エクシードお仕事中 模様押えの使いどころ
これって、以前使っていたコンパクトミシンにはなかった押さえで、いったい何に使うのか?
エクシードで手動でボタンホールってどうやってやるの????
とか、使いどころがわからない(^_^;)
今作っているのは、ドール用のパジャマ。すみっこにステッチかけるのに、縫い目が多少見やすいかなあ、程度で、いまいちこの押さえの必要性が実感としてなかった。
それで、昨日から悩んでいたのは、襟。襟ががうまく作れない。
特にステッチかけるの。襟の先までいって、そこで針を刺したままターン、というやつ。
どうしてもそこ、ターンするところ、カドっこが曲がって縫えてしまう。手動で針を動かしても曲がる。必ず同じ形に曲がる。
襟の角は布が重なって、少し厚みが出ているところだ。なぜ曲がるのか。
そこを、この模様押さえてステッチかけると、なんと一発で成功。全然曲がらない。襟の先できれいにターン。
し…しらなかった。これって、こういうところに使うんだ(^_^;) さっきまでの私の落ち込みはなんだったのか(^_^;)
↓普通の押さえと、模様押さえ(左)の違い。
裏側がこんな風に違う。普通の押さえは、裏面がフラットになってて、真ん中あたりに楕円形のくぼみがある。
模様押さえは、ゲタをはいて跨いだみたいに真ん中に太い溝があり、少し浮いてる。縫い目から少し離れたあたりを押さえるような形になってる。
後ろも短くて、送り歯の当たるところが少ないかんじ。まっすぐステッチをかけるだけなら普通のおさえの方が縫い目が安定しててきれい。でも狭いところ、曲がったり、段差のあるところをターンとか、ちょっと面倒くさそうなところは、模様押さえが使いやすいのね。
ドールの服は、ときどきものすごい狭いところにボタンホールつけたりすることもあるから、手動でボタンホールつけるやり方も覚えないといけないな。
この押さえがなかったコンパクトミシンでは私はどうしていたかというと……もちろんテドウで一針ずつ動かしてやってた。目で見て襟をずらしながらむりやり。でもこんなふうにどうしても曲がってしまうようなことってあまりなかったから、エクシードの場合ふつう押さえの形になにか影響されてたんだと思う。
↓エクシードのフットコントローラ。いいね、これ。
これの特徴は、かかと部分をぐっと押すと、自動糸切りががちゃっと作動するところです。これなかなか便利なすぐれもの。最初間違って踏んだりしたけど(^_^;)
というわけで、ミシンの基本性能はこの場合関係ない。道具は使い方が決まっているのだ。何をどこにどう使うかという使い方を私はひとつ知った。これでもうちっさいところ、かどっこも怖くない。