【12月20日 AFP】ウクライナは19日、部下への虐待と汚職、事件隠蔽(いんぺい)の疑いで、第211ポンツーン橋旅団の指揮官を拘束した。ロシアによる全面侵攻開始から3年近くが経過する中、この事件は注目を集め、国民の怒りを呼んでいる。 これに先立ちメディアは、同旅団のオレグ・ポベレジニュク旅団長が部下に自宅の建設を強要するなど職権を乱用した疑いがあると報じていた。 ウクライナでは長年、軍内の汚職疑惑が問題となっており、ニュースサイト「ウクラインスカ・プラウダ(ウクライナの真実)」が今週本件について報じると、世論の怒りを呼んだ。 検察は「裁判所が第211ポンツーン橋旅団指揮官の勾留を決定した」と発表。ポベレジニュク旅団長は今週、職権乱用罪で起訴された。 検察は17日、「2023年秋、彼が部下4人に対し、戦闘地域での任務に就かせる代わりに自宅の建設に従事させていたことが立証された」と述べた。