「早起きニッポン研究会」
産経新聞社の報道によると、「早起きニッポン研究会」という組織が、
移行手順としては、最初に全国の公的施設や学校、企業、交通機関などの始業時刻を1時間早くすることから着手。定着度合いをみて、子午線を変更する計画を立てている。
のだそうです。この計画について、
京都大学経営管理大学院の塩沢由典客員教授(経済学)は「時間に余裕ができると、知的文化活動が活発になる。家庭人も増え、教育環境も向上するのでは」と評価
しているのだそうです。
経済学者って、京大の大学院でもこのレベルなのだと思うとがっくりです(京都大学経営管理大学院って「寄付講座教員」というカテゴリーがあるのですね。もっとも、「2008年4月より、中央大学商学部教授」に就任している以上、対外的には「中央大学商学部教授」という肩書きを名乗らないと、中央大学商学部に対して失礼ではないかという気もします。)。
始業時間が1時間早くなろうと、子午線を変更しようと、労働時間が減少しなければ、知的文化活動を行ったり、家庭で家族と過ごしたりという余暇時間は増えないのだということを理解できなくとも、経済学の教員は勤まるということなのでしょう。現代の日本は、日没により余暇活動が規制されている社会ではありません。
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Commentaires
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「早起き」って、サマータイム論の変形でしょうか。
Rédigé par: 井上 晃宏 | 06/02/2010 14:39