厨火力

わたしのお花畑~

シデのバットで打ってみたよ

2018-08-27 20:46:55 | 日々徒然

BEBLANDで人生初のオーダーバットを頼み、完成したバットで早速バッティングセンターに行ってきました。場所はお気に入りになった東京バッティングセンター パート3 生田店。バット担いで小田急線に揺られていきます。84cm910g平均ヘッドくり抜きノブ小さ目というピーキーなプロファイルで、材質は未知の木材シデ。先日あきる野ルピアで出展されていた時に伺った話では北海道産らしいです。このへんの詳しい話はまた後日、ちゃんとしたバット紹介をさせてもらおうと思います。

わざわざ神奈川まで出向いてバッティングセンターに行くのにはわけがあって、一番近く、硬式練習球を、木製バットで打っても可というところだからです。東京ドームのスポドリは木製バット使用禁止なんですね。カナシイ
打ってみてどうかというと、メイプルにも劣らない表面の堅さ、硬質感。ホワイトアッシュよりもしなりは少なく、それでいて軽い打感。バーチにも似ている部分が多いですが(シデもバーチもカバノキ科)、シデのほうがしっかりとした堅さを感じられます。かなりしっかりとした木材というのがわかりますね。バーチがちょっと特殊な打感のする木材だと言えばそこまでですけど。BCリーグの信濃グランセローズの選手が好んで使用するようになったのも頷けます。メイプルよりもパワーを必要とせずにホワイトアッシュよりも耐久力がある。理想的なバットの木材ともいえるのではないでしょうか。
ただシデも有限ですので、ちゃんとしたものが買えるのは今のうちかもしれません。もしかしたら海外もシデに目を付けて作り出すなんてこともあるかもしれません。アメリカシデはironwoodとも呼ばれるくらい堅い木のようですからね。
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木製バットについてくどい薀蓄

2018-08-08 22:49:56 | 日々徒然
某150mヒッターさんのブログで気になったことがあったので、自分の整理の意味も込めて書きます。あれだけTwitterでキーボード叩いてるのに、連続して打つとすぐ手が痛くなる。



メイプル
アジア原産のイタヤカエデと北米原産のサトウカエデがある。樹液がメイプルシロップとして食用されるのは後者。ハードメイプル、ロックメイプルと言われる硬くて弾きの良い物もサトウカエデ。寒冷地の高地で自生していたものがバットとして高品質と言われている。特に木目が細かいものが好まれる。散孔材なので板目を打撃面にすると本来の曲げ強度が発揮できるため、堅さによる弾きの良さと折れにくさが上昇する。最近は軽量なバットが良く出回る。北海道産のイタヤカエデも国産青ダモのように貴重で価格が高めになる傾向がある。


青ダモ
メイプルが主流になる前、ヤチダモの圧縮バットが禁止された後の主流になった木材。木の生長が遅いために貴重。堅くかつ粘りが強いため、バットにするとしなりが出る。打感もメイプルより柔らか目なので好んで使う選手もいる(エンゼルスのビッグフライオオタニサンもそう)。国産は貴重で価格も高いが、安い中国産もある。環孔材なので通常の柾目打ちをしないと折れる。あまり木目が詰まったものは逆にもろくなってしまうためバットに適さない。


ホワイトアッシュ
アメリカで主流だった木材。メイプルや他の木材の台頭で使用者が減ってしまった。青ダモと近種(どちらもモクセイ科トネリコ属)なために木目がよく似ていて、見分けがつかない。表面の堅さを持ちながらしなりも併せ持つハイブリッド木材。耐久性に難があり、頻繁に打撃を行うと木目が剥がれていき本来の堅さが低下し反発力が半減してしまう。木目の剥がれを防止するために焼き加工(Burn)や骨で研磨(Bone Rubbing)をする。


イエローバーチ
日本名キハダカンバ。樺の木の一種。北米産のバットとしては新素材で、メイプルとホワイトアッシュの中間にある木材。打感は青ダモのようにマイルドながら、メイプルライクな弾きで打球速度も速い。メイプルよりも比較的軽いので軽いバットを作るのに適す(メイプルで軽いバットを作ると密度が下がる→堅さも低下する)。最近は日本のメーカーでもバーチでバットを作るところが増えてきた。散孔材なので板目打ち推奨。メジロカバ(日本産)やユーラシアバーチ(ロシア産)などの近種でバットが作られることもある。個人的にお気に入りの木材。


