ドーモ。あおいです。
きょうのエントリーでは有珠山高校を取り上げようと思ったのですが、『美味しんぼ』とのコラボSS見てみたいじぇ!という声がありましたので・・・そちらを優先しようかなって。
きょうのエントリーでは有珠山高校を取り上げようと思ったのですが、『美味しんぼ』とのコラボSS見てみたいじぇ!という声がありましたので・・・そちらを優先しようかなって。
ただし、ここを閲覧してくださってる方々の期待される内容とは若干ズレるかもしれません。タイトルからわかるとおり臨海メイン。臨海メンバーのあれこれはフィクションです。
なぜ臨海女子を取り上げたかというと、『美味しんぼ』46巻「究極の新居」以降、山岡&栗田さんのカップルが月島に新居を構えることになるからです。月島の佃公園は、『咲―saki―』59局で辻垣内&ダヴァンが会話していた場所でもありました。
参考:(マンガ版・原作版)<舞台探訪「咲-Saki-」>臨海女子の舞台<東京都中央区、月島・佃>(下町)「佃公園」隅田川リバサイド(2010年2月5日)―旅とラジオと萌え研究 さま
なぜ臨海女子を取り上げたかというと、『美味しんぼ』46巻「究極の新居」以降、山岡&栗田さんのカップルが月島に新居を構えることになるからです。月島の佃公園は、『咲―saki―』59局で辻垣内&ダヴァンが会話していた場所でもありました。
参考:(マンガ版・原作版)<舞台探訪「咲-Saki-」>臨海女子の舞台<東京都中央区、月島・佃>(下町)「佃公園」隅田川リバサイド(2010年2月5日)―旅とラジオと萌え研究 さま
とりあえず『美味しんぼ』の1エピソードとして成立しそうな話、を目指して作っています。ラーメン三銃士がわからない方はこちらをどうぞ。単行本38巻に登場します。お料理は適当です。その組み合わせ成立せず!とか言わないでください。
山岡&栗田が結婚したばかりの頃の話(単行本48~50巻あたり)となっています。冒頭に登場する「はるさん」はふたりの住むアパートの一階で小料理屋をいとなむ女性。そこの大家さんは彼女に片思いしています。
山岡&栗田が結婚したばかりの頃の話(単行本48~50巻あたり)となっています。冒頭に登場する「はるさん」はふたりの住むアパートの一階で小料理屋をいとなむ女性。そこの大家さんは彼女に片思いしています。
というわけで、以下からSSいきますよー!
はるさんの店に入ってくる山岡、栗田。
はる「いらっしゃい。」
山岡「どうもー。」
栗田「あら?大家さん、と、それからあの子たちは・・・。」
大家「やあ。こっちは辻垣内智葉ちゃんと、それからメガン・ダヴァンちゃんだ。」
栗田「ああ、もしかして高校女子麻雀の!」
山岡「どっかで見た顔だと思ったら、そうか!」
智葉「臨海女子高等学校三年、辻垣内智葉です。」
ダヴァン「ガイトさんのチームメイトのメガン・ダヴァンいいマス。よろしくお願い申し上げマス。」
栗田「日本語が上手ねえ。」
ダヴァン「それ程デモ。」
はる「この子たち、麻雀インターハイの優勝候補なのよ。」
栗田「テレビで見ました。今年も予選突破したんですよね。」
智葉「ええ・・・。」
ダヴァン「ハイ!」
大家「サトちゃんのお父さんと儂は昔からの知り合いでな。サトちゃんが小さい頃からよく面倒見てきたもんだ。」
智葉「小沢さん(注、大家さんの苗字)にはいつもいつもお世話になってます。」
大家「今日は臨海女子が予選突破したお祝いと、それから壮行会だ!全国大会、どーんとぶちかましてくれよ!」
