前回の記事の続きです。

脱線ばかり+至らないまとめで申し訳ないですが...


五一五事件。その計画を立案、指揮をとったのは当時26歳 海軍中尉の男だった

男は部下などを強制で仲間に引き入れたのでは決して無く、饒舌なその手腕で昭和維新を唱える海軍青年将校たちをまとめ、

更に思想家や政治運動家とその塾生達、陸軍士官候補生らをも加え、実行された


その計画とは...


数組に別れ、官邸、銀行、警視庁を襲撃

また日没と共に変電所数カ所を襲い東京を暗黒化

東京を混乱させ、戒厳令を執行せざるを得ない状況に陥れ、その間に軍閥内閣を樹立し、軍部主導の国家改造を行う。というものだった


銀行や警視庁、変電所などは襲撃に対し損害は比較的軽微なものだったが、首相暗殺には成功した...


当時の首相は"犬養毅"


かつての恩人の件もあり、"親中派"だったと言われている犬養毅は、

アメリカからの独立を模索するフィリピンの大統領との交際を始め、ベトナム、インドなどの独立運動家を支援した数少ない政治家であった

その理由の一つに、帝国主義的な支配からの民族独立を目指すアジア諸国に強いシンパシーを感じていたとも言われる


五一五事件の際、銃を片手に乗り込んできた士官らに対し、自ら応接室に通し"これからの日本の在り方"などを説こうとしていたが、

裏から突入してきた別の士官らの手によって撃たれてしまう...

駆けつけてきた女中に対し、

「今の若い者をもう一度呼んで来い。よく話して聞かせる」

と強い口調で話したとも言われているが、その後息をひきとった


軍法会議などの経緯はイシカワが説明した通りですね..


一つ捕捉するなら、当時の新聞社が政府側を批判し、尚且つこの若い男達を"英雄"に仕立て上げた記事をばら撒き

世論を扇動した結果の減刑大衆運動という点でしょうか


その世論を味方に付けたお陰か、彼らは死刑にはならず、懲役で済んだ事も

この後の二二六事件を起こす一つの要因だったと言われていますね


そしてその事件後、軍人内閣が成立したが実態は民政党よりの内閣であり..

民政党内閣に不満を持った将校らが政友会の総裁を暗殺した結果、民政党寄りの軍内閣が誕生するという皮肉な結果に....


うーん...

この結果だからこそ、合田は"革命と見出せずお蔵入りになった"という文言を付けたんでしょうかね?

まあですが軍縮に向かう政府や世論をひっくり返す一つの大きな転機となった事件には変わりませんね


なんと言うか...


こう言うのを知ると"結果が手段を正当化する"とはよく言ったものだなと実感しますね


革命の前には、言い方悪いかもですが"テロ"の様な武力行使がつきものですし..


と。ここまで五一五事件やその前後の大雑把な動き、攻殻に関連すると思われる部分を抜粋してきた訳ですが...


リンクする場面が多々ありますね..


羅列したいところですが、それはその時々に出して行きたいと思います!


でやっと本編に戻ります!笑


官邸に届けられた11本の切断された指に、トグサ達はこの線で間違い無いと確信します


そして茅葺を護衛しながら寺へと移動


「じゃあ座禅を組んでる人と繋がったら悟りをダウンロード出来ちゃうかも?!」
「うん!」


いやいやいや。笑
とタチコマに吹き出しつつ 笑

非公式のインターセプター使用に同意したと言う茅葺さんは座禅を組みます


「こんな時だからこそ座禅を組みたかった」んでしょと素子


首相の苦悩は計り知れませんね...


怪しげな雰囲気の中...



そこへ光学迷彩のクゼが現れ..茅葺に刀を振り下ろす

間一髪、素子が茅葺さんを護りどうにか事無きを得ましたがクゼは屋根を突き破り逃走


相当強化されたサイボーグね、から始まり、まずは軍関係のものから洗い出せと荒巻


内庁が回した男がゆっくりと去る中、


「犯人に殺す意思がなかっただけかもしれない..」


と穴の空いた屋根から降り注ぐ月光を睨み付ける素子


で幕引きです!!

3つに分けておきながら勢いだけで書かれたこの記事....お許しを。笑

では次回に!!