2008年5月23日 (金曜日)

著作権について尋ねてみた

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音楽について記事を書こうと思ったら、避けて通れないのが著作権。「中島みゆきが好きだ」「『エレーン』という曲が好きだ」程度なら問題ないが、「この曲のこのフレーズが……」と書きたいのに、「歌詞」の記述はいっさい駄目なのか? わからないことは聞けばよい。それで、「社団法人日本音楽著作権協会」に電話をかけて聞いてみた。

社団法人ということは、「お役所」に近いのかな? 用件を伝えると、「係と代わります」。代わった人に同じことを言うと、またまた「担当と代わります」。この時点ですでに見通しは暗い。こちらは、「個人のブログ」で「アフェリエイトもやっていない」ものであることを伝えて聞いてみた。

◆ 歌詞の全文記述    駄目。

◆ 歌詞の一部記述    駄目。

◆ CDジャケットの写真の表示   駄目。

◆ 部屋の写真の一部にCDジャケット有り   何とも言えない。

まあ、想像していた通りですね。「部屋の写真の隅っこにCDプレイヤーが写っていて、その近くにCDケースがあり、ジャケットの画像が若干映っている場合」にも、「何とも言えない」という返事しか返ってこなかったから、上の画像は、かなり「何か言いたい」ものだろう。

だけど、CD販売枚数が低迷しているという話も聞くが、そういうときだからこそ、誰かのブログを見て「買ってみよう」という動機が生まれる可能性は、否定しないほうが良いような気もするのだが。「この歌手のこの曲が好き」と言われただけでは、「あっ、そう」で終わっちゃう。

   

  

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2008年4月20日 (日曜日)

音楽に酔う

僕の音楽の聞き方は少し変わっている。車を運転しているとき以外では、何かをするときにBGMとして流すということはまったくやらない。「ながら族」という言葉が僕の若い頃にはやった(今も?)が、FM音楽を聞きながら勉強できるという人間が信じられない。音楽は、「音楽を聞くこと」がメインという状態で聞く。

そして、準備するものはアルコール。酒なら何でも好きな僕だが、音楽を聞くときは、なぜかウイスキーが旨い。そして夜、明かりを消して真っ暗な中で、ヘッドフォンで大音量で聞く。2時間も聞くと耳の中が音楽をとめても「キーン」と鳴り止まないくらいの音量が必要。暗闇は妄想を増幅させ、アルコールの酔いが回るにつれ、本当に「音楽しか無い世界」に入っていくことができる。僕はこういう聞き方をする。そしてこの聞き方にぴったりなのが「中島みゆき」。「玲子」「エレーン」なんかを聞いていると、良いか悪いかは別にして、世の中が悲しくて仕方なくなる。「グレープ」「オフコース」「ユーミン」なんかもおすすめだ。

学生時代、冗談で「婚約者」同士だと言い合っていた女性も、中島みゆきのファンだったが、夜、僕の部屋へ遊びに来たとき、僕が目をつぶって音楽の世界に浸りきっていると、かなり恐い方法で僕を驚かすので困り者だったが、彼女も僕の影響で、中島みゆきはそうやって聞くようになった。

ある夜、僕の部屋で二人で中島みゆきを聞いていた。電気を消し、酒を飲みながら二人で聞くので、最初はスピーカーで鳴らしていたのだが、「やっぱり大きな音で聞きたい」ということで、二人でヘッドフォンを交互に使って聞き始めた。一応、相手は「お客」なので、彼女が2曲聞いたら僕が1曲というかんじだ。しばらくしたら、彼女が、感情をこめて「うーん」という声を出した。「感動しているのかな」と思ったら、そうでもないらしい。そのうち、どう考えてもあのときの声以外には考えられないという声を出し始めた。しかも、だんだん大きく激しくなっていく。壁なんてあってないような下宿屋だ。僕はかなりあせった。近くの部屋に聞こえるのは確実だ。そして、こういう声を出す彼女の意図がわからない。音楽に酔ってそんな声を出すというのは聞いたことが無い。部屋の明かりは消えている。誘っているのか ……?

結論を言うと、その前にヘッドフォンをかけていた僕は気づかなかったが、僕の部屋の前の廊下あたりが小さく「ミシッ」と鳴ったそうだ。「女性が来ていて明かりの消えている部屋」に関心を持った別の住人が、そっと僕の部屋の様子を伺っているんだろうと思った彼女が、「期待に応えてあげた」らしい。そういう性格だということは、前からわかっているつもりだったが、できれば小声で僕にそう言ってからやって欲しかった。暗闇の中ですぐそばにいる女性のそういう声を聞いた男の思考回路への配慮が欠けている。おそらく、彼女のからかう対象も、本当は「オクテ」の僕がメインだったんだろうが。

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2008年3月29日 (土曜日)

VALENTI

昔はカラオケによく行った。僕の音痴は折り紙つきで、ある会社の懇親会で、その会社の部長や専務らと一緒にカラオケボックスに行ったとき、あまりの狂った音程に、部長が「専務の前で、その歌は迷惑だ。二度と専務の前で歌うな」と激怒したことがあるという過去もある。親しい友人同士の場合はもちろんそんなことは無いが、ある女性にいたっては、僕が歌い終わったあと、「●●さんの歌で、こんなに音程が合っている歌を聴いたのは初めてヨ」と素直に喜んだやつまでいる。なぐったろか。

さて、BoAの「VALENTI」。

ある職場の親しい者だけでボックスに入ったとき、僕がこの歌を歌おうとしたら、デュエットだと言って一緒に歌いだした者がいた。僕は46歳、彼は30過ぎのともにりっぱな(?)おじさん。彼も「音程」という単語には縁が無い。二人が自己満足の大声で歌っていたら、横にいた二人の女の子がトイレにたってしばらく戻ってこなかった。

なぜ?

