ひまわりの種

毎日の診療や暮しの中で感じたことを、思いつくまま書いていきます。
不定期更新、ご容赦下さい。

金木犀

2009å¹´10月01æ—¥ | æ—¥ã€…のつぶやき
庭の金木犀が満開です。
ちょっとした風向きで、ほんのり甘い香りが鼻をくすぐります。

わたしが通っていた中学校は、当時まだ木造の二階建て校舎でした。
二棟ある校舎の中庭は芝生が敷き詰められていて、
さまざまな庭木に混じって金木犀が植えてありました。

夏が終わり、秋の気配が近づいてくる季節、誰もいない放課後・・。
二階の教室の窓を開けると、金木犀の香りがふわりと入り込んできました。

この中庭で、友達と、あこがれの男の子の話や、将来の話なんかしたっけ・・。
旺文社文庫の三好達治の詩集なんか持って、多感な少女になりきっていた頃。

この時期になるといつも、金木犀の香りが懐かしい記憶を運んできます。