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2008年3月10日 (月曜日)

GIMPの使い方

          
フリーソフトで高機能なグラフィックソフトのGIMPが、2008年10月1日に
「2.6.0.」にバージョンアップした。それで、その機能のほんの一部を紹介する。ただ、思いつく順に書いているので、マニュアルとして系統立てては作っていません。あしからず。また、このページは、画像を大量に使っているので、読み込みに時間がかかります。ご了承ください。
       
ちなみに、2009年1月2日段階での最新版のバージョンは
「GIMP2.6.4」となっていますが、僕のこの記事は、そうそう頻繁に更新しないので、あなたが見ているときにはすでにもっと新しいものがあるかもしれません。また、バージョンアップによって、「表記」が記事と違っているかもしれませんが、ご容赦ください。
           
目   次
          
ボタンをクリックしてください。
         
準  備  作  業
画像の合成
レイヤーの基礎
範囲指定の方法
文 字 入 れ
スタンプツール
Photoshopのブラシ
ブラシの作成
レイヤーマスク
フィルタ Script-Fu
遠  近��� 法
ロゴの作成
GIF動��の作成
GIMPの使い方②
GIMPの使い方③
GIMPで年賀状
僕の通常のブログ
    
準備作業
      
さっそくGIMPをインストールする。 ダウンロードは下のサイトから。
ダウンロード後も、「最新版」は、このサイトでチェックすると良い。
      
なお、サイトに書いてあるインストールに際しての注意書きは、必ず読むこと。
       
GIMP2を使おう
         
     
OS がWindows の場合です。何か理由がない限り、「最新版」で良いはず。
新規ではない場合、注意書き等があるので、必ず読んでください。「2.4」から「2.6」への上書きはできないようです。「2.4」がすでに入っている場合は、アンインストールしてからにしてください。
       
        
      
        
バージョンが「GIMP2.6.0」以降では、「日本語ローカライズは不要です。

インストールするGIMPのバージョンが「2.4」の場合(OSのバージョン等の理由で)はこれを使います。これを入れなくても、一部は日本語化されるが、やはり入れたほうがはるかにわかりやすい。ただでさえわかりづらいソフトなので、アメリカ人やイギリス人でないなら、入れておこう。
       
        
      
      
上記までの「本体」「日本語化」と違い、ここから先はインストールはお好みで。
「追加」となっているが、最新バージョンでは「標準」で実装しているものも含まれている。しかし、これを入れても不具合は発生しないようだ。使い方は、ダウンロード して解凍し、”C:\Documents and Settings\ユーザー\.gimp-2.4\plug-ins” に入れる。
      
なお、「2.4」が入っていて、「2.6」を入れるために「2.4」をアンインストールした場合、「2.4」のときに「追加プラグイン」「追加スクリプト」を導入していた場合には、それが残っているので、改めて入れ直す必要はない。
       
      
     
追加スクリプトそのもののインストールは「説明書」どおりにできる。ただ、「追加スクリプトの日本語ローカライズ」の説明書では、【「gimp20-script- fu.mo」 を C:\Program Files\GIMP-2.0\lib\locale\ja\LC_MESSAGESのフォルダ内にコピーしてください。その際、「上書き確認のダイアログ」 が出るので「はい」を押してください。 以上で完了です。】と書いてあるが、僕のパソコンでは、C:\Program Files\GIMP-2.0\lib に「locale」というフォルダが作成されなかった。もしかしたら、XPの場合は作られてVistaの場合は違うのかな?
      
        
     
     
「ブラシ」「パターン」の追加はお好きなように。
僕は、グラデーションを多用するので、「追加グラデーション」は導入している。
        
⑥ 環境設定等
     
GIMPを開くと、最初は「ツールボックス」と「ダイアログ」「イメージ」のウインドウが別々に開く。その状態が使いすい人はそれでもよいが、僕は邪魔なので「ダイアログ」は「ツールボックス」とひとつにしている。そのため、よく使うダイアログは、下の部分に入れておく。
     
       
まず、「ウインドウ」→「ドッキング可能なダイアログ」から、よく使うものを選択する。
       
     
例えば、「カラーマップ」というダイアログを選択したら、そのウインドウが現れる。そのウインドウの下の部分辺りをマウスで ……
     
     
下の位置に「ドラッグ&ドロップ」で移動する。
   
   
「カラーマップ」ダイアログが下のように入った。
     
   
下は、現在の僕の設定です。
 左から「操作履歴」「レイヤー」「ブラシ」「グラデーション」「パターン」「パレット」「パス」「チャンネル」「ツールオプション」となっています。
          
   
また、あくまでも個人的なお勧めですが
   
「編集」→「環境設定」から ……
   
     
「システムとリソース」タブで
パソコンのメモリに余裕のあるときは、「操作履歴のメモリサイズ」「タイルキャッシュサイズ」にある程度大きな数値を指定し、「サムネイルのサイズ」も見やすくするために「大」にすることをお勧めします。
     
     
「ユーザーインターフェイス」タブで、特に「ナビゲーションのプレビューサイズ」は、使用目的から考えても、大きいほうが良い。 なお、ナビゲーションウインドウは、イメージウインドウの右下のボタンをクリックして表示できる。
        
         
   
「新しい画像作成時の初期設定」タブで
自分に都合の良い大きさをデフォルトの設定にします。
    
     
コメントも、編集できます。
     
   
「表示」タブで
透明部分が「市松模様」だと見にくい場合には、お好みで「グレーのみ」等に設定すると良い。
    
    
「フォルダ」タブで
「スワップ用フォルダ」は、もしパソコンに「Cドライブ」以外のドライブがあるなら、そこに適当な名前のフォルダを作って、そのフォルダを指定する。僕は「Fドライブ」に「GIMPスワップ用」というフォルダを作り、そのフォルダを指定している。
    
       
⑦ 「ツールボックス」を常に前面に   
        
これは、バージョンが「2.6.3」よりも前の「2.6.0」の話です。
         
        
たとえば「イメージウインドウ」がアクティブでも。「ツールボックス」が背面に隠れないようにする設定です。また、この設定の作業はきわめて簡単ですが、重要なファイルを改変します。やるのは「自己責任」でお願いします。自己責任といっても、パソコンにはなんら影響しません。GIMPだけの問題です。
      
【 Vista の場合 】
「コンピュータ」→「Windows(C;)」→「ユーザー」→「User名」→「.gimp-2.6」の中にある「gimprc」というファイルを、 Windows 付属の「メモ帳」等のテキストエディタで開き、「# end of gimprc」という行の前に(transient-docks yes)と追加する。
        
【 XP の場合】
「マイコンピュータ」→「Windows(C:)」→「Documents and Settings」→「User名」→「.gimp-2.6」の中にある。
        
      
これで、起動時は下のように、「ツールボックス」が背面にありますが ……
       
      
画像を開くと、それ以降は、常に前面に来るようになります。
       
           
「GIMP2.6.3」での変更点
       
この『変更点』は「2.6.3」をインストールしたその日(2008年12月30日)に書いている。だから、違っていたり、もっと大きな変更点を見過ごしているかもしれない。
      
