fc2ブログ

日本の商業・金融国家への移行と、金融分野でのグローバル企業の出現

モノつくり国家再生は時代逆行だと思います (FIFTH EDITION)

日本がこれから工業(第2次産業)から商業・金融(第3次産業)へのシフトを強めているというのには同意。
でも、今のアメリカ経済を牽引しているのは、商業・金融企業だけではないような?
Microsoft, Yahoo, Google, Intel, などのハイテク企業は第3次産業とは言えないような。
これらの産業をどう定義付ければいいんだろう?

まあそれはそれとして、今後の日本経済の流れのトレンドとして、商業・金融へのシフトが起こるというのには同意。実際既に起こっている。
日本のグローバル企業は生産拠点を中国などのアジアに移している。日本では「産業の空洞化」というやつが起こっている。
しかし日本の金融機関は恐ろしく非効率だ。P.E.ドラッカーは、著書「ネクスト・ソサエティー」の中で、「今の日本の銀行を見ると、第1次世界大戦当時のオーストリアの銀行を思い出す。」と言っていた。そして日本の金融機関が変革するか、新興企業に覇権を奪われるかする。(おそらく両方起きるでしょう)、
そしてその覇権を握ったプレーヤーは、日本での収益基盤を武器に、世界各国に進出し、M&Aを行い、グローバル企業へとなると思う。
つまり日本でも金融分野でグローバル企業が出現する。シティバンク、HSBC、ゴールドマンサックス、のようなね。
まあ金融グローバル企業は今後アジアでも規制緩和に応じて出現すると思う。

そういえばアメリカでも「産業の空洞化」が起こってるって言ってた人がいるな。ウォルマートでの求人に200人が応募するみたいな?
でもそれはアメリカの一面しか見てないからだと思う。
そうやって今でもお金のことで苦しむ人がいる一方、金持ちになる人だって増えている。
どちらも「年齢に関係なく」ね。
アメリカはもともと貧富の格差が激しい国だ。そんなアメリカでも、大企業の雇用が守られていたりと、保護主義的な一面だってあった。しかし情報時代への突入によって、
そんなものも無くなっていくでしょう。そして本当の意味で二極化が進んでいく。それも「金持ちの国」、「貧乏人の国」、2つの国が存在してるみたいになる。

コメント

非公開コメント

blueplanet

FC2ブログへようこそ!