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今年の「#文学」
note.com/caffelover
生成AI巫女そのアカウントが筆者のTLに流れてきたのは9月初頭のことであった。 生成AIで出力したと思われる画像が醸し出す絶妙な違和感や「23歳 処女巫女の裏垢」という属性付与、明らかに不自然な画像にもかかわらずこれを信じたと思われるアカウントが群がる様子(この時点でフォロワー数は2万を超えていた)が話題となっていたが、この時の筆者の印象は「出会い系サイトにでも誘導するアカウントの1つだろう」程度で、あまり注目はしていなかった。 投稿には多くのリプライが付いていた筆者がこのアカウントに興味を持ったのは、その後にふと気になって検索してからであった。思わせぶりな投稿でフォロワーを集めているだけだと思っていた巫女アカウントは、思わぬ展開を迎えていたのである。9月2日には「最悪なことが起きました。X辞めるかもしれません。」という投稿がされていたが、 思わぬ展開その後の9月8日、「幼馴染にアカウント
謎の土地、Terra Infinita先月のことである。筆者のタイムラインに、"Terra Infinita"なる耳慣れない言葉に言及した投稿が流れてきた。投稿を読んでみると、「南極の氷壁の向こうの土地」だという。 同じ言葉はフラットアーサーアカウントも投稿しており、地球平面説に関連した概念であることがうかがえた。「南極の壁の向こう」とは一体どういうことだろうか。気になった筆者は少し調べてみることにした。 南極の壁の向こうに前述した通り、「南極の氷壁の向こう」という概念であるところから、Terra Inifinitaは地球平面説の世界観に沿っていると考えられる。中央に北極があり、周囲を南極(とされる氷の壁)が取り巻いているというのが地球平面説の典型的な世界地図だからである(ちなみに氷の壁は維持しつつ、その中に北極と南極が両方位置している双極モデルもある)。その壁の向こうに、まだ見ぬ別世界が
参加者5万人が目指されていた有明集会ようやく残暑も弱まりを見せ始めた9月28日朝、涼しい朝の空気を感じながら筆者は臨海副都心の一角、江東区有明へと向かっていた。5,000人規模だった4月の池袋集会、1万人規模だった5月の日比谷集会に続く、主催が5万人規模と意気込む第3次集会・デモが予定されていたためである。 ※この集会については黒猫ドラネコさんもレポートを書かれているので、是非ご覧いただきたい。 場所が都心から遠い有明に設定されたのも、主催が投稿している通り、日比谷公園を超える人数を収容できる会場が、東京では有明防災公園くらいしか存在しないためだ。 この日は開場が朝8時、終了が夕方18時と日比谷集会を超える長丁場であり、なるせゆうせい監督(監督作品に『縁の下のイミグレ』、『威風堂々~奨学金って言い方やめてもらっていいですか?~』、映画脚本作品に『アクエリアンエイジ』、『東京無印女子物語』な
前回記事でその混沌ぶりを紹介した2024年都知事選だが、蓋を開けてみればゼロ打ち、大方の予想通りに小池百合子氏が3選を決めた。 選挙後には様々なチャネルで選挙分析が行われているが、勿論そのほとんどは上位候補に関するもの(石丸氏2位の躍進と蓮舫氏の伸び悩みや、各政党支持者や無党派層の投票行動など)だ。が、筆者をはじめとしたウォッチャーの着眼点は全く異なる。この記事では、主要メディアがほとんど関心を示さない視点で見た都知事選について雑感を述べたい。 「令和の一向一揆」が行われてしまった都知事選ほとんどの人にとっての選挙戦クライマックスは有力候補のマイク納めだろうが、ウォッチャーにとってのそれは異なる。なにしろ、今回の都知事選では「令和の一向一揆」が行われてしまったのだ。織田信長をも苦しめた宗教一揆が令和の日本、しかも国会議事堂前で行われるという情報を得てしまっては、「一体、首都東京はどうなって