① 直前の項目の「ツールボックスを常に前面に」ということに関しては、本当は「2.6.0」時点でちゃんとなるはずだった。ところがならないので、上記のようなことをしていたわけだが、この「2.6.3」でやっとちゃんとできるようになったようだ。だから、最近インストールした人には、上記の項目は不要だ。だから、逆に言うと、デスクトップの解像度等の理由で「前面は困る」場合には、古いバージョンのGIMPをインストールする必要があるようだ。
         
     
② そして、そのことから変更されたと思うことだが、ツールボックスのウインドウには「最小化」のボタンが無くなった。また、パソコン下部のタスクトレイにもツールボックスは表示されなくなった。
         
       
       
なお、どうしてもツールボックスが邪魔な場合は、パソコンの「Tab」キーを押せば見えなくできる。
        
       
      
       
③ さらに、すべてのダイアログウインドウも背面に隠れず、前面に位置するようになった。これは使いやすい!
これは別のソフトである「Paint.net」ではすでに使われていた機能だ。この機能がGIMPにあれば良いのにと思っていたのだ。
        
         
④ また、『日本語化』が以前よりも少し改善されています。
      
         
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① 画像の合成
    
    
それでは早速、画像の合成から始める。
使いたい背景画像と人物の画像を準備する。
     
         
  
まず、背景画像をGIMPで開く。
画像のアイコンを、「イメージウインドウ」または「ツールボックス」に、ドラッグ&ドロップする。
   
        
      
下のようになる。
       
    
方法①
     

オートバイの画像を新しいレイヤーとしたいのだが、画像のアイコンを、ここへドラッグ&ドロップするだけで、新たなレイヤーとして、貼り付け・固定される。
   
        
    
ただ、この方法では、オートバイのレイヤーに「アルファチャンネル」ができていない。
忘れずに、「レイヤー」→「透明部分」→「アルファチャンネルを追加」から、追加しておく。
    
方法 ②
     
仮に、何かの都合で、下のように、別々のイメージウインドウで開いている場合には ……
       
   
まず、オートバイのイメージウインドウで、画像を「編集」→「コピー」
   
    
コピーしたら、「オートバイ」のイメージウインドウはもう不要なので、閉じる。
       
再び「背景」のイメージウインドウに戻り、「編集」→「Paste to New Layer」で、OK。 なお、この方法では、オートバイレイヤーの「アルファチャンネル」は自動的に作られている。
      
   
どの方法にしろ、レイヤーは下のようになった。
「方法①」と「方法②」で、オートバイのレイヤーの名前は異なるが、まったく同じレイヤーだ。
   
        
     
ちなみに、レイヤダイアログで、レイヤーを右クリックすれば、「レイヤーのプロパティ」から、その名前を変更できる。何枚も合成する場合には、ある程度わかりやすい名前をつけたほうが良い。
      
        
       
なお、「GIMP2.6.3」は、この部分が最初から「レイヤーメインの変更」になっている。当たり前だ。以前はこうだった。なぜ「レイヤーのプロパティ」を開いてから変更するという方式に変わっていたんだろう。このほうが一段階作業が少ないではないか。
       
   
さて、今からオートバイの画像から不要な部分を削っていく。まず、作業に邪魔な「背景」を見えなくするため、「背景」レイヤーの「目玉マーク」をクリックする。そうするとオートバイの画像だけになる。
   
   
「オートバイレイヤー」をクリックで選択する。選択されたレイヤーが青くなる。
  
   
「消しゴムツール」を選択する。
   
   
マウスのドラッグで消していく。
なお、あとで「範囲指定の方法」を書くが、最初に大まかに「自由選択ツール」でマウスで範囲を切り取ってからこの「消しゴム」を使ったほうが効率的だ。
   
      
細かな部分は、ウインドウ左下のボタンから、画像を拡大して作業を行なう。
           
      
「消しゴム」の大きさと種類は変えながら消していく。細かな部分は小さなものを使う。境界部分は、「周囲をぼかす」ブラシを使うと、合成したときになじみやすい。
   
     
ブラシの大きさは、スライダーでも調整できる。
        
     
自分で新しいブラシを作ったり、編集したりできる。ブラシの上で、マウスで右クリックすれば良い。
たとえば、「新しいブラシ」を作る場合には、 下の項目をクリックすれば ……
          
     
「ブ���シエディタ」のウインドウが現れる。そこで、形や大きさ等を設定する。
       
      
「ブラシエディタ」ウインドウ右上のこのボタンをクリックする。
       
     
そして、「ボタンバーを表示させる」で、表示させる。
     
     
そうすれば、左下(と、右下)にボタンが現れるので、「保存」する。
      
    
新たにブラシが追加される。
       
   
このように、いろいろなブラシを使い分けながら、きれいに消す。
     
この作業を根気良く丁寧にできるかどうかで、完成度が決まる。
      
            
「背景」レイヤーを、「目玉マーク」をクリックして、見えるようにする。
   
         
       
完成したら保存する。 「ファイル」→「名前を付けて保存」で保存する。単なる「保存」もあるが、元ファイルを上書きしてしまうから、「名前を付けて保存」を使う癖をつけたほうが、元ファイルを失う失敗が無い。
       
  
注意してほしいのは、「拡張子」も自分でつけること。
画像形式「.bmp」「.jpg」「.gif」「.png」の特徴や違いは知っておいたほうが良い。
  
   
完成!
   
        
なお、「.xcf」の拡張子で保存すれば、レイヤーの状態をそのまま保存できるので、あとで修正が簡単にできる。
       
        
話は変わるが、「画像の合成」だけなら、フリーソフトの「Pixia 4.2」もお勧めだ。 興味のある方は、以下のボタンからリンクへ。
   
Pixiaでの画像合成
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「① 画像の合成」で作ったものに、さらに別のオートバイの画像を、同じ方法で合成したとする。
   
   
以下のようなレイヤーの構造になっている。
   
   
レイヤーの上下関係を変えたいときには、下のようにマウスでドラッグする。
現在は「オートバイ②」が「オートバイ①」の前にあるが、「オートバイ①」を前に出してみる。
   
       
     
この矢印ボタンからもできる。
  
   
レイヤーの移動はこのボタン。
   
      
   
レイヤーの「拡大」や「縮小」はこのボタンから行う。
   
    
画像の「縦・横の比率」を維持して拡大・縮小をしたいなら、下の鎖をクリックして結合しておく。
      
   
ハンドルをマウスでドラッグする。
    
   
OKのところで「拡大縮小」を押す。
   
         
   
「回転」は、このボタン。
   
  
画面上で画像(レイヤー)を直接回転させてもいいし、「角度」を入力しても良いし、下のようにスライダーで調整しても良い。
   
   
OKなら、「回転」ボタンを押す。
   
        
  