智葉「頑張ります。」
栗田「応援してるわ。」
山岡「旨いものをたくさん食べて、力を養ってくれ。」
はる「じゃあ、今日はまずこれ。大根と水菜とツナのサラダよ。この特製ドレッシングをかけて食べてちょうだい。」
栗田「さわやかな風味。暑さでどんよりしていた気分が一気に晴れるみたい!」
山岡「この上にかかっているのは・・・中華そばの麺を揚げてパリパリにしたものだな。サラダにコクと、楽しい歯ごたえを与えているね。」
ダヴァン「美味しいデス!」
山岡「お!いい食べっぷりだね!」
ダヴァン「パリパリシャクシャクデス!」
大家「このあともどんどん出てくるからな。楽しみにしてるんだぞ。」
はる「ほかのチームメイトも来られたらよかったのにね。」
智葉「・・・はい。みんな忙しいみたいで。残念です。」
栗田「そういえば、二人の好きな食べ物は何なのかしら?」
ダヴァン「ラーメン!」
大家「ははっ。メガちゃんはラーメンが大好きで、東京中のラーメンを食べ歩いてるんだよな!」
ダヴァン「ロンオブモチ!ラーメンは地球を救ウ!」
山岡「辻垣内さんは?」
智葉「え?ああ・・・特に好き嫌いはないですけど。」
山岡「・・・。」
翌日
三谷「へえ、そんなことがあったの。」
荒川「東東京、応援したくなるわね。」
社員「今年はチャンピオン・宮永照に勝つ最後のチャンスだからなあ。」
荒川「臨海は打倒!白糸台を掲げて、海外の世界ランカーを特待生として招聘したらしいわね。」
社員「しかしそのランカーたち、都予選でかなり苦戦気味だったなぁ。」
社員「今年はかなりの激戦になると言われているけど、大丈夫かな。」
山岡「智葉ちゃん、テレビで見た印象とはずいぶん違うと思っていたけど、少しナーバスになっていたのかもしれないな。」
栗田「そうね。昨日は心ここにあらずという感じで、元気がなかったの。」
三谷「本番までにうまく気持ちの整理がつくといいけど。」
部長が入ってくる。
部長「日曜版で、二週間後に迫ったインターハイの特集をすることになった。今日の午後、西東京代表、東東京代表の四校がここにやってくるから、みんなよろしく頼んだよ。」
社員「いやあ、部長、嬉しそうだなあ。」
社員「いやあ、部長、嬉しそうだなあ。」
社員「学生時代はずっと麻雀部で、インカレ出場経験あるらしいからな。セミプロだもんうちの部長は・・・。」
社員「オーラスで俺が親だったんだ、それがさあ・・・。」
荒川「やだ副部長ったら、鼻の下伸ばしちゃってる。」
三谷「女子の選手目当てかしら。気持ち悪いわ。」
富井(副部長)「女子の選手が来ると、部内がぱあっと明るくなりそうだよ。姥桜ばかりじゃあ・・・」
荒川・三谷「誰が姥桜ですって?!」
富井「ひいい」
午後
照「こんにちは。西東京代表、白糸台高校の宮永照とチーム虎姫です。きょうはよろしくお願いします。」ぺっこりん
智葉「東東京代表、臨海女子高等学校です。よろしくお願い申し上げます。」
(拍手)
淡「ねえテルー!この人、海原雄山に負けていっつも情けない顔してるおじさんだよ!」
山岡「むっ・・・。そして、おじさん・・・?」
菫「こら!(淡の頭を下げさせながら)うちの大星が申し訳ありません。究極のメニュー対至高のメニュー、いつも読ませていただいております。」
荒川「アハハ、いいのよ。ほんとのことだもの。」
三谷「高校生から見たら山岡さんもおじさんになっちゃうのね。」
栗田「読んでくれてるのね。うれしいわ。」