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2008年2月 5日 (火曜日)

REBECCA 岡本真夜 谷山浩子 竹内まりや etc.

この10年ほど、ほとんどCDショップに行っていないもので、わからないのだが、今も8cmCDというものはあるんだろうか? CD-Rに以前の曲を焼いているついでに昔の8cmCDを引っ張り出して、久しぶりに聴いてみた。僕はどちらかというとCDはアルバムを買うほうなので、シングルを買うときは、その曲にかなりの「思い入れ」がある場合が多い。

REBECCAの「フレンズ」、岡本真夜の「Alone」、谷山浩子の「夜のブランコ」、竹内まりやの「駅」「シングル・アゲイン」、沢田知可子の「会いたい」、杏里の「オリビアを聴きながら」、…… それぞれの曲を聴くたびに、そのCDを買った当時の思い出がよみがえってくる。胸が締め付けられるほどの懐かしさを覚える曲もある。その当時の出会いや別れが、記憶としては普通に単なる過去の出来事でしかないのに、曲を聴くとその記憶が巨大化し、感情を揺さぶるのはなぜだろう? 音楽というものは「芸術」とは少し違うような気もするが、芸術以上に人々の心の中に訴えるものがある。

さて、8cmCDではなく、12cmCDなのだが、昔のもので、CDを見ただけでは、歌手の顔も、曲の感じも、なぜ買ったのかもまったく思い出せないものが1枚あった。下の画像がそのCDだが、まったくわからない。聴いてみたらかすかに記憶はあるのだが、これはいったいいつ買ったものだろう?

    

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2007年11月 8日 (木曜日)

チェリッシュ

Cd02ファン心理というものはすごい。岡田有希子や尾崎豊が死んだときの後追い自殺にはさすがについていけないが、僕も和久井映見がCMに登場したので、ビールは「モルツ」、風邪薬は「ベンザブロック」を愛用している。ちゃんとタレント広告起用の効果を実践している。

僕は、中学から高校時代、熱烈な「チェリッシュ」のファンだった。「なのにあなたは京都へゆくの」「ひまわりの小径」「古いお寺にただひとり」「若草の髪かざり」「白いギター」…… 「暗い」曲が好きになる原因はこのチェリッシュにあったのかもしれないが、そんな僕が大ファンとして採った行動。

高校2年生の時、生まれて初めて30cmLPレコードを買った。もちろんチェリッシュのものだ。だが、当時の我が家にステレオなんて無い。近所の友人宅にも無い。聴けないのはわかっていた。「売り上げ枚数を1枚でも増やしてあげたい」から買ったのだ。このうちの何円かは印税として「えっちゃん」に入るかなとも思った。…… 今でも我ながらアホだと思う。

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恋愛レボリューション21

098000000084モーニング娘。の「恋愛レボリューション21」のビデオ・クリップを見た。後藤真希、石川梨華、辻希美、矢口真里等の当時のメンバー10人のもの。

中島みゆき、さだまさし、南こうせつ、井上陽水、ハイ・ファイ・セット、谷山浩子、椎名恵、etc. 等の「暗~い」曲のファンの僕だが、この曲が意外にのれるのだ。テンポに合わせてのメンバーのアップもはまっている。

若い頃はこの手の音楽は全くダメだったのに、なぜか50歳近くになってその良さも多少は感じるようになってきた。モーニング娘。とはまた違うが、B’zもこの5年くらいで聞いても昔ほど違和感を感じなくなった。これはなぜなのだろう? 今では、浜崎あゆみ、宇多田ヒカル、E.L.T.なんかのCDもそれぞれ何枚か持っている。

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2007年11月 5日 (月曜日)

やさしいキスをして

098000000064GyaoやYahoo動画をたまに利用する。しかし、両方とも「音楽」のジャンルがあることは知っていたが、以前見てみたら、ヒット曲はあまりなかったので、「無料だとそんなものか」と思い、その後あまり調べてなかった。

ところが、今日、ひょんなことで見る機会があり、 DREAMS COME TRUE の「やさしいキスをして」が入っているのを知った。CDを買おう買おうと思いながらまだ買っていなかったものだ。

もちろん、CDやDVDに比べて音質は落ちるが、僕はとりあえず聞けるだけで大満足。中島みゆきの「地上の星」もあった。調べてみるもんですね。

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2007年11月 3日 (土曜日)

中島みゆき

Gum08_ph08035元気ですかと電話をかけました

あの人のところへ電話をかけました

………………

「愛していると去ってくれ」というLP(CDではない)を買ってから30年くらいが経つが、この「元気ですか」の語りは、今でもほとんど何も見ないでそらで言える。この語りから「怜子」へと続くところは、中島みゆきの数多くのアルバムの中で最も好きな部分のひとつである。

この中島みゆきの4枚目のアルバムの中に収録されている歌は、「元気ですか」 怜子 わかれうた 海鳴り 化粧 ミルク32 あほう鳥 おまえの家 世情 の9曲だが、「わかれうた」がシングルヒットしたので、それまで中島みゆきファンでなかった人もこのアルバムを購入したのだろうが、僕としては「わかれうた」以外の8曲が特に好きだ。曲のテーマはそれぞれ違うのだが、アルバム全体が物語のようになっている。

少し前に「元気ですか」の次に「アザミ嬢のララバイ」が続くアルバムが発売されたが、「元気ですか」は 怜子 へ続かないと ……

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