レイヤーの複製は、このボタン。
   
          
「オートバイ②コピー」というレイヤーができる。
   
  
何枚でもコピーできる。
   
     
レイヤーの「反転」は、このボタン。
     
     
反転方向は「水平」か「垂直」。
      
          
           
   
不要なレイヤーは、このボタンから削除する。
   
   
削除はしないが、見えなくしたいときは、「目玉マーク」をクリックする。
   
        
  
レイヤーの「透明度」は、下のスライダーで調整できる。
   
        
         
なお、レイヤーの「モード」等については、「GIMPの使い方②」で書いてある。
        
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続いて、いろいろな範囲指定の方法について書いていく。 使う画像は以下のもの。
   
        
なお、選択範囲を反転する場合は、「選択」→「選択範囲を反転」から行なう。
範囲を選択したあと、選択した部分の外側を消去したい場合は、選択を「反転」してから消去する。
  
        
短形範���選択
   
マウスでドラッグする。
     
        
     
「角を丸める」等の設定もできる。
        
        
          
楕円選択ツール
       
        
        
自由選択ツール
   
「自由選択ツール」は、バージョン「2.6」で多角形が追加された。
① マウスで好きなようにドラッグして範囲を選択する。
② クリックで多角形で選択する。
③ ①と②の組み合わせ。
…… で選択するようになった。
   
        
        
隣接色選択ツール
        
       
色で範囲を指定するのが、この「ファジー選択ツール」と「色域を選択ツール」。違いは、「色域を選択ツール」が、クリックしたところだけでなく、画面上のすべての似ている色を選択するということ。だが、このツールは、両方とも、選択したい部分の色が周りと大きく違うときや、消去したい部分が似たような色のときは、大変便利だが、ここではその逆の場合なので、「不向き」と言える。一応やってる。
       
   
このツールは、下のように「設定」をきちんとしましょう。
       
① モードは、何回も作業を繰り返すときは、左から2番目を。
② 「アンチエイリアス」「境界のぼかし」は、それぞれ場面に応じて使い分けてください。
③ 「しきい値」は最も重要です。数字が大きいほど色の許容範囲が広がり、意図した以外の色まで選択します。小さすぎると、ちょっとでも色が違うと選択されないので、作業回数が多くなりすぎます。

         
        
ここでは、下の画像を使う。
下の画像のように、範囲指定するものと他のものとの色や濃度が違う場合に、これらのツールは特に有効だ。
         
       
「しきい値」を「15」に設定すると、下のような部分が範囲指定されるが ……
   
    
「しきい値」を「50」にすると、選択される範囲が広がる。
    
        
「しきい値」をあまり高くしないで、丁寧に何回も繰り返し範囲選択すると、下のようにできる。
         
        
電脳バサミツール
      
これは、ソフトが境界を自動で判断するので、切り取りたい部分と周りの色の濃度がかなり異なる場合に便利だ。今使っているサンプルは、そういう意味で不向きだが、やってみよう。
   
作業しやすいように画面を拡大し、マウスで境界の上をクリックしていく。
  
   
出発点まで戻ったら、出発点をもう一度クリックする。 次に選択した範囲の内側にマウスポインタを移動して、そこでもう一度クリックすれば、範囲が選択される。
   
        
        
前景部分選択ツール
   
まず、マウスで大まかに囲む。マウスから指を離すと、なぞった外側が青くなる。
   
    
その状態で、今度は、必要な部分の上をマウスをクリックした状態で指を離さないで適当になぞる。
    
     
上の状態から指を離すと、あら、不思議! 下のようになる。
       
     
それから青色が残る部分を、マウスで消していく。
   
   
そして、パソコンのEnterキーを押すと、青色が消える。
   
    
「選択」→「反転」で選択範囲を反転し、「編集」→「消去」で消去する。
   
この機能も、画像の色の配置の具合で、便利かそうでないかが決まる。
   
     
パスからの範囲選択
    
GIMPを使い慣れた人は、「パスで範囲選択をする」と言う。しかし、使いこなすには本当に「慣れ」が必要。個人的には細かな形の範囲選択には、後述の「クイックマスク」を薦める。しかし、やってみたい方はどうぞ。僕は苦手です。「パス」は範囲指定ばかりでなく、いろいろと使える。
     
① まず、マウスでクリックしながら、囲んでいく。
      
      
     
囲んだら、最後にパスの「始点」と「終点」を結ぶのだが、パソコンの「Ctrl」キーを押しながら結ぶ。このときにはマウスポインタの形が変わる。なお、きちんと結ぶために、小さくて見にくい場合には画面を拡大する。
       
     
パソコンの「Enter」キーを押すと、パスが選択範囲に変換される。
       
      
選択を反転して消去する。
     
      
ペ��ジのTOPへ
     
④ 文字入れ
     
   
下のファイルに文字を入れる。
   
   
「テキストツール」ボタンをクリックする。
   
   
画面上でクリックすると、「GIMPテキストエディタ」が現れるので、そこに文字を入力する。ここでは、「charry」と入力する。
   
      
フォントの種類、色、大きさ等を指定する。
   
   
文字が入る。
  
   
文字はそれだけで単独のレイヤーとなる。 「charry」というレイヤーができている。
   
    
一度確定した文字を再編集したいときは、「テキストツール」ボタンをクリックした状態で、文字レイヤーの上でクリックすればよい。
     
    
これが、下のように文字レイヤーの上でないと、新たに別の文字を入れることになる。
       
   
レイヤーだから、他のレイヤーと同じように、「移動」「拡大・縮小」「回転」ができる。
   
     
なお、文字を移動するときは、下のように、必ず文字そのものをマウスでドラッグすること。
       
      
下のように文字から少しでも外れていると移動できない。
       
  
文字に装飾を加えてみる。
文字のレイヤーを選択し、例として、「フィルタ」→「照明と投影」→「ドロップシャドウ」。
   
           
    
なお、このときに注意してほしいのは「Drop Shadow」も別のレイヤーとして作成されていること。そのため、このあとで例えば文字のレイヤーも回転させたら、この「Drop Shadow」のレイヤーも、回転させる必要がある。「GIMPの使い方②」に書いたが、こういう場合は、「レイヤーのグループ化」を行なえば良い。
       
  
GIMPでは文字の縦書きはできない。どうしても、GIMPファイルの中に縦書きの文字を入れたかったら、まず「JTrim」等の縦書きの文字を作れるソフトで、以下のような画像を準備する。
   