たかみ「よく、お料理を作るときに参考にしてます。」
せーこ「私たち、三連覇に向けて尽力しますので、山岡さん栗田さんも対決、頑張ってください。」
ダヴァン「昨日はご馳走様でシタ!」
照「なに、知り合い?」
智葉「ああ、少しな・・・。」
ダヴァン「このオジさんたちに壮行会してもらいまシタ!美味しいものを食べて百人リキ!今年は白糸台に負けまセン!」
菫「ふん、望むところだ。」
淡「ねーねー、私たちもソーコーカイで100なんとかになろうよー!」
たかみ「淡ちゃん、ソーコーカイと百人力の意味わかってる?」
淡「なんかわかんないけどすごいパワーの海?みたいな?日本海より深い・・・。」
せーこ「おいおい。お前ダヴァンに日本語能力負けてんじゃねーの?」
菫「壮行会っていうのはな(説明)」
たかみ「近いうちに後援会とOB会がしてくれるよ。」
淡「えー、そんなのかたっくるしくてめんどくさいー!もうちょっと明るく楽しいラフな感じの壮行会はないの?」
菫「ワガママ言うな。」
照「じゃあ帰りにみんなでケーキを食べに行こう。それでどう?」
淡「さっすがテルー!話せるー!」
たかみ「どうせだから、山岡さんに究極のケーキ屋さんを教えてもらわない?私たちの壮行会なんだし、ちょっと奮発してもいいよね。」
せーこ「いいねー。山岡さん、どこかいいとこあります?」
照「プリン。プリンが美味しいところがいいです。なめらかでトロトロな舌触りでごまかすんじゃなく、素材の味がしっかりして、濃厚な味わいのところ。」
菫「またまたすみません。こいつ、プリンのことになると人が変わるんですよ。」
照「だって、プリンは大事。卵も生クリームもすべてのケーキの基本。プリンに手を抜く店はほかのどんなケーキも美味しくない。小手先の技巧でごまかしてるだけ。」
山岡「プリンか・・・(少し考えて)じゃあ、君の熱意に応えて、とっておきのプリンのレシピを教えてあげよう。それでみんなでプリンパーティをしたらどうだ?」
淡「究極のプリン?!食べてみたい!やろやろ!」
照「夢みたい。会場としてうちを提供する。今日はお母さん夜勤だし、みんな泊まっていって。」
たかみ「じゃあ、プリンの風味が引き立つ極上の紅茶を用意するね。」
菫「ほかの料理は私と亦野で作ろうか。」
亦野「魚料理ならおまかせあれ!」
五人で仲良く話す白糸台と対照的に、2対1対1という感じで、ほとんど会話のない臨海女子。それでも残りの三人に一生懸命話しかけるダヴァン。
ダヴァン「そウダ、今度はミンナで一緒に・・・。」
ハオ「興味ナイ。」
ミョンファ「ノン。ワタシ忙しい。」
ネリー「シュザイ、イツマデカカル?ハヤク寮ニカエリタイ。」
ダヴァン「白糸台みたイニ、団結シテ・・・。」
ハオ「一人一人が最高の力を出せば、臨海が優勝する。ソレだけのコトネ。」
ミョンファ「チームワーク、トカ言いたがるのハ弱者ダケ、デショウ?」
ネリー「ダレモ、ワタシのアシをヒッパラナケレバ、ソレデイイ。」
智葉「ダヴァン、もういい。」
ダヴァン「デモ、ガイトサン・・・。」
山岡・栗田「・・・。」
菫「臨海はなんだか、五人がバラバラだな。」
照「どうしたんだろう。」
淡「しょせん、留学生の寄せ集めだもんね!」
せーこ「優勝候補の一角が自滅してくれればこっちも助かるじゃないですか。」
帰り際
栗田「二人とも、ちょっとうちに寄っていかない?」
智葉「え・・・?」
山岡家
智葉「おっしゃるとおり、いまのうちのチームはバラバラ。でも最初は、こんな感じじゃなかったんです。みんなお互いを理解しよう、チームメイトとして一体になろうという意識がありました。でも・・・。」
