魔王城のシェフ 黒竜のローストからはじまる異世界グルメ伝


(;`・ω・´)「今回はファミ通文庫の『魔王城のシェフ 黒竜のローストからはじまる異世界グルメ伝』を取り上げたいと思います」

(´・ω・`)「著者は水城水城氏。第14回(2012年)えんため大賞ライトノベルファミ通文庫部門で優秀賞を受賞してデビューした作家さん」

(;`・ω・´)「今までに、『サイコメ』(全7巻)『カフェ・ド・ブラッド 真夜中の眠らない血会』(1巻)を出していますね」

(´・ω・`)「前作『カフェ・ド・ブラッド 真夜中の眠らない血会』はけっこう面白かったんだけど、1巻でお終いなのかな?」

(;`・ω・´)「2巻目はダークになる予定、と後書きで書いていたんですが……。刊行される作品が飽和傾向にある現在、新シリーズの立ち上げというのは難しいのが察せられます」
(´・ω・`)「それで、異世界モノを書いて好評なのを見ると複雑になるよね」

(;`・ω・´)「別に異世界モノが嫌いなわけじゃないんですが、もうちょいバラエティに富んだジャンルでヒットがあって欲しいです」

(´・ω・`)「ちょっと話が逸れたけど、この作品のジャンルは異世界モノ。凄腕の料理人・シイガがモンスターを狩りながら旅していたら魔王・ルイーナに捕まってしまい、魔王の料理人として腕を振るっていくというストーリー」

(;`・ω・´)「魔王ルイーナは表紙のビキニアーマー的な女性ですね」

(´・ω・`)「魔王軍幹部のリムも似たような格好で『見た目は『痴幼女』な』と書いてあるんだけど、やってることは痴女で見た目だけの話じゃないだろう的なことは思った

(;`・ω・´)「食事をしない魔王に、食の楽しみを教えて行くというストーリーなんですが、表面上のストーリーの穏やかさと共にヤバさもあるような気もします」

(´・ω・`)「魔力のみで生きている魔族に、手下のドラゴンを『絶対、美味いから』と食べさせて手懐ける主人公のヤバ味というのはちょっと怖い」

(;`・ω・´)「基本、主人公はモンスターを狩って料理して魔王に提供するんですよね。流石に人型・虫型はNGしているみたいですが」

(´・ω・`)「これで魔王軍に人肉食の習慣ができたら、主人公は物凄い大罪人のような気がする」

(;`・ω・´)「人間も猿とか食べますもんね

(´・ω・`)「読んでいる人は『猿脳』とかでググっちゃダメだよ。この一見コメディ的で温和なストーリーの続きに、主人公がきっかけで下級魔族の間で人間の調理が流行って、天真爛漫な少年魔族が尊敬する主人公の為にせっせと料理を作って『食べてください!』ってドヤ顔でやってきたら、調理されていたのが主人公の愛しい人だった、みたいなストーリーがあったらいいなあと妄想した!

(;`・ω・´)「※ホントにブログ主の勝手な妄想です」

(´・ω・`)「異世界モノと料理モノの相性って割りとよくて、この作品においても食に疎い(というか全くそういう文化のない)民族に料理の素晴らしさを伝える、というエンターテイメントが光った作品でした」

(;`・ω・´)「料理もおいしそうでしたしね。タルタルソースとかの調味料がでてきたのは引っかかりましたが、おそらく伏線でしょう」

(´・ω・`)「次巻が出ることを祈ってオススメしときます」

(;`・ω・´)ヾ「では、今回はこんなところで」

(´・ω・`)ノシ「それじゃあ」


【合本版】サイコメ 全7巻<【合本版】サイコメ> (ファミ通文庫)


(´・ω・`)「気づいたんだけど、なんでか『サイコメ』の合本版が1,901円になっている。1巻あたり270円くらいなんでおトク」

(;`・ω・´)「セール中なんですかね? 2017年6月2日現在の話です
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