2024年、熱い夏が始まった6月20日に告示日を迎えた2024年東京都知事選挙は、前代未聞の立候補者数(56人)や過激な選挙ポスターを巡る騒動、大量擁立によって確保した掲示板区画の販売とも取れる手法の是非など、およそ主要な候補や政策とは別筋の話題が注目の的となりながら始まった。 選挙の告示日は、候補者だけではなく、それを追いかけるウォッチャーや選挙ファンへにとっても行動開始の合図である。ウォッチャーや選挙好きにとって大規模選挙は待ちに待った一大イベントであり、届け出の瞬間や街頭での第一声に立ち会うため、告示日当日は様々な選挙好きが動き出す(勿論告示日前から動いている人もいるが)様子を見ることができた。 候補者と共に動くウォッチャーもまた、選挙戦の風物詩である。多数ある選挙の中でも東京都知事選では国政選挙並みの視線が全国から一か所に集中するため、独特の魅力を放つ。4年に一度(といっても小池百
新党くにもり隊から出発したデモ15:00過ぎ、ようやくデモが始まった。今回のデモは特に前半、参加した各グループを中心とした隊列が作られていたようで、その最初は新党くにもり隊であった。 新党くにもり、チャンネル桜、頑張れ日本!全国行動委員会などの幟が確認できる新党くにもり、チャンネル桜、頑張れ日本!全国行動委員会(水島氏が設立した保守系政治団体)の幟が並び、多数の日章旗がはためく様子は完全に右翼のデモであった。 多数の日章旗が並ぶ中にワクチン(政策)批判が混じる光景は、今後珍しいものではなくなるだろう勿論、「日本の主権が侵害されるのではないか」という懸念は保守思想へと自然に繋がるのでおかしいわけではないのだが、これだけ政治色が強い光景を見せつけられた一般参加者がどのように感じたのかは興味深いところである(ただ、これくらいで逃げ出していては政治運動はできないのではないだろうかという思いも筆者に
5月31日、昼。午前中で止んだ雨の匂いと午後からの厳しい日差しに5月ながら夏を感じ、子どもの頃思い出の映画を見に行った、夏休みのあの日を思い出しながら筆者は日比谷公園にいた。 日比谷線を降り、日比谷門から入るとすぐに大勢の人が行列を作っているのが確認できた。日比谷野音へと向かうにつれて人の数は多くなり、やがて前へ進むのも難しい状況になる。どうやら野音に入りきれない人々が周囲にたむろするしているようだ。そんな人々に混じって耳をすませば、野音から「ニッポン!ニッポン!」の大合唱が聞こえてくる…。平日の午後にもかかわらず、日比谷公園にはプラカードや日章旗を手にした人々が大勢集まっていた。5月の終わり、首都の中心である皇居に隣接したこの公園で、一体何が行われていたのだろうか。 凄い数の人、人、人であったWHOから命をまもる国民運動 大決起集会この日行われていたのは、4月に記事を書いたパンデミック条
トレンド便乗界で異彩を放つアカウントX(旧Twitter)のトレンド機能を使ったことのある人なら、以下のような投稿を目にしたことがあるのではないだろうか。 このようなトレンドワード詰め込み投稿を行うアカウントは多く、大抵はアフィリエイトリンクが張られているか認証済みバッジが付いている。その目的は金銭的なものにあると考えられ、分かりやすい。 しかし筆者は先日、異様な投稿を発見した。 画像や動画を添付するにしても女性や猫であることが多いインプレッション稼ぎアカウントとは異なり、この投稿に添付された画像には細かい字で各国語が詰め込まれており、その全てに中東系の男性が配置されていた。 以下、日本語と英語の画像を転載する。日本語のほうは新型コロナウイルスとイスラム系のメッセージを結び付けたもので、英語のほうは「懲罰のサカール(イスラムにおける地獄のことだろう)惑星が近付き、アッラーは気温を151度に
WHO脱退を訴える5,000人が日本全国から池袋に集結...2024.4.13 パンデミック条約反対デモ 東池袋中央公園を埋め尽くす人の群れ東池袋中央公園に、凄まじい数の人々が集結している…筆者の情報網にそんな報告が飛び込んできたのは、冬も明けてすっかり暖かくなり、初夏の雰囲気すら感じさせる4月13日の昼頃だった。ちょうど都内某所で別の原稿に手を付けていた筆者は、久しぶりの大規模デモとあっては見逃すわけにはいかないとノートPCを閉じ、現地へと向かった。 慣れた足取りで東池袋中央公園へと向かった筆者を迎えたのは、以下のような光景だった。 到着したのはデモ出発の直前。人の波の中には「北海道」や「愛知」など、参加者の所属地域を示すプラカードも掲げられていた。全国から約束の地とばかりにこの場所を目指して大集結した人々は公園内に収まりきれず、押し出された群衆が歩道やサンシャイン側にまで溢れ出している