   
これを、通常の画像の合成のように、新規レイヤーとして取り込む。
忘れずに、レイヤーの透明部分に「アルファチャンネル」を追加しておく。
   
  
通常の画像のレイヤーなので、普通に、不要な部分(ここでは青色の部分)を消去する。
   
     
もちろん、移動や拡大、回転、装飾等もできる。
       
  
別のことをやってみる。
  
まず、新規に透明のレイヤーを一つ作る。そして、「パスツール」で 適当に「パス」を作る。……
  
   
「文字入れ」で、「パスに沿ったテキストアウトラインの生成」をクリックする。
   
  
通常の文字レイヤー以外に、さっき作ったパスに沿って文字が作られる。
    
   
通常の文字レイヤーは不要なので、削除する。
   
   
「パス」のダイアログを見ると、「charry」というパスができているのがわかる。
  
   
そして、このボタンでパスを選択領域に加える。
   
   
「塗りつぶしツール」をクリックし ……
   
     
塗りつぶし範囲は、「選択範囲を塗りつぶす」に設定する。
        
   
パスの上でクリックすると、色が塗られる。
こういうように、「パスツール」を使って文字を変形することができる。
   
      
選択範囲は解除しておきます。
       
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⑤ スタンプツール
   
ボタンは、下のもの。
        
      
下の画像をGIMPで開く。
       
        
画面上で「Ctrl」キーを押しながら
1回クリックする。
    
   
下のように、好きなところでマウスをドラッグすると、ドラッグした分だけコピーされる。
   
途中で指を離さないように!
   
   
この「スタンプツール」を使って、別のことをやってみる。画像から女の子のブラの肩紐を消してみる。
   
まず、下のあたりで、「Ctrl」キーを押しながら1回クリックする。
   
   
そして、肩紐の上でクリック。
   
        
   
ぺタペタとクリックして消していくが、このままだと下のように、色具合が不自然だ。
  
   
そこで使うのが、「スタンプツール」を使ったあとに、この「修復ブラシツール」。
  
使い方が、「「Ctrl」キーを押しながらまず1回クリックする」というのは「スタンプツール」と同じ。
    
   
修正したいところをペタペタクリックしていく。「スタンプツール」と異なり、周りの色とにじむので、自然な感じになる。
   
    
完成。
    
    
「修復ツール」の無いバージョン「 2.2」までは、この「ぼかしツール」を「スタンプツール」の後で使っていた。これでも出来ないことはないが、「修復ツール」の方がずっと綺麗に、素早く出来る。
   
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バージョンが2.4になって以降は、 PhotoshopのブラシをGIMPでも直接利用できるようになった。今までのように、コンバーター等を使ってあれこれいじってGIMPブラシ形式(.gbr)に変換する必要は無い。それで、それを使って絵を描いてみる。
   
まず、フリーのPhotoshopブラシファイル(拡張子 .abr)をネットでサイトからダウンロードする。「Photoshop brushes」とでも検索すると、けっこう豊富にある。ダウンロードしたZIPファイルを解凍すると、中に拡張子が .abrのファイルがあるので、それを使う。 OSがVistaの場合は、「コンピュータ」→「WindowsVista(C:)」→「ユーザー」→「USER」→「.gimp-2.6」→「brushes」のフォルダの中にこれを入れる。それで準備完了。
   
  
追加したブラシが入っている。
   
   
「絵筆ツール」を選択する。
   
   
「色」を選択し ……
   
   
ブラシの「不透明度」「拡大縮小」やその他の項目を調整する。
   
   
画面上でクリックすればOK。
   
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お気に入りの画像は、「ブラシ」として登録しておくと便利。下の画像からオートバイだけをブラシにする。
   
   
消しゴムで不要な部分を消す。
   
   
「編集」→「コピー」を行なう。 クリップボードにコピーされる。
   
   
次に、「編集」→「クリップボードから生成」→「新しいブラシ」を選択する。
   
   
好みの名前をつけて「OK」を押す。
   
  
ブラシができている。 通常のブラシと同じように使える。
   
      
ブラシだから、クリック1回で画像を描くことができる。
        
       
      
画像の合成等で切り抜いた画像を、ブラシとして登録しておけば、あとで簡単に合成写真が作れる。
       
       
       
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以下のような3層のレイヤーでできたファイルを準備する。
なお、オートバイは、ここではあまり関係ないが、気にしないでくれ。
   
        
   
「赤色背景」レイヤーを選択し、右クリックから「レイヤーマスクの追加」をクリックする。
   
   
下のように、「レイヤー�マスク追加」のウインドウで、「白(完全不透明)」にチェックが入っていることを確認してから、「追加」をクリックする。
   
「完全不透明」は「白」で、「完全透明」は「黒」です。 このため、中間色は半透明になります。
   
  
「背景」レイヤーの(上ではありません)に白い四角形ができたのが、レイヤーマスクが作られたことを表している。
   
   
さらに、この白い「レイヤーマスク」上でまた右クリックし、「レイヤーマスクの表示」をクリックする。
   
   
「赤色背景」の「見た目」が真っ白(完全不透明)になる。
   
  
ここで、例えば、「絵筆ツール」を選択し、自分で作ったお気に入りのブラシでクリックしてみる。ここでは、白のビキニを着た女性をブラシにしてある。カラーブラシも白黒になり、色が濃い部分は黒くなる。
   
   
黒くなるということは、透明になるというこだから、色の濃い部分ほど透明になったということになる。
   
ここで、またまた右クリックから、「レイヤーマスクを適用」を選択する。
       
       
すると以下のような状態になる。ブラやパンティーの「白い」部分は不透明で元の画像(赤色)が残っているが、その他の色の濃い部分は、色の濃さが増すほど「透明度」がアップするので、背景の「青色」が透けて見えている。
        
       
別のことをやってみる。
   
今度は下のようなレイヤー構造にする。
   
        
   
「オートバイ」レイヤーをコピーし、下のように「反転ツール」を使って反転させる。
     
    
さらに、「移動ツール」、「回転ツール」等を使い、以下のようにする。
      
       
コピーし反転したレイヤーに「レイヤーマスク」を追加し、「レイヤーマスクの表示」で表示させる
   
     
マウスでクリックして、「レイヤーマスク」を選択する。
       
      
下のようなグラデーションをかける。
黒いほど透明なのだから、下の方ほど透明になるということだ。
       
   
ここで、「レイヤーマスクを適用」を実行する。以下のようにすることができる。
   
     
下の画像で、底面に時計が映っている部分は、この方法で作っている。
      
  
またまた、別のことをやってみる。
下のようなロゴの画像を作ってみる。
   
   
まず、夕焼けの背景画像を読み込んだあと、「白色」の新規レイヤーを追加する。
   
   
「テキストツール」で文字を入れる。
   
   
当然ながら、下のように「charry」という文字のレイヤーができている。
   
  
このままでは困るので、この「charry」で右クリックし、「下のレイヤーと結合」を選択する。
   
   
「色による選択ツール」で、文字の黒い部分を選択する。その状態で右クリックから「レイヤーマスク」を追加する。
   
   
さらに、右クリックから「レイヤーマスクの表示」を選択すると、レイヤーマスクにも「色による選択ツール」により選択された範囲があることがわかる。
   
   
「塗りつぶしツール」でこの範囲を塗りつぶす。レイヤーマスクを黒く塗りつぶすということは、「透明にする」ということだ。
   
   
「レイヤーマスクの適用」を行なう。透明になった部分から、背景の夕焼けが透けて見える。
   
   
「色による選択ツール」で白色の部分を選択したあと、グラデーションをかける。
   
   
次の項目の「フィルタ」を使う。
   
   
「ぐるぐるひねる」効果は、もちろん背景の夕焼けには影響しない。
   
ページのTOPへ
    
⑨ フィルタ等
   
    
「フィルタ」や「Script-Fu」は、いろいろ準備されている。紹介していくときりがないので、自分でやってみるの��一番。 また、いろいろなサイトに「追加フィルタ」等があるので、ダウンロードすれば利用できる。
   