ヨーロピアンビーチ
ヨーロッパで自生するブナの仲間。SSKがラミバットの芯材として使っていたが、一本木のバットとしては新しい存在。MLBでは使用する選手が少なからずいる。メイプルを超える曲げ強度を持っているため高耐久が期待できるバットである。ただし表面は柔らか目なため打撃面がへこむこともある。打感はメイプルのそれより重く、しなりも強い。アメリカでは取り扱うメーカーが多いが、日本での試合用として使えるバット(BFJマーク付き)はまだ少ない(ASICS、ヤナセ、KT1)。散孔材にて板目打ち推奨。逆に柾目打ちだと打撃面がケバ立ちやすい。


シデ
メイプルよりも甲高い打球音と絶妙なしなりを持つ(らしい)木材。ここ数年日本でバットとして使われだした木材。まだ取り扱うメーカーが少ない。ビーイーブランドにてバットオーダー済み。早く実打撃してみたいです。


タモ(トネリコ、ジャパニーズアッシュ)、ヤチダモ
いずれも青ダモやホワイトアッシュの近種で日本原産。青ダモのように寒冷地で降水量が少ない地域の木がバットに適している。一部のタモは青ダモをしのぐしなりと粘り強さを持つらしい。試合用バットにすると重たすぎる木材はトレーニングバットとして作られることもある。以前ヤチダモは圧縮バットとして広く普及していたが、圧縮バットが禁止されて以来少量が軟式用バットとして製造されるだけにとどまる。



竹を細く切り出し、それを集成材としてバットにする合竹バット。公式戦では使用できないラミバットの一種(高校野球では使用が認められている)で、トレーニングバットとして作られている。一本の木材から作られていないので木の品質に左右されにくく、価格が非常に安く耐久性も高いコストパフォーマンスの良いバット。打球音も抑えられるため夜間の練習にも向く。芯を外して打つと手に強烈な衝撃が加わるため、芯に当てる打撃が身に付く。ただし芯を外した時の痛みを恐れてスイングが小さくなってしまう可能性もある。





早くシデのバット来ないかなぁ。
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お久しぶりです

2018-08-06 23:54:42 | 日々徒然
久々の更新になります。Twitterの居心地と使い勝手の良さから、そっちしか書かない状態になってしまいました。140文字以内で端的に表現ができる場って優秀ですね。
僕自身は紆余曲折があり、前の仕事を辞めて新しい仕事についています。そして東京で一人暮らしをしている状態ですね。けれど長岡にはちょくちょく帰っていこうと思っています。

東京に来てやっていることといえば木製バット振り回していることです。硬式球の打てるバッティングセンターを捜して訪れ。足りないフィジカルを技術で何とか飛ばそう飛ばそうとして打撃フォームを崩している状態です。ある程度筋力がないと打撃フォームって整わないんですよね。
硬式球と言っても実際は硬式練習球、白いディンプルボールが主流みたいですね。長岡ドームのそれは雨天暮用ボールなので黄色いボールなんですが、首都近郊のバッティングセンターでは白いボールになっています。雨天暮用ボールと色違いなだけではなく、軽くてより表面が固いです。実際の硬式球と似た打感がしていい練習になります。アーデルバッティングドーム、星久喜バッティングセンター、バッティングパレス秦野、東京バッティングセンター生田などがそのボールを使っています。所沢のヒーローズバッティングセンターは長岡ドームと一緒の雨天暮用ボールでした。
バッティングセンターに行く交通手段として電車とバスを乗り継ぐことになるのですが、時間もお金もかなりかかります。バッティングパレス秦野なんかは駅から2km以上歩きました。帰りの上り坂がとてもきつかったです。でも、施設自体はレベルが高いですよ。やはりバーチャル映像付きのアーム型ピッチングマシンは打ちやすいです。調子に乗って打つと根っこに当たって、右手親指の付け根がそのままハンマーで叩かれたような衝撃が走ります。痛い痛い。メイプルのバットだから硬さで衝撃がもろに来る痛い痛い。バットはSSKのリーグチャンプ平田良介選手モデルを使っています。そのバットのインプレも後日や…やるんだろうか?たぶんやります。

一人暮らしをしているので体調管理が難しいですが、バット振れる体力は付けておきたいですね。単純な腕立て伏せでもひぃひぃ言っちゃう小さい体が疎ましいです。
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