今年の春分の日だった3月20日に、スピリチュアル業界を賑わせていた言葉をご存知だろうか。宇宙元旦である。 Happy New Universe陰謀論インフルエンサーも便乗奇跡が頻発してしまうらしい「宇宙元旦」はここ数年の春分で騒がれるようになった印象であり、宇宙という壮大なスケールの単語と、元旦という日本的なワードが組み合わさることで不思議な雰囲気を醸し出している。そこで筆者は、この言葉がどこから出てきたものか調べてみた。 占星術と春分「宇宙元旦」自体の考え方はシンプルで、以下の記事で解説されている通り「占星術的にいうと、太陽が12星座のトップバッターの牡羊座(春分点)の位置に入る日」である。
X(旧Twitter)を使っていて、ニュースサイトのような体裁を取るまとめサイトの投稿が流れてきたことはないだろうか。例えば下記のようなアカウントがそれである。 これらのアカウントは一見ニュースサイトに見えるものの、実態はXや5chのまとめサイトであり、不正確なニュースや反ワクチン、移民排斥を煽るような投稿を行っていることも多い。多数のフォロワーを抱えるだけにその拡散力は侮れない存在となっている。 筆者はこれらのアカウントを見ているうち、あることに気付いた。他のアカウントが2019年以降に開設されている中、以下のアカウントのみ作成時期が古いのである。 2012年に作成されている。チャールズ国王死亡デマも拡散そこで筆者は、その過去から何か探れないかと考えた。このアカウントがニュース投稿を始めたのは2023年の2月25日からと最近で、残念ながらそれ以前の投稿は見当たらなかった。 最初期のニュー
先月のことだ。筆者の観察用TLに、あまりに美味しい話が流れてきた。政府に代わって現金を給付してくれるというのである。 Paypayで貰えるという投稿が目に付いた「政府に代わって」とは随分と大きな志を持っているようだ。気になった筆者は参加してみることにした。 LINE登録→通話を要求される冒頭に記載した通り、このアカウントの固定投稿ではLINEアカウントの追加が案内されていた。早速登録してみる。 いわゆる灰色公式アカウントで、友だち数は2,000人を超えていたするとすぐに自動応答と思われるメッセージが届き、通話を要求された。これまで見てきた事案と同様の流れである。 筆者は早速その日の夜を指定し、話を聞いてみることにした。 通話の内容は……前の説明が長引いているということで、予定の時間から大幅に遅れて発信してきたのは声からして20代〜30代前半と思われる若い男性だった。落ち着いているものの、ど
「死にたい」投稿を検索しては返信を送るアカウント2024年に入ってすぐのことだった。たまたまTLに流れてきた「怪しげなアカウントからフォローされた」という投稿に目が留まった筆者は、そのアカウントの返信内容を見て肝を冷やした。 該当アカウントはプロフィールに自殺を手助けするような文言を記載しており、死を求める投稿を検索してはDMを待つ返信を送り付けていた。果たしてこのアカウントは命を奪う行為に手を染めているのか、あるいは新手のスパムなのか。気になった筆者はDMを送ることにした。
2024年の正月三が日は、1月1日の能登半島地震に始まり、2日のJAL516便炎上事故、3日の小倉北区飲食店街の大規模火災と様々な事件が発生したことから、同時に陰謀論や怪情報も出回った。今年最初の記事として、これらを振り返っておきたい。 本題に入る前に、能登半島地震被災地への支援方法にかんする情報をリンクしておく。 人工地震・DEW陰謀論など波形に違和感がある、人工地震なのではないか1月1日に起きた能登半島地震では、その直後から人工地震説が発生していた。地震直後に典型的に見られる陰謀論であり、その多くは過去に見られた主張の流用である。 例えば上記のように、波形の違和感を指摘するものは以前から見られる典型的なもので、下記ページで解説されている通り、時間軸を細工してそれらしく見せているに過ぎない。 また、地球深部探査船「ちきゅう」の掘削ポイントを持ち出す(ここで爆弾を仕掛けたと言いたいのである