ダヴァン「ミンナ、違う国の人間。ワタシはアメリカ。ハオは香港人、ミョンファはフランス人、そしてネリーはサカルトヴェロ・・・。」
智葉「価値観が全然違っていて・・・。しかもみんな来日したばかりなので、ひとりで日本で暮らすのが結構なストレスだったみたいだ。特に、食べ物が合わない、と・・・。」
チヨ「あらまあ・・・。」
栗田「それはかなりのストレスになるわね。」
智葉「だんだんみんな、お互いに心を閉ざしてしまうようになって。それで先程のような状態に・・・。歯がゆいです。どうしてやればあいつらとまた元のように麻雀ができるのか、全然わからない・・・。あいつらもきっと、こんなことは願っていないはずなのに・・・。お互いに心を閉ざしていたら、いつまでたっても異国の地で孤独なまま。そんな状態でいいはずがない・・・。」
ダヴァン「悲しいデス・・・。」
沈黙。
ダヴァン「?!この香リハ?!」
山岡「よし、できたぞ!山岡特製ラーメンだ!」
ダヴァン「ラーメン!」
智葉「よかったな、ダヴァン。」
山岡「これはインスタントなんかじゃないぞ。化学調味料は一切なし。煮干とマチばっちゃんの育てた鶏でダシをとったスープを、有機栽培の丸大豆醤油で味付けして、同じく有機栽培の小麦で作った自家製麺を入れたんだ。チャーシューも鹿児島の黒豚を使った自家製。熱いうちに食べてくれ。」
ダヴァン「ワオ!オイシイ!コクがあるのにスッキリしたスープ。それにこの醤油の味!ただ塩辛いダケじゃナク、ふっくらとした丸み、そこはかとない甘味がありマス!これまで食べてきたショウユラーメンとは雲泥の差デス!」
山岡「お!そこまで味がわかるんだな。嬉しいね。」
チヨ「化学調味料に慣れてしまった日本人には気づかないような、繊細な旨味もきちんと感じ取っているのね。」
ダヴァン「メンもシコシコモッチリ、小麦の味がしっかりしマス!替え玉!ありまスカ!」
智葉「おいおい、ご馳走になっている立場でそんな・・・。」
山岡「いやいや、構わないよ。いくらでもおかわりしてくれ。」
ダヴァン「ワタシ、10杯でも20杯でもヨユウ!オカワリ予約!」
栗田「まあ!そんなに食べられたら大赤字よ!」
智葉「そうだぞ、山岡さんの家計を考えろ!」
ダヴァン「スミマセン・・・ホンのジョークだったデス・・・。でもホントに美味しいでスヨ、ガイトサン。」
智葉「これは・・・本当だ、うまいな・・・。ありがとうございます。」ニコッ
チヨ「少し元気になったみたいでよかったわ。」
栗田「ラーメンってすごいのね。本当に地球を救うかもしれないわ。」
山岡「ああ。でも、抜本的な解決には・・・。ん?そうか・・・。」
智葉「どうしたんですか?」
山岡「君たちのチームの問題はラーメンで解決できる!ラーメンは臨海女子を救うぞ!」
ダヴァン「エ?」
ダヴァン「エ?」
山岡「ただ、君たちにはちょっと頑張ってもらう必要がある。どうだ、やってみるか?」
智葉「はい。なんでもします!」
智葉「はい。なんでもします!」
ダヴァン「頑張りマス!」
山岡「ラーメン大作戦だ!」
後半に続くよー。
後ろで身内がうるさいので、需要がなくてもアップするよー。
コメント
コメント一覧 (3)
ありがとうございます!
今後はコラボなしのものも書いてみようと思っているのでまた遊びに来ていただければ、と・・・!
>長井さま
ハギヨシひとりでラーメン三銃士を圧倒できそうです。