       
   
いろいろな加工
   
     
      
      
     
ページのTOPへ
        
⑩ ���近法
   
   
下のボタンから選択する。
   
   
「プレビュー」を「画像とグリッド」に設定すると、傾きの具合がわかりやすい。
   
   
「遠近法」というが、要は「自由変形」だ。マウスでハンドルをドラッグして、形を決める。
   
       
      
ページのTOPへ

⑪ ロゴの作成

既定のものを使うなら、これは簡単。 
「ファイル」→「Create」→「ロゴ」から、お好きなものを選ぶだけ。
     
   
いろいろな既定のロゴ
   
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下のような画像を準備する。
    
   
GIMPで開く。 「フィルタ」→「アニメーション」。ここでは「波」を選んでみる。
   
   
詳細を設定する。
「フレーム数」を多く設定すれば、きれいな動きになるが、ファイルの容量は大きくなる。
   
   
「ファイル」→「別名で保存」で保存するが、拡張子を「.gif」とすること。
   
   
次に現れるウインドウで、必ず「アニメーションとして保存」にチェックを入れること。
   
   
完成。
   
   
「波紋」はこうなる。
   
       
ページのTOPへ
   

   
   
「クイックマスク」は、一言で言うと「簡単な範囲指定の方法」だ。
   
下の画像をGIMPで開く。
   
         
左下にあるボタンをクリックする。そうすると画面全体が赤っぽくなる。
           
            
     
この状態で、水着を洗濯するために「消しゴムツール」を選択しマウスのドラッグで水着の上をなぞっていく。
この作業は範囲を選択するために「クイックマスク」を消しているのであり、水着を消しているわけではないから安心して欲しい。
         
       
画像を拡大して行なうと綺麗にできる。
         
       
綺麗に塗る。
       
      
再び左下のボタンをクリックすると「クイックマスク」が解除される。水着の部分が範囲選択されている。
        
         
      
この「範囲選択」からいろいろな作業ができる。詳しくは「GIMPの使い方②」を見て欲しい。
        
       
別のことをやってみる。
「範囲指定」した部分にグラデーションを適用してみる。
         
          
左下にあるボタンをクリックする。そうすると同じように画面全体が赤っぽくなる。
   
            
           
今度は、消しゴムの代わりに「絵筆ツール」を選択してみる。そしてペン先の色は「白」にする。「黒」は「完全透明」、「白」は「完全不透明」だ。
   
   
マウスで画面をドラッグする。
   
           
左下のボタンをもう一度クリックして「クイックマスク」を無効にする。そうすると、マウスでドラッグした部分が範囲指定されている。こういうように、範囲指定ができる。
   
   
ここで、たとえば「グラデーション」を選択する。
   
   
マウスでドラッグする。
   
  
範囲選択された部分にグラデーションをかけることができる。
   
   
ペン先の色を以下のようにして同じことをやってみる。
   
               
       
ペン先が「中間色」だから選択範囲は「半透明」となるので、以下のようになる。グラデーションの向こうに、元の画像が透けて見える。
       
このように、「範囲指定」を透明度も加味しながら自由に行なえるのが「クイックマスク」だ。
         
             
ページのTOPへ
   
続 き へ
   
   
このページが長くなりすぎたので、続きは別のページにまとめました。下のボタンからどうぞ。
   
GIMPの使い方②
GIMPの使い方③
GIMPで年賀状
     
      
GIMP以外にもPixia、Jtrim、Vix等の「画像ソフト」の比較記事、また、GIMPとは関係ありませんが、通常のブログも、良かったらどうぞ。
      
    
      
      

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コメント

はじめまして よろしくお願いします。

①画像の合成に関してですが、「背景」のほうで、「編集」→「貼り付け」をするんでしょうか。背景のほうで貼り付けると背景に張り付き 新規のレイヤーが白いままになってしまいます。
お手数おかけいたしましてすみません。

投稿: kok | 2008年9月28日 (日曜日) 午後 09時11分

ご指摘、ありがとうございます。
     
一応、『返事』をわかりやすくするために「記事」にしました。
http://charry.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/gimp-8d7c.html
     
書き方が不適切だったので、修正させていただきます。
      

投稿: charry | 2008年9月28日 (日曜日) 午後 11時27分

はじめまして、よろしくお願いいたします。
小生、金沢市在住の68歳の高齢者です。パソコン大好き老人です。この間から県民大学校のパソコン教室として、二水高校で土曜日の午前3時間、三日間、合計9時間で「GIMP2」の使い方を習いましたが、記憶力が著しく衰退したのか、わからないことだらけでした。
ネットでこのページを知って、嬉しいです。
なんだか勇気百倍という感じです。
いろいろ質問したいと思っています。
よろしくお願いいたします。
因みに、小生、「菩提樹だより」というヤフーブログを持っています。菩提樹というと何だか抹香臭い名前ですが、そうではなく,たまたまシューベルトの菩提樹を聞いていて、その名前を拝借したものです。
文章が中心のブログですが、よろしかったら見て下さい。
GIMPのことで,お世話になるかと思いますがよろしくご指導をお願いいたします。
            bodai_ju拝

投稿: bodai_ju | 2008年10月 1日 (水曜日) 午後 07時54分

コメントありがとうございます。同じ金沢市の方だとのこと。そういう方に見ていただき、嬉しく思います。
     
しかし、「県民大学校のパソコン教室」でGIMP2の講座なんかやるとは思いませんでした。GIMPの作成者でもなんでもないのですが、「GIMPもおおやけの場で認められているのか」と嬉しく思います。なお、「質問」については、わかる範囲ならできるだけお答えしたいと思いますが、それも、あくまでも僕に「時間的余裕があれば」という条件がつきます。その点につきましては、ぜひ知っておいていただきたく思います。
     
「菩提樹だより」、短時間ですが、目を通させていただきました。僕の軽薄なブログとは全く違う重厚な文章に、圧倒されそうです。今後、読ませていただきます(僕の場合、社交辞令はあまり使わないので、「読む」と言ったら読みます)。
   