ここ数日、X(旧Twitter)のトレンド欄に「アンミカ」「どん兵衛」といったワードがトレンド入りし、さらには「不買運動」というトレンドワードも見られるようになった。12月7日、8日には筆者の観察用TLにも流れるようになり、さらにはYahoo!ニュースでも見かけるようになってきたため、気になった筆者はこの状況に関する経緯を見てみることにした。 12月6日 11:00 アンミカさん出演CMが公開されるこのトレンドは、日清の即席麺『どん兵衛』の新CMに対する反応から生まれたものだ。2023年12月6日、アンミカさんが出演する新CMが公開された(前日の5日にはそれを予想させるような投稿が行われていた)。 12月6日 午後 早くも「不法入国」「密入国」に言及するリプライが登場アンミカさんに対してのバッシングが発生するのは早かった。0時54分には早くも不法入国や密入国に言及する投稿が発生し、どん兵衛
活動履歴など 悪徳商法、オカルト、スピリチュアル、陰謀論などについて執筆・出演。オカルト・スピリチュアル・陰謀論については、背景や成り立ちに着目する。 自チャンネルYoutube - オカルトサブカルちゃんねる note人気記事※広く知って頂くことを優先する場合を除き、記事は公開後2週間程度で有料に切り替えます。 マルチ商法をおちょくっていたら、とんでもなく危険な集団の真相に迫ることになった話 事業家集団注意喚起イラスト 謎の開運アカウント「パイプ椅子さん」 -SNSで自然発生す
陰謀論が好きな人は意外に多いようで、挑戦してくれた方が多かったことは作成者としても嬉しかった。 それでは早速解答例一覧を記載する。 解答例一覧問01. ニュー山王ホテル 問02. ローマクラブ 問03. ビルダーバーグ会議 問04. 三極委員会(日米欧三極委員会でも可) 問05. ディープ・ステート 問06. アダム・ヴァイスハウプト, 1776年 問07. P2(Propaganda Due) 問08. ワーテルローの戦い 問09. 2個 問10. 新世界秩序(ニュー・ワールド・オーダー), NWO 問11. ケニア 問12. ゴムマスクを被った(バイデン氏フェイスのゴムマスクでなりすました) 問13. ドミニオン 問14. 田布施システム 問15. イエズス会 問16. フルベッキ写真 問17. シオン賢者の議定書 問18. 飛行機の翼幅より狭い 問19. クライシス・アクター 問20
先日行われた山本太郎氏の集会(山本太郎とおしゃべり会@福島県郡山市、2023年9月4日)で、陰謀論者と見られる人物が質問したことが一部で話題になっていた。 他にも質問したい人が大勢いるだろう中、延々とマイクを握って陰謀論を連発し、山本太郎氏をイルミナティ呼ばわりする姿は顰蹙を買っていた。一方筆者として気に掛かったのは、この人物が陰謀論の基礎事項である、イルミナティや人工地震について説明を求められても適切に答えられていなかったことであり、陰謀論に対しては批判的なスタンスの筆者もこれには「もっと愛を持って陰謀論に向き合って欲しい」と思ってしまった(勿論、愛があったとしてもルール無視の行動が肯定されるわけではない)。 そこで筆者は、陰謀論者なら知っておいてもらいたい事項についてひとまず50の問題を作成した(折角なので今更ながらに書いておくと、筆者は昨年11月に行われ、鈴木エイト氏、能町みね子氏、
9月7日、筆者の観察用TLに信じられないような投稿が流れてきた。運転免許証を更新し、帰ってすぐに電子レンジで加熱(レンチン)したというのである。それに追随するアカウントも現れていた。 レンチンどころではなく破壊している監視を疑っていることから、この人物はICチップによって監視されるのを防ぐため、電子レンジで破壊を試みたものと推察される。陰謀論の世界でよく見る電子レンジ有害説は支持していないのかが気になるところだが、それ以前にせっかく監視を逃れた証拠をX(旧Twitter)に投稿している時点で一貫性はないに等しく、陰謀論者に整合性を求めてはいけない(指摘したところで、「その思考が闇側なのだ」などと言い訳されるだけである)。 また、そんなに不安であればスマホを捨て、免許証を返納してしまえば良いのではないかと考える人もいるだろうが、そうしないところに本邦陰謀論者の根性のなさが表れている。その時そ
