冒頭、「ただ今戻りました」というトグサの台詞からスタートする
退院の許可は出てないんじゃない?大丈夫なのか?と心配するメンバーを他所に「わしが呼んだ」と言う荒巻
これには荒巻の意図が隠されていた・・・という訳ね。 

トグサと首相官邸へ向かう車内で、内務大臣から緊急の通信が入ります
チャンネルw3を見ろ。と。見てみるとニュース番組の様でアナウンサーは淡々と述べていく

 「内務省直轄の武装組織、公安9課のメンバーがセラノ・ゲノミクス社社長、アーネスト・瀬良野氏の誘拐未遂事件に関与していた疑いが出てきました。公安9課は内務省に編成された国際救助隊として認知されている組織ですが、予てより独自の権限に因る過度の情報収集や武力行使が懸念されていました。今回の事件から公安9課は2024年に起きた一連の笑い男事件に就いても関与していた可能性が高く・・・」

素子がアオイに扮して瀬良野氏に真相を聞きだしたアレですね・・・バレてしかも世間にリークされちゃってます・・・
更に笑い男事件に関与って・・・薬島に擦り付けられちゃってるし!
いやいやお前だろう!!!と声を大にして言いたい所ですが・・・笑
世論まで味方につけてしまった後では・・・巻き返しが難しくなりましたね

内務大臣はこれを受けて臨時閣議に呼ばれているといい、更に課長を皮肉り通信を切ります

情報が事前に漏れていた?と困惑するトグサに「慌てるな。作戦が動き始めたまでだ」と荒巻
少佐達に何処から作戦が漏れたか調査しろと命じ、首相官邸へと向かいます

官邸では既に閣議が始まっていました
官房長官は「この際、公安課の必要性を抜本的に見直す必要があるでしょう。」と9課を無くす方針を提案
それに対し総理は歯切れの悪い回答をします
内務大臣は「国際救助隊として設立された、実戦経験のある貴重な部隊であると言う事も又事実でして・・」と庇ってくれていますが
防衛長官もまた「大体戦後の混乱の中、当時の総理大臣の命令書か何かが元で、済し崩し的に承認されただけの暗殺部隊だろ。自衛軍を巡る9条問題も未だ出口が見えない状況で、民意は非常にデリケートだよ。」と廃止の方針

ここでちょい脱線しますが、攻殻機動隊では自衛隊から既に自衛軍に改変しているんですね
ここでは1999年に中国との核戦争があり、「招慰難民」と言う名の非日本アジア系の難民を戦後復興の安価な労働力として大量に取り入れた為、治安維持とその栄誉を讃えての実質格上げのようなもんじゃないですかね
そしてそこには民意との何らかの問題が生じていると。

実際、安部さんが打ち出している自衛隊から「国防軍」への改変。
東日本大震災を受けての栄誉を讃えて・・・てな感じでしたが、北朝鮮のミサイル発射騒動や、中国との尖閣諸島、イスラエルとアメリカの問題などなど、いやに緊迫している昨今。
軍事力拡大の意図があるのでは?と民意は勘繰っている状態じゃないでしょうか?
でもあたし思うんですよ。
確かに国民の声は必要ですよ。きっと。でも。
何も真相を知らされていない私たちが闇雲に批判、反対して良いのか?と。
私たちの知らないもっと緊迫したものやなんかを、上は知っている。その上での判断なんじゃないか?と。
特定機密保護法安も可決され、ますます何も知らされず・・・ただメディアに踊らされるだけの世論
原発だって確かに廃止した方がいいに決まってる
でも今はまだ時期じゃないんじゃないか?
それに変わるエネルギーは?プルトニウムを合法的に精製できるものを失ったら、ただただ廃止した原発への攻撃を恐れながら他国の標的になるんじゃないか?

※追記
集団的自衛権を推す安部さん側は9条を改変しようとしてますね...
少し前に見た新聞には非日本アジア系の移民を受け入れ、日本の生産性を上げるのに賛成、反対討論が載っていました
攻殻機動隊...恐るべし...
なんだか最近の上の動きは、戦争を危惧している様な気がしてます
集団的自衛権の問題も...この前の来日でオバマさんに吹き込まれたのでは...?なんてね。

いや、分かりませんがね。
知らん方がいいこともあるんでしょう。特にこの世の中ですからね・・・
あ!めちゃくちゃ脱線しちゃった!戻ります!笑

淡々と堂々巡りの閣議は9課をここに呼ばない事には始まらないと終結
そんな中総理は秘書に耳打ちされ退室・・・そして今まで口を一切開いていない薬島がそれを目で追います

別室で総理の下に現れたのは荒巻でした
「今こうして会ってる事がどれだけ不都合か・・・」と眉をひそめる総理に対し、薬島の告発文書を提示
総理は分かったと言いましたが、今は衆議院選の大事な時期だから国民とマスコミに花を持たせたいという何かを含んだ言い方をします
荒巻が再度聞くと「特殊部隊規制法案の施行だよ」といいます
事実上9課解体というわけですね
荒巻は取り乱し、
「お待ち下さい!いつ如何なる時でも、私を信じて疑わない部下への信頼、それこそ私が今迄築き上げてきた財産の全てです!それを・・・!」と叫びます・・・ぐっと来ますね・・・
総理は「手筈は私が整える。君は部下を召集して置き賜え。案ずるな、君が居れば部隊は再建できよう」と言い
話し合いは決裂・・・に思えたけど、この時点でもう荒巻の計画の途中段階な訳ですから恐れ入ります

車を法務省に向ける間、荒巻は素子に全員を9課へ収集させろと通信します
悟った素子は「他に命令は?」と返す。そして
「死ぬな。必ず生き延びろ」と命ずるわけですね~!!