投稿: charry | 2008年10月 1日 (水曜日) 午後 09時19分

よろしくお願いします。

2006年のフォトレタッチスーパーテクニックのことです。

グラデーション黒から青(R0.G128.B255)たぶん色選択画面で選択すると思いますが。

GIMPの作成のやり方を載せた サイトはご存知でしょうか。

本の見ていると、いろんなグラデーションがあるのですいません。

こんな質問で

投稿: kok | 2008年10月 6日 (月曜日) 午後 11時17分

kokさん、こんにちは。
      
以下、回答のURLです。
http://charry.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-d55a.html
       

投稿: charry | 2008年10月 7日 (火曜日) 午前 01時50分

よろしくお願いします。

前景抽出選択をやる時はレイヤー設定をやらないといけないよと言われて。

画像をレイヤー設定をしてから作業するのでしようか。

またほかの人は、後からレイヤー設定をすればいいよと言います。

どちらが良いのでしょうか。

お願いします。

投稿: kok | 2008年10月18日 (土曜日) 午後 10時52分

kokさん、こんにちは。お久しぶりです。
例によって、「回答」は記事にさせていただきました。
以下、URLです。
http://charry.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/gimp-ec40.html

投稿: charry | 2008年10月19日 (日曜日) 午前 01時19分

gimp2・4からgimp2・6にバージョンアップしたのですが、2・4の時はアイコンをWクリックするとすぐに起動したのに、2・6になってから少し時間がかかるようになりました。我慢できないような長さではないのですが、2・6を一度アンインストールしてからもう一度2・6をインストールし直ししたらどうかなとも考えています。まったく同じソフトを一度アンインストールしてから、再度インストールすることはパソコンにとって良いことかどうか迷っています。パソコンのことはまだ素人ですが、本によりますとフリーソフトはすべて自己責任でと書いてあります。我慢できない待ちでもないので、このまま使って行こうかなとまったく優柔不断です(笑)。
何かお考えがありましたら、よろしくお願いいたします。
                  bodai_ju拝

投稿: bodai_ju | 2008年11月 8日 (土曜日) 午後 07時13分

菩提樹さん、こんにちは。

まず、起動時間ですが、パソコンのスペックやその時点でのキャッシュの状態にもよるでしょうが、僕の場合は、もともとGIMPは起動にかなり時間のかかるソフトです。はっきり言って、同種のソフトの「Pixia」の10倍以上の時間は待つ必要があります。これは現在の「GIMP2.6」ばかりでなく、「2.4」のときも、さらにその以前のバージョンのときもそうでした。そして「2.4」から「2.6」になったときに「さらに起動が遅くなった」とは感じませんでした。つまり、僕の場合は、「2.4」も「2.6」も起動時間にそんなに差は無いのです。だから菩提樹さんが「2.4の時にはすぐに起動した」というのがむしろ「そんなこともあるのか」という感じです。ただ、一般的に言って、ソフトは機能が増えれば起動時間は増えると思います。ただ、このGIMPのバージョンアップでそんなに極端に変わるとは思われないので、むしろ、「追加のパターン」「追加のグラデーション」「追加のScript-Fu」を「2.4」のときには入れていなかったのに「2.6」では入れているということはないでしょうか? また、「自作のブラシ」等の追加もないでしょうか? これらをすべて読み込んでから起動するので、追加が多いほど時間はかかります。もし、それらのことが無いとしたら、僕にはわかりません。僕はパソコンは1台しか持っていないので、自分のパソコンでは起こっていないことはわからないのです。

次に、「まったく同じソフトを一度アンインストールしてから、再度インストールすることはパソコンにとって良いことかどうか」という点についてですが、HDDの消耗という点を考えると「影響はゼロだ」とも思いませんが、「限りなくゼロに近い」と思います。僕は、いろいろな同じソフトを何度もインストールとアンインストールを繰り返しています。話はちょっと違いますが、セキュリティソフトで時々聞くことに、「ノートンのソフトをアンインストールして別会社の製品であるウイルスバスターをインストールしたら不具合が出た」というような話を聞くことがあります。これは、こちらが「アンインストール」をしたつもりでも、ソフトの設定で一部のデータが「削除されない設定」になっていることによって起こります。たとえばGIMPでも「2.4」をアンインストールしたのに、「2.6」をインストールしたら「2.4」のときに作った「自作ブラシ」が使えることからもわかります。これはこれで「完全にアンインストールする」方法もあるのですが、変な不都合が出ない限り問題はないと思っています。ご質問の場合では、まったく同じソフトをインストールのですから、「同種の別のソフト」をインストールすることよりも問題は少ないはずです。と言うか、「問題」は全くないと思います。ただ、頻繁にHDDの書き込みと削除を繰り返すなら、パソコンHDDの定期的な「デフラグ」は必要です。過度のデフラグはHDDの寿命を短くしますが、全くしないよりは、したほうが良いです。僕は外付HDDで頻繁に「画像」の書き込みと削除を繰り返すので、OSが「XP」の頃は月に一度は行なっていました。「Vista」では「自動デフラグ」なのでその必要はないのですが、もしOSが「XP」あるいはそれ以前のバージョンで、デフラグをやったことがないなら、ぜひ行なってください。もしやっていなかったとしたら、やると、たぶんすべてのソフトの起動が速くなると思います。そんなに大きくは変わりませんが(笑)。いずれにしろ、GIMPを数回インストールとアンインストールを繰り返しただけでおかしくなるパソコンは、たぶん日本中どこを探しても無いと思います。

なお、僕のパソコンでは、GIMPは「2.4」のときから、とにかく起動に時間のかかるソフトです。それで、僕は、「トリミング」「リサイズ」「簡単な文字入れ」「簡単な色の変更」「回転」等の作業には、GIMPではなくJTrimというソフトを使っています。起動は速いし操作も簡単です。「レイヤー機能」を使ったり、複雑な色の処理をしたいとき、はじめてGIMPを使います。多機能だからと一つのソフトですべて行なおうとするより、複数のソフトをインストールし、用途に応じて使い分けるというほうが、僕は好きです。僕は「GIMPは遅い」と最初からあきらめているのです。

以上、僕の考えです。少しでも参考になれば。

投稿: charry | 2008年11月 8日 (土曜日) 午後 09時57分

サイト管理者様、はじめまして。
初歩的な質問ですが、可能なようでしたらご回答お願いします。

先ほどGIMP2.6をインストールし、早速使用しようと試みたのですが、
文字が□□□というように化けてしまいます。
それと、追加プラグイン(GIMP2.2~GIMP2.6対応)をダウンロードしたのですが、

<<libglib-2.0-0.dllが見つからなかったため、このアプリケーションを開始できませんでした。
アプリケーションをインストールし直すとこの問題は解決される場合があります。>>

