谷島 宣之

谷島 宣之

日経BP総研

1960年生まれ。1985年電気通信大学情報数理工学科修士課程修了、日経マグロウヒル社(現・日経BP社)入社、日経コンピュータ編集部に配属。日経ウォッチャーIBM版記者、日経ビズテック編集委員を経て、2007年から日経ビジネスオンライン、日経コンピュータ、ITproの編集委員。2009年1月から日経コンピュータ編集長。2011年6月から日経BPビジョナリー経営研究所研究員。2015年から日経BP総研 上席研究員。一貫してビジネスとテクノロジーの関わりについて執筆。

◇主な著書
ソフトを他人に作らせる日本、自分で作る米国』(日経BP) 2013
社長が知りたいIT 50の本当』(日経BP) 2016

※このプロフィールは、著者が日経ビジネス電子版に記事を最後に執筆した時点のものです。

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「台風が上陸した場合、出社するかしないか自分で判断せよ」。ある外資系企業はこう通達し、社員の多くは社外勤務に切り替えた。社外で仕事ができる体制が整っているからだ。別の日本企業は「安全に十分注意して出社するように」と連絡した。

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「全世界のプロジェクトにおける損失額の合計は年間2兆ドルに達する。失敗は戦略に拠るところが大きいにも関わらず、トップエグゼクティブの多くは現場の問題だとみている」。PMI(プロジェクトマネジメントインスティチュート)のマーク・A・ラングレー プレジデント兼CEOはこう指摘する。

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M&A(企業の合併・買収)の有力分野がIT(情報技術)だ。IT以外の企業がIT企業を買う異業種連携の可能性がある一方、M&AやITに日本企業が強いとは言い難く、課題もある。

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最も使われているパスワードはいまだに123456

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情報システムへ入るカギに当たるパスワードが日本の企業や政府機関から大量に流出している。こう指摘した調査報告がある。しかも「123456」といった危険なパスワードを使っていた人が多かった。

プロジェクト失敗の理由、15年前から変わらず

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情報システムを開発し、導入するプロジェクトの成功率はどのくらいか。この疑問に答えるため、専門誌日経コンピュータは2003年から調査を始め、2008年と2018年にも実施した。3回の調査によって成功率がどう推移したか、失敗の理由は何か、といったことが明らかになった。