どういう部分が魚かというと、ほぼ全部魚です。
ただし腕が人間です。
私の父親が、ある日釣りをしているときに、川の主である巨大な魚を釣り上げたんです。
普通なら逃がして感謝されるところを、父はその魚を晩ごはんにしてしまいました。
「この恩知らずめ!お前の子どもを、魚と人間の間にしてやる!」と魚の怨念が我が家に呪いをかけたそうです。
初めは恨みましたよ。
泳ぐのがめちゃくちゃ速いし、釣り好きのおじさんたちにとてもウケがいい。「その腕で餌をつけてくれ」と頼まれることも少なくありません。
ただ一つだけ困ったことがあります。それは…刺身が好きすぎることです。
自分でもよくわからないんですが、刺身を見るとテンションが上がりすぎてしまうんです。
友達とお寿司屋に行っても、気がつけばみんなの刺身を横取りしていることも…。最近では「また刺身泥棒が来たぞ!」と店主に警戒される始末です。
結局、魚でありながら魚を食べる自分がどうにも落ち着かず、こう考えるようになりました。
「魚人間だけど、いっそベジタリアンになるのもアリかもな」と。
そう決意して数日後、サラダを食べながら川辺を歩いていると、川の主の声が聞こえました。
その瞬間、私は完全な人間に戻りました。しかし、なんだか腕に違和感が…。よく見ると、腕が魚のヒレになっていたのです。
そう、呪いが完全に解けたわけではありませんでした。でもまあ、これくらいはご愛嬌ということで、今ではヒレで器用に刺身を切っています。
これ好き
おいらもだーい好きでゲソ
この恩知らずめ! ここ、ちょっとおかしいですね
横ですが、私も「罰当たりめ!」などが良いのでは?と思いました。
結局、魚でありながら魚を食べる自分がどうにも落ち着かず、こう考えるようになりました。 ブリとかマグロとかデカい魚は普通に小さい魚食ってんじゃないかな
なーに男は全員ちんぽ人間よ