というダイアログボックスが表示されてファイルを開くことが出来ませんでした。

これらの問題の解決策をご教授願えないでしょうか?
何卒宜しくお願いいたします。

OSはWinXPです。

投稿: 匿名希望A | 2008年11月 9日 (日曜日) 午前 02時02分

「匿名希望A」さん、こんにちは。
コメントの投稿にお名前がなかったので、こちらで勝手に「匿名希望A」さんと付けさせていただきました。ご了承ください。
さて、ご質問の内容ですが、申し訳ありませんが、僕には全くわかりません。僕のこの記事は、インストールしたGIMPで画像を開きながら、「この機能をここで使ったらどうなるんだろう」と、自分でいろいろ触ってみて書いている記事です。パソコンソフトの仕組みや構造の知識は全くのゼロなので、そのパソコン言語を読み取って機能を理解しているわけではないのです。ですから、ご質問のような専門的なことはわかりません。申し訳ありません。

投稿: charry | 2008年11月 9日 (日曜日) 午前 08時58分

丁寧なご回答ありがとうございます。我慢できないほどの待ちでもないのでこのまま使っていくことにします。それからデフラグの話ですが、3ヶ月に一回のつもりでいますが、今年の1月にデフラグを実施して以来、その後3回ともデフラグの画面の「分析」をクリックすると「最適化の必要はありません」というメッセージが出るのでバカ正直に(笑)それに従って実施しておりません。10ヶ月経ってでもそんなメッセージが出ることが不思議なのですが、構わずに「最適化」をクリックしてみようかなんて思ったりもします。
charry様は、「分析」をクリックしますか?それともそこは無視して「最適化」をクリックしますか?
よろしくお願いいたします。
             bodai_ju拝

投稿: bodai_ju | 2008年11月 9日 (日曜日) 午後 02時36分

そうですか。「デフラグ」をされているんでしたら、OKですね。
僕も「XP」の頃は、基本的には菩提樹さんと同じように「分析」を行なって判断していました。ただ、僕の場合は本当にソフトやファイルの書き込みと削除が頻繁なので、1ヶ月どころか、もっと短い周期でも「デフラグしろ」とパソコンに怒られていましたが(笑}。ちなみに、せっかくのパソコンを文章の作成とその保存以外には全く使っていない友人がいて、おまけに保存したファイルの削除もやっていないので、彼のパソコンは、1年半使っても「分析」では非常に綺麗なんだそうです。ですから、私も「どんなパソコンでも定期的に」とは思いません。「分析」に従うほうが良いと思います。

投稿: charry | 2008年11月 9日 (日曜日) 午後 03時20分

おはようございます。


ご無沙汰しています。
すみませんが、ホームページを全体保存したいので、しても宜しいでしょうか。
WeBoXで保存したいと思います。
リンクを辿る際は3~4で宜しいいでしょうか。
 
失礼します。

投稿: kok | 2008年11月13日 (木曜日) 午前 08時33分

kokさん、こんにちは。お久しぶりです。
実は僕は「WeBoX」なるものを知らないので、「リンクを辿る際は3~4で宜しいいでしょうか」と尋ねられても、何のことか良くわからないのですが、僕のページを保存していただけることは、嬉しいことですので、どんな方法で保存していただいても、僕は喜びこそすれ、困ることは無いはずなので、よろしくお願いします。
僕の記事からのリンクは、「Sponsored Link」はどんなリンクが貼られるかは自分で決められませんが、僕が貼ったリンクには、変なサイトへのリンクは無いはずです。

投稿: charry | 2008年11月13日 (木曜日) 午後 06時10分

こんばんは、

遅くなりました。

ありがとうございます。

投稿: kok | 2008年11月14日 (金曜日) 午後 10時16分

有難うございます。
GIMPのマニュアル本を一冊買ったのですが、それよりもこのサイトが分かり易くためになりました。
作業の過程を一つひとつ省略することなく画像で表示してあるので、迷うことなく進められました。
何をするにも画像処理の知識は避けて通れません。ここで覚えた基本を更に向上させたいと思います。
今後も思いつくままにページを増やしていってください。

投稿: 東郷ヒカル | 2009年1月 1日 (木曜日) 午後 10時19分

東郷ヒカルさん、こんにちは。初めまして。
いきなり「有難うございます」で始まるコメントをいただき、恐縮です。
しかし、「東郷ヒカル」というお名前はペンネームなのでしょうか?
GIMPのマニュアル本よりもわかりやすいと言われ、感激です。
たぶん、記事の更新はおっしゃるように「思いついたら」となると思いますが、
よろしければ、また、見に来てください。

投稿: charry | 2009年1月 1日 (木曜日) 午後 10時55分

こんにちは。とっても分かりやすいサイトをありがとうございます。
それでも分からないことがありましたので、お教えください。

消しゴムで周囲を消したとき、このサイトの説明では透明になっているのですが、自分でやると、
それが白くなってしまって、レイヤーにしたとき、白く残ってしまいます。
いらないところを透明にするには、どうしたら良いのでしょうか。超初心者の質問だと思いますが、
よろしくお願いします。

投稿: mackeee | 2009年3月 3日 (火曜日) 午後 04時11分

mackeeさん、こんにちは。
現在、「質問」への「回答」は行っていないのですが、簡単な内容でもあり、mackeeさんのメールアドレスに直接メールで回答しました。
このコメントは、そのメールの送信後に書いているので、もう届いていると思います。
なお、繰り返しますが、質問に回答することは、申し訳ありませんが、現在は行っていません。今回は「例外」ということで、よろしくお願いいたします。
    

投稿: charry | 2009年3月 3日 (火曜日) 午後 06時35分

初めまして。
この度、写真の加工をしたくてネットで検索しまくり、フリーソフトではGIMPがいいらしいとの事で
DL&インストールしました。そして作業をするにあたり、マニュアルを検索したところ
貴HPを見つけ、親切丁寧なご指導の元、ヨチヨチとやり始めたのですが
どうしても同じような手順で出来ない為、ご教示願おうとご連絡させて頂きました。

『GIMPの使い方②』の ”⑨色や模様を変える” でクイックマスクを適用し、消しゴムで選択範囲を塗りつぶし
その後、クイックマスクを外すと、範囲が選択されるまでは何とか出来たのですが(それでも大変でした…)
チャンネルに保存し、色を変えようと「色」→「色相・彩度」を選んでも、画像にあるような<色相/輝度/彩度> の
ウインドウが開かないのです。エラー表示には「色相・彩度の操作はRBGレイヤーにのみ有効です」という
メッセージが出ます。

GIMPを起動して、加工したい写真を開き、何もいじらない状態で「色」→「色相・彩度」を選択すると
その時は<色相/輝度/彩度> のウインドウが出て来ます。
どうすれば、HP画像のように、色を変えられるのでしょうか?