その頃物々しい人たちが9課へ向かっていました
「敵は思考戦車9機を保有している。7名の主要メンバーを捕獲」と言ってますが、情報古いすね。タチコマは既にラボ送りに・・・はぁ・・・
本当はトグサが抜けてるので6名なんですが、ここでこの部隊は総理とは繋がっていないということが分かります

そして同じく、総理がまわした者達によってトグサは捕らえられ、課長は連行されます
「課長!どう言う事なんですか?説明してください!課長!課長ー!」と叫ぶトグサ・・・後々出てきますが、トグサはこの時荒巻に裏切られたと思っていました・・・

9課へ全員が収集すると、素子は唐突に切り出します
「この種を渡して置く。ここを出たら中の情報をメディアに流して芽吹かせろ。幹事長更迭には世論の後押しが必要だ」と小さなカプセルを全員に渡します
そして軍の特殊部隊がここを制圧しにくること
特殊部隊規制法案が施行された事を話し、時間稼ぎした後にここを閉めると言葉を結ぶ

そこへ部隊到着
「ハンガー内を制圧、思考戦車の姿は確認出来ません。」
「待ち伏せに注意しろ。」
「大佐!端末に思考戦車をラボに送還した記録が残っています。」
「糞、上からの情報はいつもこうだ。」
「無駄口を叩くな。現場の状況は刻時変化する。全ての可能性を考慮しつつ隊を展開しろ。」
ここ良いですね~お、流石大佐。ちょっと戦闘面白くなりそうっと期待しましたあたし・・・

9課はどんどん押されていきます
それもそのはず、21話で素子が苦戦した安岡のあの強化外骨格がわんさかと・・・
そしてここであの時の強化外骨格の出所がここの部隊=この部隊は薬島側のものと理解できるわけですね
更にバトーの話しではこの部隊は海坊主と呼ばれる、根室奪還作戦に参加した裏では有名な表向き存在していないことになっている部隊
まあ海上自衛軍=海上幕僚長を務めた薬島ですから、ここからも分かるわけですが。

先ほど用意した義体を6体置き、爆破。9課メンバーは脱出
少しでも時間稼ぎをとの思惑も「自決と見せかける偽装の可能性を考慮しろ。そのまま警戒を怠るな、捜索を続行!」という大佐の迅速かつ的確な指示であっけなく終わります

その頃。
タチコマは老後施設の様な所で働いていました
合ってるやん 笑
「もっとないのかしら?」と職員に言われるほど重宝されちゃってます 笑
そしてタチコマはたまたま9課施設に特殊部隊が突入したというニュースを見るわけですよ‼︎
 「これって...9課じゃないか?」と...明らかに動揺してますね

そして9課サイド
素子は淡々と「その後は各自バラバラに散って街に潜伏しろ。公安9課は本日をもって解散する。以上だ。」なんて言います
その後もバトーと2人で逃げる中の会話で、少なからず9課に未練を抱いているバトーに対し、随分感傷的ね。と言い放つ素子
いや何だかね。同じ意地っ張りな女として素子の気持ちが痛いほど分かります 笑

言いたくないの‼︎悟られたくもないの‼︎笑

そんな事になったら自分が崩れて行ってしまう...かは分かりませんが、ワザと感傷を打ち消そうとしていて辛いです 泣

そしていつもしている腕時計がない事を指摘すると、素子はセーフハウスのベッド脇に置いてきてしまったと言うんですね
そしてその時計は素子が義体のリサイズを辞めた記念に誰かに貰ったものだと言うことです
だからこそその時計をはめるために女性型の義体にこだわっていた、と。
でも素子は「状況に応じて義体も脳核も変えてきた...なら記憶も変えるまでよ」なんて言っちゃうんだなこれが‼︎笑
そんな事ない癖に‼︎もう‼︎笑
そしてバトーと素子も別れ、別々の道へ...

トグサは理不尽な尋問を受け続けており、パズはベロニモのカウンターバーへ行き捕まってしまいます...
が、パズが持っていた種はベロニモの好意により、何とか渡すことが出来ました
ってかよく気付いたな!こんな事ばっかやってんでしょうねベロニモ 笑

タチコマがお爺さんとの会話で9課の皆を思い出してる頃、バトーは「まあ自分の命だし、何に使おうが自由ってこった」と動き出します

あ~これは行ったな~と思いましたね 笑
素子の為に...

続きは次回‼︎