ひまわりの種

毎日の診療や暮しの中で感じたことを、思いつくまま書いていきます。
不定期更新、ご容赦下さい。

追い風・・・なのかな・・・?

2012å¹´07月15æ—¥ | æ±æ—¥æœ¬å¤§éœ‡ç½
先日、青森県で園学校保健・学校医大会というのがあり、
わたしは県医師会からの依頼で、
福島県の子ども達の放射線被ばくに関する話題を提供するべく、
参加してきた。


で、今回の記事はその後のこと。

所属している小児科関連のメーリングリストに、
秋田県の先生から、その大会の感想の投稿があった。

宮城県の大川小学校の遺族の方々と関わっていらっしゃる先生のご発表と、
わたしの発表に関する感想だった。
県外の方々にどれだけ福島の状況をお伝えできるか
アウェイで臨むような、不安な気持ちでの発表だったのだが、
ありがたい励ましのお言葉だった。

それを受けて、わたしからの返信として、
メーリングリストのメンバーの方々で、
福島での被ばくに関する資料などご希望の方がいらっしゃれば、
お送りします、と投稿したところ、
思いの外多くの方々から個人メールをお寄せいただいた。

あれから丁度1年と4ヶ月が過ぎた。
ここにきてようやく、これまでの福島県での被ばく状況は、
実はそれほど恐るるに足らず、ということが、
少しずつだけど認知されてきたのかも知れない。

一般市民の方々にも、まっとうな情報を理解して下さる方が増えたし、
やぁどさんの処のように、まっとうな報道をするメディアも増えつつあるように感じる。

でも、実は、あまり書きたくないのだけれど、
本当に残念極まりないことなのだけれど、
肝腎の、人の健康に直接関わる「医師」の中には、
未だに「きちんと理解できていない」ひとたちがいる。
しかも、県内にも、だ。

もしかしたら、最後の最後まで、おかしな理論を展開するのは、
医師かもしれない。
それを思うと、途方に暮れてしまいそうになる。
なまじ中途半端に医学の知識があるから、始末が悪い。

でも、全国の小児科の先生方(全てではないけれど)にも、
冷静に理性的に分析・理解しようと考えて下さっている方々が、
実は思いのほかいらっしゃることがわかり、
なんだか、とても嬉しい。

もう少し、頑張ってみよう、と思う。

あと少し頑張れたら、その先、またもう少し、頑張ってみようと思う。