ちなみにPCはVistaで、加工しようとした写真は勿論jpg、GIMPはVer.2.6.6です。
そして、フォトレタッチソフトは初めてなので、難しい言葉はわからないです。m(_ _)m

ご指導のほど、宜しくお願い致します(。>0<。)

投稿: ラムちゃん | 2009年5月 6日 (水曜日) 午後 11時04分

申し訳ありません!
ちゃんとコメント欄を読まないで、勝手に質問コメントを書いて送信してしまいました!
ごく最近のコメントでは、もう質問への回答は行っていないとか。
確認もせず、一方的に質問してしまい、本当にすみませんでした。

投稿: ラムちゃん | 2009年5月 6日 (水曜日) 午後 11時13分

「ラムちゃん」さん、こんにちは。
きわめて簡単な質問なので返事をさせていただくと、
チャンネルに保存すると、チャンネルが選択されています。
レイヤーのダイアログで、レイヤーを選択しなおしてください。

投稿: charry | 2009年5月 7日 (木曜日) 午前 06時29分

はじめまして、こんにちは。
DVDやCDにレーベル印刷をしたくてこちらへおじゃましております。
今まで、ペイント、JTrimを(そんなに詳しくはないです)使ったことがありますが、
それだけでは細かい作業ができないようでGIMPを試すことにしました。
(プリンターについているソフトでもできることは多いのですが)
GIMPの本を買ってみましたが、スムーズに進めません。
そして探していますとこちらにたどり着いたわけです。
とても解りやすく「お気に入り」にさせていただいています。
まだ始めたばかりでありがたいです。
宜しくお願いします。

投稿: moomo | 2009年9月 9日 (水曜日) 午後 01時54分

moomoさん、こんにちは。コメント、ありがとうございます。
私は別記事にてGIMPを使ったDVD盤面印刷の記事も作っています。
    
http://charry.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/canon_pixus_860_2143.html
    
古いプリンタの「CanonPIXSUS860i」を使った解説ですが、「型紙」以外は参考になるかもしれません。
もしよろしければ、そちらも覗いてみてください。

投稿: charry | 2009年9月 9日 (水曜日) 午後 06時13分

はじめまして。
ネットの知り合いからこのサイト教えてもらいましたw
はじめてだったので分からない所もありましたが、自分なりに満足しています!
中学生でもわかる説明、ありがとうございました

投稿: さくら | 2010年3月14日 (日曜日) 午後 03時09分

中学生の方なんですか?
もしそうだとすれば、そんなころから画像の加工をやろうと思うなんてすごいなと思うと同時に、題材に使う画像が「スケベな中年オヤジ」丸出しの水着のものが多くて、申し訳なく、恐縮します。まあ、その点は見て見ぬふりをして、良かったらまたご訪問ください。

投稿: charry | 2010年3月14日 (日曜日) 午後 09時10分

はじめまして
私はたいしてパソコンに詳しいわけでもないのに、ひょんなことから10名ほどの高校生を教えている者です。
今度文化祭の展示でデジタル写真編集の知識が必要となり、いろいろ検索しこのページを見つけました。
とてもわかりやすくて感動しているところです。
できれば生徒のパソコンにGIMPを入れてこのページを参考に授業をしたいと思うのですが、
是非授業の教材に使わせていただけないでしょうか。
許可を頂ければ大変ありがたいです。

投稿: maorao | 2010年10月27日 (水曜日) 午後 08時57分

maoraoさん初めまして。
許可もなにも、ネット上に公開しているページですので、煮て食おうが、焼いて食おうが、自由にお使いいただいてけっこうです。
こんなページが「教材」として使っていただけるなら、こんな嬉しいことはありません。
   

投稿: charry | 2010年10月27日 (水曜日) 午後 09時08分

許可をいただきさっそく授業で使わせていただきました
ありがとうございます
これからもよろしくお願いします

投稿: maorao | 2010年10月31日 (日曜日) 午後 03時04分

maoraoさん、こちらこそありがとうございます。
こんな女性の水着姿満載のページを高校生相手に使っていただけるとは感激です。

投稿: charry | 2010年10月31日 (日曜日) 午後 04時53分

はじめまして。私は今まで画像編集をINKSCAPEとj-trimを使い分けていましたが、
そろそろ新しい画像編集ソフトも知りたいと思い、GIMPのことをいろいろ調べていると
偶然にも貴サイトにたどり着きました。
貴サイトのすべてに目を通したわけではありませんが、とても分かりやすく解説されていて
これならはじめてのGIMPでもあまり悩まずに使いこなせそうです。
知り合いも同時にGIMPを覚えようとしていますので貴サイトを見るように勧めてみたいと思います。

丁寧で、分かりやすいサイトを作ってくださりありがとうございます。

投稿: kenta | 2012年5月 9日 (水曜日) 午前 08時38分

kenta さん、こんにちは。コメント、ありがとうございます。
私もかなりいろいろなことをネット等で調べたりするのですが、「説明」を読んでも意味がわからないということも多く、だとしたら、それは「説明」と言えるのかと疑問を感じる場面もあります。だから、高度なことは何一つわからない私ですが、せめて初歩的なことの説明は、誰でもわかりやすい説明にしたいと、「画像」を多く使ったりしながら工夫したつもりです。少しでもお役に立てたら、嬉しいと思います。
今後とも、よろしくお願いします。

投稿: charry | 2012年5月 9日 (水曜日) 午後 07時48分

始めまして。
当方のブログで画像加工の記事を書く上で、こちらの記事をリンク&トラックバックさせていただきました。
http://johoyablog.blog93.fc2.com/blog-entry-62.html

本当に丁寧な説明で、以前から参考にさせていただいておりましたが、
今度も度々参考にさせていただくつもりです。
本当にありがとうございました。
また伺います♪

コメントは不要です

投稿: azumi | 2012年5月21日 (月曜日) 午前 06時45分

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» GIMPを試す [キウイハズバンド]
GIMP(ギンプ)はPHOTOSHOPと同様な画像加工ソフトです。高機能でありながらフリーで使えるレタッチツールです。JTrimでも合成をはじめかなりの画像加工ができるのですが、PHOTOSHOPキラーとも言われているソフトなので名前は以前から知っていました。ありがたいことに日本語対応です。初心者には敷居が高いと定評のソフトですが、レイヤーを使った「合成」にトライしたいのでチャレンジします。PHOTOSHOPコンプレックスではないのですが、PHOTOSHOPの勉強にもなると思います。 ...... [続きを読む]

受信: 2008年9月 4日 (木曜日) 午後 09時01分

» ショップ風ブログへのカスタマイズ実験(その7) [楽天家・ケセラセラ]
トップページの『優待ポイントキャンペーン』が本日10/14までであったので、新たなバナーに変更したのですが、後で今までのHTMLを確認したところ自動的にバナーも差し替えられていました。尚、序にトップページに「お勧めショップ・お勧め商品」なるコンテンツを追加し、...... [続きを読む]

受信: 2008年10月14日 (火曜日) 午後 09時43分

» GREE内のアバター画像を加工するフリーソフト(GIMP) [情報屋レベルアップ日記]
GREE内のアバター画像を加工する方法です。 ここでは、最も重要な画像を加工する手順です。 アバター画像が用意されていない場合は、 GREE内のアバ画・アバター画像を切り抜く をご覧ください...... [続きを読む]

受信: 2012年5月21日 (月曜日) 午前 02時40分

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