休むに似ている

「バカの考え」だけに(笑)。

『題名のない子守唄』

2008å¹´06月23æ—¥ | æ˜ ç”»
米子シネマクラブ例会 『題名のない子守唄』

ええと、まずエンニオ・モリコーネの音楽が素晴らしい。
エンディングまで延々と堪能。てゆうか、これだけでお腹一杯。

で、内容は……
過去のシーンやらトラウマやらが滅多矢鱈とフラッシュバックし、
脳内でそれらをコラージュして繋ぎ合わせ、
一つのストーリーを作り出す作業に えらく苦労しました。
まぁ『メメント』ほどじゃないけど(アレは何度も見返した)。
サスペンスとしては一級品なのかな。
素直に引き込まれますし、素直に集中できますし。
(実際、ズタボロに疲れてたけど集中できた)

でもねえ。結局この作品、内容がないよなあ(シャレに非ず)。
最終的な感想に関しては、これが近い(ネタバレあり)。

自分でも反芻し、家族で再検証してみましたが、
所々に未解決部分や矛盾があるような気がします。
「金はどこ行った」とか「子は全員産んだのか」とか。
もう一度でも見たらよく分るかもしれませんが、
なんか、もう一度観る気にはなりませんねえ。疲れるし。

茂木大輔とN響メンバーの室内管弦楽

2008å¹´06月22æ—¥ | å¤æœ¬å±‹çš„日常
【茂木大輔とN響メンバーの室内管弦楽】(労音)。

ドイツロマンはベートーヴェンのみ(それも初期)。
バッハ、ハイドン、モーツァルト中心。
バロックでこんなに集中できたのは初めてですな
(地元楽団の演奏会では豪快に寝てしまうw)。

【感想】 いやぁ、やっぱり上手い上手い。
ちゃんとピッチが合っている。音色が揃っている。
ハーモニーが調和している。
って、何でこんな当たり前のことに感動してるんだオレは。
(逆に言えば、こんな当たり前のこともできてない
 演奏ばかり今まで聴いてたわけですな)

どの曲も、何回も…というか何十回も下手すれば
百回以上聴いた曲ばかりですが、 やっぱり生演奏は違います。
しかも、一人一人が一音一音を丁寧に手を抜くことなく、
特にp(ピアノ)、pp(ピアニッシモ)部分でもクッキリハッキリ。
サビでもないのに鳥肌が。
音楽のあらゆる部分が高次元に纏まっていて、
少々地元のそれとはレベルの違う演奏でありました。

中でも面白かったのが、
ハイドンの交響曲第45番嬰へ短調「告別」

「驚愕」の方はトリビアでもお馴染みですが、
こちらは不覚にも知りませんでした。
第四楽章に入り演奏者が一人一人去っていく交響曲。
最後は指揮者コンマス含めて三人だけに。
この当時から、ヴィジュアルで魅せる曲があったんだ。
演奏者退出の足音も「音楽」 と考えれば、
これ現代音楽のハシリではないかと。
また、このシャレを理解できる帰属も素晴らしい。
「告別」といっても、これあくまでシャレなんで、
今風にいえば「告別(笑)」とかw。

そして茂木大輔。指揮もそうだが口も上手い。
曲の合間での初歩的アナリーゼで、会場爆笑。
曲そのものも立体的・多角的に楽しめますし、
エンターテイメント的にもプロですなあ。
これで3.000(一般は3.500)は、格安です。
ちなみに、次回の米子公演は50年後らしいぞw。
(つまり、労音100周年記念)

『みさきクロニクル~ダイバージェンス・イヴ~』

2008å¹´06月01æ—¥ | ã‚¢ãƒ‹ãƒ¡
[公式サイト]

ダイバージェンス・イヴ(公式サイト)の続編でした。
続編の方を先に見てしまって訳が分かりません。
感想は、『ダイバージェンス・イヴ』を見てから。