波打ち始めた白塵の大地。
加速する疲労と迫る日没、クランクは止まらない。
枝江市に到着。
振り返ることなく一瞬で通過、目的地は遥か先、休んではいられないよ。
こんなにも埃っぽいのになぜガラス張りの店舗が多いのか?
ここまで4時間弱で73kmの前進。
なかなかいいペースだけど広大な平野と良好な天候あってこその距離、
日に200km越えとかようやらんわ、プロレーサー、マジ化けもん。
バナナとみかんで昼食を取る。
炭水化物、水分、ビタミン類、食物繊維の塊と優秀な食品。
この辺りはみかん栽培が盛んなようだ、つまり長野よりは間違いなく暖かいはず....
丘陵以上、峠未満の道。
銃とボーガン?
いやいやまさか、いやしかし、それにしたって.....不穏すぎる.....
この物騒な格好をした売り子が20人弱、丘陵の頂上付近で沿道に連なる。
売り子の一人に話しかけて確認、もちろん銃はモデルガンだったが(正直ちょっと安心した)
ボーガンは本物っぽい、そもそもモデルボーガンって何だよって話。
雉は、まだわかる。
しかしここでモデルガン売るって一体どこに需要があるのか、
....まさか.....この先そんなブラフを使わなければならない状況が?
目的地、宣昌に到着。
宿の探索に入る。安い宿なら40元前後もあるのだが、相部屋などの場合、荷物の安全はやはり不安だし、
結局ネットをしようと思うなら80元前後の中クラスの賓館に落ち着くことになる。
40元位だと温水出ない、鍵がかからない、トイレお察し....まぁバックパッカーなら構わんだろう。
2軒見てまわり、二日の宿泊で10元値引きしてもらい170元で決着した。
スポンサーリンク