統一地方選で100人の議員を誕生させた参政党今年4月に行われた統一地方選では、参政党が前後半合わせて100人の議員を誕生させ、支持者からは「躍進」の声も聞かれた。 本日4/26の19時~武田邦彦先生との対談生配信!テーマは「統一地方選で参政党大躍進!武田先生と振り返る統一地方選、そして衆院選に向けて参政党は何を訴えていくのか!」。こちらからお入りください➡https://t.co/ihFUGMMUUk 松田政策研究所Youtubeでも前半は同時配信します。 pic.twitter.com/nNq4YUIuH3 — 松田まなぶ(松田学)@参政党 (@matsudamanabu) April 26, 2023 総務省が発表している第20回統一地方選選挙結果から、一般市議選・町村議選・東京都特別区議選の候補者数と当選者数を取得し、合算したものを表にすると下記のようになる。 一般市議選・町村議選・
『CMCのすべて』によれば、気相におけるセラミック結晶の合成研究において、たまたま指導学生がらせん状のセラミック結晶を1989年に作ったことでらせん状の結晶に関心を持ち、1990年にアセチレンの熱分解実験を行ったところCMCを発見、その後大量合成技術の開発に成功したという。 『CMCのすべて』より元島氏の経歴を見ると、東亞合成の社員、岐阜大学化学科教授、豊田理研のフェローと、化学者としてのキャリアを順調に積んでいるように見える。 また、CMCによる電磁波吸収の論文を多数科学雑誌に投稿しており、それなりの根拠はありそうだ。電磁波防止系の商品は疑似科学グッズの定番だが、その一方で、電子機器の開発で使われる電波暗室というものがある。 そのような用途に使うための電磁波吸収体が各メーカーから販売されており、CMC製品を製造している「CMC技術開発(株)」が販売しているシートも、同種の製品と見受けられ
悪徳商法,エセスピリチュアル,疑似科学,陰謀論などについて取材・執筆しているライター。 スピリチュアルやオカルト、陰謀論については社会的な背景や影響に注目する立場です。
何度も騒がれる都市伝説2023年6月18日、豪華客船タイタニックの残骸を見学するツアーの潜水艇「タイタン」が行方不明になり、その後潜水艇の残骸が見つかったことから乗員・乗客5名の生存が絶望的になるという悲惨な事故が起きた。 胸騒ぎがした筆者がX(旧Twitter)を検索すると、やはり「沈没したのはタイタニックではなく、姉妹船のオリンピック」という説が飛び交うようになっていた。 この説の概要は次のようなものだ。 タイタニックには、先に建造され就航していた姉妹船、オリンピックがあった。オリンピックは1911年、英国海軍の巡洋艦ホークに衝突する事故を起こしており、船主のホワイトスターライン社はその修理に多額の費用を要していた。二隻は「オリンピック・クラス」の同型船であり瓜二つ。ホワイトスターライン社は、事故による損失を保険金で埋め合わせるため二隻をすり替え、オリンピックを氷山と衝突させた。実は沈
その店のグーグルページを見ると、評価が真っ二つに分かれており興味深い。 QFS:衛星軌道上の量子コンピュータによって実現すると言われる金融システムで、これが実現した暁には特定の外貨や金属が暴騰するとされる「天皇陛下は本物ではない」また、この社団法人の代表であるN氏は以前から陰謀論を吹聴して信者を囲い込んでおり、「天皇陛下は本物ではない」という偽天皇陰謀論(陰謀論の世界では定番で、大抵は明治天皇がすり替えられていたということになっている)を話していた形跡があった。その団体と契約した高知のサッカークラブが天皇杯に出場予定だったことから、「このような団体と契約しながら天皇杯に出場するとは、不敬ではないか」と批判されたのである。
