・願望を育てるなんて、そんなことできるんですか?」
私がたずねると、馬はゆっくりとうなずき、前足を広げて言った
「『想像』だよ」
「想像・・・」
「たとえば君に、仕事なんてしないでハワイでののんびり暮らしたいという願望があるとしよう。だとしたら、もう、ハワイのことをず―――――――っと考えていなさい。寝てもさめても、君は頭の中で、美しい女性たちが踊るフラダンスに目を奪われ続け、メメラルドブルーの海を見ながらピニャコラーダを飲み続けるのだ」
「でも、そんなことをしていたら、どんどんダメな人間になっていくような気がするのですが・・・」
「安心しなさい。すこぶる安心しなさい。なぜなら――皆この方法を使っている。」
以下略
ウマの本領発揮すごす。w
このウマ社長が誰だったのかもふくめ
感動する。話がメチャ面白い。
そしてスッと落とし込めるわ。
そんな感じで2話目も最高。
いかに佳く生くるかの簡単な副読本
2,3時間で読める
俺は「捨てない本の本棚」を作成中ですが、
はいったね。
楽しく、格好よく、幸せに生きたいわ。