僕と同年代の男性で、若い頃に「週刊プレイボーイ」という雑誌を見たことが無いという者はおそらく皆無に近いだろう。見る記事は人によるだろうが、なにせ若い男であるから、「女性のヌード」と「自動車関連の記事」が主な目的。だが、意外と「政治関係の記事」も、まともな記事が多く、時には下手な新聞記事(たとえば我が地元の「北国新聞」のような自民党・財界よりの新聞記事)なんかより真実を書いていると思えるものも多かった。
そんな「週刊プレイボーイ」を、政治的には「軟弱」にしながら、見た目は「豪華」なものにしたという感じの雑誌が「GORO」だった。篠山紀信の「激写」シリーズが掲載されたのもこの雑誌で、全盛期(?)が僕の20歳代前半の頃なので、当然ながら、よく買った。見たい記事の一番は、やはり「激写」であり、南沙織(後の篠山紀信の奥さん)、水沢アキ、高樹沙耶、樋口可南子、鷲尾いさ子、etc.等の女優陣の掲載されたものは、買い遅れると入手が難しかった。
和久井映見をはじめ、竹内結子、新垣結衣など、現在の僕がファンである女優には、今後、どんな大作映画、芸術映画、ハリウッド映画であっても絶対に脱いでほしくないが、実は、水沢アキと田中美佐子、高樹沙耶の三人は、そのヌード画像から僕がファンになった(田中美佐子は「激写」ではないが)女優である。そのくらいのインパクトが「激写」にはあった。そしてそれは現在のネットにあふれる「裸」とは違い、確かに「芸術」「美」の範疇に入るものだったと思う。
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