昨日の中国新聞より。
この度の豪雨災害について『 避難指示が出た後、実際に避難したか? 』と言うアンケート調査を行ったら
1000人中たった31人しか実際に避難してなかったと言う。
その原因として、注意報・警報が頻繁に発令されていることと、ここ数年で起こった
各地の豪雨災害のせいで豪雨に対する感覚が麻痺している・・・と言うことが挙げられていた。
『 避難勧告 』は【 災害による被害が予想され、人的被害が発生する可能性が高まった場合 】
『 避難指示 』は勧告に比べ
【 災害が発生するなど状況がさらに悪化し、人的被害の危険性が非常に高まった場合 】に発せられる。
避難指示が出され、危険度が増しているのに避難をする人が少ない。
指示や勧告は『 広島県に避難指示が出されました 』と言う大雑把なものではなく
『 〇〇市〇〇町( 時には〇〇丁目まで )に避難指示が出ました 』と
細かく区分されて出される。
それなのに、だ。
テレビ等で盛んに『 防災意識を高めよう 』と言っているが、
防災意識を高めても、避難指示や避難勧告への認識をもっと高めないと意味がない。
せめて『 勧告 』が出れば速やかに避難できるよう準備し、『指示 』が出たら
即刻避難する・・・くらいになって欲しい。
オイラの実家は当時『 避難勧告 』が出た( 後に避難指示 )
実家はその後氾濫した河川の近くにある。
6日夜、避難勧告が出たので実家の母親に電話した。
『 勧告出たけぇ、逃げる準備しとき 』と。
すると母親は『 大丈夫じゃろ 』と。
ここら辺でうちの親に限らず、意識の低さと言うか、勧告レベルでは
何も感じなくなっていると言うのがよくわかる。
さらに母親の言葉にビックリした。
『 いま川を見てきたけど・・・まだ大丈夫そうなけぇ、家におるわ 』
いやいやいやいやいやいやいやいやいやいや・・・
『 行くなや!危ないけぇ! 』
ついついおらんだ( 叫んだ )
そりゃーおらぶよね。台風の時、行方不明になったり死亡したりする人の多くは
『 川が心配で 』『 田んぼが心配で 』『 岸壁に繋いである船が心配で 』と言い
それらを確認しに行った最中に流されたりしている。
川の氾濫の恐れがあって『 勧告 』が出てるのに、その川を見に行くとは・・・
帰宅して嫁さんに話たら、オイラが電話する前に嫁さんも電話したらしく
『 川を見に行って判断する 』と言っていたそうだ。
『 危ないから行かないで 』と嫁さんも言ったらしいが、その十数分後には川に行っていた。
幸い、その時は何ともなく、その後川から溢れた水は、実家の玄関先まで来たが
床下浸水までは至らなかった。
だが、そのほんの数十m先は広い範囲で床上・床下浸水し、町が水没した。
これこそ『 災害・避難に対する慣れ 』だと思う。
この先、現在の『 準備 』『 勧告 』『 指示 』の3段階を
『 勧告 』『 指示 』『 命令 』に変更し、それぞれ
『 勧告が出たら避難の準備して、準備でき次第避難 』『 指示が出たら即座に避難する 』
『 命令が出たら強制的に避難 』くらいにまで引き上げないといけないのでは?
強制的に・・・が難しいかもしれないけど。
そして、それを確実に国民に浸透させないといけないのでは?
これだけ激甚災害指定するほどの災害が増えて来ているんだから、
国民の命を守るため、もう一歩踏み出しても良い時期なのではないだろうか?
この先、東南海大地震も予想されているのだから・・・・・・
と、オイラは思い、まじめにブログを書いた次第でした。
頑張ろう!西日本!
頑張ろう!広島県民!