桜上水という街に住み始めて5年が経つ。
正確にいうと京王線より北側に住んでいるので住所は杉並区下高井戸なのだが、「東京人は住所よりも使う駅名で居住エリアを語る」というアレである。
その京王線桜上水駅から北上し甲州街道へ行き当たると、すぐそこに「あぶら〜亭」という店がある。火曜定休。外見も汚いし店内も綺麗ではない。
いつ創業なのかは知らないが、いわゆる「油そば」が流行する前からほぼ同様の「あぶら〜めん」というものを名物としていて、ほとんどの客はあぶら〜めんを注文している。
深夜2時半まで営業しているので酒を飲んだ後の〆として大いに活躍する店で、終電直後には待ち行列が発生するくらいには繁盛している。
(桜上水駅近辺は23時ごろに閉店する店が多く、終電後に営業している店がここしかないということも大きく作用しているはずだ)
そんな店だが、自分も先日酒を飲んだ後の〆として入店したところ、座った席の隣に座っていた爺さんが「ラーメン」を食っていた。
嘘だろ。
ここであぶら〜めん以外を注文する客なんて存在したのかよ。
驚愕しながらチャーシューあぶら〜めんを注文し、待っている間に爺さんは食べ終わって退店してしまった。
引っ越してから5年通っているが、あぶら〜めん以外の発注を初めて見た。ダミーメニューかと思っていた。
いつかはラーメン・とんこつラーメンを頼んでみたいと思っているものの、ラーメン食べたい時にこの店に入ろうと思わないんだよな。
新高円寺に住んでるワイ、深夜の水道道路で多摩川まで徘徊時に気になってた店や あぶら~めんとかいうのを頼めばええのか