2007'01.10 (Wed) 00:34

「黙れオレンジ!!」
ホント飛ばすなぁ~コードギアス。
オレンジネタもガンガン入れてくる。

シーツー登場。
普段冷静沈着なルルーシュが、彼女に振り回されるのは単純に面白い。ヘンテコなカタルシスを感じて良です。
ちょっとC.C.がカレン(フェイト/ホロウ)臭がして凄く良い。Mっ気が無い男でも、C.C.に「この早漏が」と罵られたら絶対喜ぶはずだ。

踊りだすシーツー。完全に分かっててやってる。なんという嫌がらせのクオリティが高い女だ。
やはり彼女は段違いで最高。
【More】

カレンとルルーシュがキスしてるんじゃない?的なシーンを見ちゃったシャーリー。学校の窓越しに見るルルと女性との邂逅は恋愛嫉妬疑惑地獄への入り口です。
しかしルル君は天然とはいえフラグ立ちすぎなんじゃないでしょうか。最終的には争奪戦で刺されて死亡というオチが。
何気にこの「フラグ立ちまくり」現象も、それぞれの女性が
学校時・ゼロ時・素に一番近い時
と別々のルルーシュ像を見て起きているものなので、
案外この現象もルルーシュのこういった複数立場使い分けに対する危うさギミックの一つであったりするのではないでしょうか。いやだって、恋愛に日和るルルーシュとか考えられんし。(一番素に近い時のルルーシュに接する、シーツーは別だろうけど)。
「ブリタニアをぶっ壊す」、その思いを純粋なまでに昇華しちゃってるヤベエ天才=ルルーシュ、なんてのが今の所のルルーシュ君。
その純一な思いをぶち壊せる要素が恋愛だったりするのですが、やっぱりその相手がシーツーだったりするのが一番話としては盛り上がる、というか綺麗かなぁと。
ああ、妹に対する愛と、スザクに対する「友達は大切に」があるから既に純一とはいえないか。この二名も面白いアウトサイダーになりそう。

さて、ルルーシュが魔女と出会ってる頃、スザクは皇女と出会ってローマの休日します。
ルルにとってのシーツーが鍵になるように、スザクにとってもユーフェミアが鍵になりそう。
いやはや、黒の皇子のルルーシュには魔女が来て、白の騎士のスザクには皇女が来ますか。お互いの、進むべき、進みたい道への針路の鍵となる両女性キャラクター。
スザクとユーフェミア嬢には、育ちやら境遇やら自己の無力感への認識度合い(度合いね)などそこそこ共通できる点があったりするのですが、やはりルルーシュとシーツーにも共通できる点があったりするのでしょうか。
今回ラスト、上手い演出でルルーシュとスザクにそれぞれの「世界」に対するスタンスを語らせてましたね。
問題点の認識に関しては同じ点が多いながら、それに対する解決法が全く異なる二人。
スザクは前回「法廷で死にます」みたいなことを言っていたように、ゼロに対し「変える」発言で彼を驚かせたように、後の9話で「警察の中から変える」みたいなことを言っていたように、彼のスタンスは『変える』。(つまり、世界を一端は受け入れる訳です)
対するルルーシュは、もう何十回も言ってるし行動もソレなんで分かるように、彼のスタンスは『壊す』。
この時点の価値判断基準だと、どうみても隔たりが大きすぎる二人。
問題点の認識なんかは結構近いモノなので、どちらか(まあ物語的にスザクしかありえませんが)の価値観が変われば仲間になるかもしれないけど、現時点では非仲間。とはいえ、立場上以上の対立は現時点では無いか。
そしてこのスザクの『変える』というスタンスは、ユーフェミア姫にもかかってくる……気がする。

寂しそう3割、決意3割、立場・地位からくる運命に対する諦め・もしくは受け入れ・もしくは決意3割の素晴らしすぎる表情。
身分を知って態度変えるスザクに(というより、そうなってしまう自分の身分に)対する寂しさ。
今回の彼女のローマの休日が、まさに彼女のこれからの未来に対する最後の遊び納めみたいな感じなので、彼女にはこれからの自分の立場にある程度の決意がある。
そして当然だけど、それは立場・地位からくるモノ。当然かなり過酷と思われるブリタニアの皇女という立場なら、それに対する覚悟や臨むべく意思なんてのも十分養われていると思う。だからこそ、自分の地位や立場に対する付き合い方、つまり諦めや受け入れや決意ができる。
そういったものが強く出てて、とにかく素晴らしい表情。
てゆうか何気に、コードギアスの表情演技はハイレベルだと思う。
ちょっとショボイ展開予想ですが。
コーネリアが(恐らくユーフェミアを守って)死んで、そんで彼女が決意しまくって修羅の道に行く、なんて展開がありそう。というか見たい。
勿論その決意の材料にスザクの思想が混じってくる。難しすぎる『変える』というスタンスを、修羅の道を歩むことで実現させようとするユーフェミア。敵は姉上の仇ゼロだが、それよりも最大の敵はそのようなテロリストを生み出すブリタニアの社会制度。そもそも最初から争いが起きなければ、次に続く争いも起きず世界は平和なんだ!やったー平和だ!
もちろんコードギアス最後の台詞は、「ラブ&ピース!」
まあこうも徹底して何度も何度もブリタニアの日本に対する非道さを描いてるアニメで「ラブ&ピース」なんて台詞は望むべくもないけれど。
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テーマ : コードギアス 反逆のルルーシュ - ジャンル : アニメ・コミック
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