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自動翻訳の未来 - "言語の壁"が崩壊する日

インターネットが登場して全然発達していないのは自動翻訳技術です。
ここ10年くらいはまともな進歩をしていない、と言う人もいます。

ITmedia News: Google翻訳サービスに「訳文提案」機能

ITmedia News: Googleは機械翻訳を変革する

自動翻訳についてはGoogleが最も先を行っているように思います。
それでもライバルに比べれば一歩先んじているというだけで、Googleの自動翻訳技術がそんなにすごいわけじゃない。
僕は自動翻訳についてはGoogleにもあまり期待していない。
昔よりは良くなってきているけど、やっぱりまだまだ自動翻訳のレベルが低いからだ。
はっきり言って自動翻訳が空気のように使えるレベルにまで達する頃にはGoogleの企業としての旬が過ぎてるんじゃないかと思う。
それくらいGoogle(に限らず競合者も含め)の自動翻訳の進歩のスピードは遅い。
それだけ自動翻訳の技術というのは難しい。Gmailは素晴らしいけど、"完璧な自動翻訳" に比べれば全然大したことはない。

確かに検索や動画と違って滞在的な需要は多いとは思わない。
でも需要というのは作り出すものだ。
実用性の高い自動翻訳技術が完成すれば、最後の情報遮断ツールとして君臨していた中国のグレートファイアウォールとは比べ物にならないくらい高い壁だった、言語の壁が崩壊してしまう。

そして多くの人に使ってもらえるようになるブレイクスルーは、完璧に近い自動翻訳が実現した時だ。
言葉にはそれを発した人の感情がやどるけど、そういうのまで翻訳しきってこそだ。
あと難しい論文も正確に翻訳することが出来たりとか。
それでもそこまで実現するには、人間の脳をエミュレートしない限り無理なのかもしれない。

404 Blog Not Found: 日本語はどこまでも行く

今では私はエスペラントを普及させるより、C3POを実用化する方が早いと思うようになってきました。


俺もそう思う。インターネットの言語の壁を打ち破るためにはC3POが必要だ。


日本では平均的に優秀になるのは比較的簡単だけど、突出して優秀になるのはかなり難しい。だけどインターネットと自動翻訳の存在はこの状況を大きく変えるかもしれない

同時にそれは"日本人の限界"を超えることにもつながると思う。
日本では平均的に優秀になるのは比較的簡単だけど、突出して優秀になるのはかなり難しい。
それは日本語という閉鎖的な言語に理由がある。

日本では本とかもそれなりに読まれていて、他の先進国と比べれば知識が広く行き渡っているっていうか、日本人は平均的に優秀なんだよね。
「あんなどうしようもない本がベストセラーになるようでは日本も終わりだ。」みたいな意見があって、僕もそれに同意したいところだけど、そもそも本が広く読まれること自体が他の国の上を行っていることの証だと思うんだよね。

ただ突出して優秀な人間が日本でその実力を活かすのはなかなか難しいと思う。
大学にも飛び級制度がほとんど無いし。

日本語という閉鎖的な言語空間だと、例えば英語の情報はある程度重要なもの(ある程度マーケットがあるもの)は翻訳されるけど、重要度の低いものは翻訳されない。
でも翻訳されないものにも、日本で需要のあるものはあるんだよ。
そうした情報に触れられないことが日本人が天才的に優秀になるのを困難にしている原因の1つだ。
中途半端に海外の重要な情報に触れることが出来るから英語を学ぶ気も起きず、そのせいで英語がなかなか上達しないから、英語でしか触れられない情報に触れたくても触れられない。日本人が日本語という閉鎖された言語空間に属しているのはメリットでありデメリットだ。

最も超優秀な人間は外国語くらい簡単に習得するかもしれないけど。
でも今のところ超優秀な人間は表舞台に出てこないよね。
その人達が表舞台に出たくないからかもしれない。

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