6月に記事にした通り、『秘密のたからばこ』という予言の書では、2023年7月に地球が滅亡することになっていた。 その根拠はノストラダムスで、恐怖の大王の正体は彗星・ブラックホール(彗星とブラックホールが同一物体という設定になっている)とされている。 彗星かつブラックホールという設定筆者のほうは7月31日夜に「人類滅亡!?カウントダウンスペース」をやって楽しんでいたが(黒猫ドラネコさんや藤倉善郎さんも参加され大変盛り上がった)、「アンチのせいで地球が滅亡する」「時間はもう残されていない」などと強く終末を訴えていた信者たちは、外れた瞬間どうしたのだろうか。 予想通りの展開外れた後の展開について、筆者は次のパターンを想定していた。 教祖がアカウント群を消滅させ、活動を終わらせる 「危ない危ない、もう少しで滅びるところだった」と自分達が救ったことにする 「この世界線では滅びていないが、別の世界線で
中古車販売業者Bの組織風土2023年7月25日。とある中古車買取・販売業者が記者会見を行い、その場で社長の辞任が発表された。昨今巷を騒がせている、保険金不正請求問題を受けての対応である。
2023年5月。ウォッチャーから魔窟と呼ばれていた、とあるサイトの閉鎖が発表された。「るいネット」である。 るいネットはこれまで様々な疑似科学や陰謀論を掲載しており、さらには意図的に拡散しようとしていた形跡があったことから、ウォッチャーからは偽情報のハブと見られていた。2023年7月21日現在、確かにサイトにはアクセスできなくなっている。 るいネットとはるいネットとは、類グループ(後述)によって運営されている投稿型ウェブサイトで、その開設は2001年2月1日という長寿サイトであった。 2001年9月6日のトップページアーカイブ2022年9月1日のトップページアーカイブ無料会員になれば誰でも投稿できるものの、掲載にあたっては管理者の審査があった。「論理が整合していない」記事や「根拠が提示されていない」記事は掲載されないとあるが、筆者にはそうした記事が多数あったように見える。また、「生物史・人
いつの間にか社団法人の傘下に入っていた反ワクチン団体6月の終わり頃、ウォッチャー仲間から「陰謀論界隈で謎のスマホが発売されている」という情報が入った。 この「ノーシープフォン」(これ自体については後述する)について調べていた筆者は、とある反ワクチン団体が思わぬ展開を迎えていたことを知った。いつの間にか、「日本と子どもの未来を考える会」(ニコミ会)が、「一般社団法人ノーシープ」の傘下に入っていたのである。 ニコミ会といえば、新型コロナワクチンや感染対策に反対する世界同日デモの日本開催を行うことで有名な反ワクチン団体で、かつての活動報告もデモが中心だった。 ※世界同日デモの発起人はドイツの団体で、ニコミ会はそれに同調して日本版を開催している。 ところが最近では、ノーシープフォンや「チップチェッカー」(後述)の活動が目立つ。これらは一体何なのだろうか。 ノーシープフォンの正体一般社団法人ノーシー
今も流れ続ける「電子レンジ有害説」6月の終わり頃、筆者のTLに「炎上覚悟」と銘打って本当に炎上しているツイートが流れてきた。 このツイートは2023年7月8日現在で3,000RTを超えており、その引用リツイートの数(勿論ほぼ批判である)が炎上の勢いを窺わせる。勿論電子レンジだけが栄養素を破壊するようなデータはない(加熱で破壊される栄養素は電子レンジ以外でも同様に破壊されるのだ)し、何より生きているものはいつか死ぬ。「特定の方法で調理したエサを食べた動物は不死身になった」ケースがあったとしたら、そちらのほうが恐ろしい話だ。 この説の根拠とされる話に、「ソ連では1976年から電子レンジの使用が禁止された」というものがあり、この噂だけで調査をしている人が大勢いるが(海外でもかなり広がっている話らしい)、結局それらしい情報は見当たらず、1970年代,80年代にソ連で製造された電子レンジの情報が多数
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