毎日新聞で同性カップルの権利保障問題を扱ってます


通常の結婚なら当たり前に保障される遺産相続や医療方針決定などの権利が、同性パートナーには認められていない。当事者たちは年を重ねるごとに将来への不安を深めている。何を悩みどう生きていくのか。
という切り口で書かれた好記事。

東京在住の50代男性同性愛者の体験談から、

  • 賃貸マンションが借りにくい
  • 共同で不動産を購入しても、法的な関係がないと、どちらかが死んだら所有権が親族に移ってしまう
  • 公正証書遺言を作成しても、死んだ後のことしか指定できない(パートナーの入院時に病室に入ったり、治療の意思を表明したりできるかは不透明)

など、同性パートナーが直面する諸問題がわかりやすくまとめられています。日本の新聞には珍しく、興味本位ではない語り口に好感を持ちました。この記事は続き物で、次以降はさらに同性愛者や支援者の声を聞く内容になる模様。読まねば。