
8月の更新がぱったりと止まっていましたが、実はさらなる体調悪化に苦しみ抜き、ビザ切れの憂き目に公安に連行され、実は既に日本に強制送還.....
.....というわけではないのでご安心を。
更新が滞ってしまい、申し訳ありませんでした。
釈明させてください。


本気で心配していただいた方、本当にご心配おかけしました。
洒落にならないネタを期待されていた方、ご期待に沿えずすいません。
まぁ、デザインはちょくちょく弄っていたのでただのサボタージュだとばれていたかも知れませんが。


漢口駅。武漢の窓口であり、欧州、日本の旧租界地域が近い。 入院の後に己の健康不安という、こんな事をしている人間がおよそ突き当たることのない問題に直面し、
ルートの再検討を迫られていた。
そもそもまず最初に入院によるビザの期限切れにも対処する必要があったのだ。
そこで、とにかくビザの延長が必要だったので香港に行くことに決めた。
漢口駅に向かい、香港までの切符を入手する必要がある。

タクシーのメーターはちゃんと見なきゃだめですよ。 とりあえすくそ暑いのでもう
TAXi----!!!!!......チャリダーの誇りはないのか、
いやいや、30分かけて行ってみたんですよ、けどチャリ置く場所ないし、パクられたら終わりだし。

い やいやいやいやいやいやいやいやいやいや、ないでしょ、これは......
待ちきれねぇぇぇぇぇぇぇ!!!
昼に行って夜に買えた、ちょっと空いてきたかな来る前から予想はしていたけど、中国人民の嵐の洗礼だ、これは。
旅券の購入場所は、混み合うなんてもんじゃなかった、ホテルに帰りたい.....。
旅していて思ったが、武漢クラスの大都市でも鉄道は少なく、バスとトラム?路面電車?のようなトラムバスとでもいうような乗り物が中心だ。鉄道は長距離移動が主な役目のようである。

長い一日だった.....

【デザイン変更についてのお知らせ】
大幅にデザインの変更を行いました。自己紹介欄の
当HPの見方に詳細をまとめていますので暇人の自覚がある方はご覧になってください。
カテゴリー欄がサイト上部のメニューバーに移動になり、メニューが開閉します。以前の産廃のようなコンクリサイトから美しく生まれ変わりました。
.......はい、私の
自己満足 ですが何か?

香港行きに備えて早く寝る。
やはり旅費は抑えたいので一番安い硬座席を買う。
名前からして既に怪しさ全開だが、150元(役2000円)で香港まで行けるとあって迷うことはなかった。
運行時間は13時間を越える。
過酷な旅になることはわかりきっていた。
武漢の長江沿岸、夕方はお祭り状態。バックパッカーって大変だな、全然楽じゃねぇ。

!?
あぐらの下でなにか動く。
!?サソリ 泡を吹く寸前だった......
実際サソリがいたとしてもおかしくなかった気がする。

もう疲れた.......
おっさん、座席の下でガチ寝すんなや。
ザリガニとか逃がしたやつ誰?
もう~おばちゃん狭いとこで喧嘩すんなや~
深圳駅が天国に見えた。本当に疲れた。足の踏み場がないとはこういうこと。
2、30分の移動ならまだしも17時から翌朝6時まで13時間この状態とか、どうやら中国の鉄道会社は人間を貨物と考えているらしい。
時間変更のせいで天座という一見豪華そうな名前の立ちっぱなしだったので、地獄のような一晩だった、
座っていても地獄だったと思うが。
深圳から香港イミグレを通過し、中心部へあぁぁ、先進国の匂いがするよぅ~

深圳から香港へのイミグレーション通過は簡単だ。
香港への案内に向かって行くとちょっとわかりにくいが外国人向けに通路が分かれるのでそのまま従って行くだけである。
武漢の漢口駅より深圳まで夜行一本で到着したのち、イミグレを通過し香港側の羅湖駅に出て目的の旅行会社を目指す。
【Forever Bright Trading Limited】このサイトで見つけた目的の旅行会社。
HPには怪しさしか感じないが、仕事はできる。
NEW MANDARIN PLAZA 新文華中心/ここが目的地
NEW MANDARIN PLAZA 新文華中心 916-917号室。
羅湖駅から直通で紅磡駅に向かいD1出口より、歩道橋を通り5分ほどで到着した。
正直、思っていたより簡単に着いた。香港ドルへの両替についてだが、羅湖駅で小額だけ両替して香港市内で探すほうがレートはかなり良いと思う。
肝心の【
Forever Bright Trading Limited】だがスタッフのサービスも良く、ほとんど英語ができなくてもなんとかなる。僕は6ヶ月ダブル(一回の滞在が2ヶ月、期間内の二回入国可能)を書き換えてもらったのだが、まだ滞在期間が8日ほど残っていたのにも関わらず、午後2時過ぎには3ヶ月滞在のビザを入手できた。
ただ証明写真はブルーバックのものを要求されるので注意、まぁ追加料金で解決できたが。
この会社
できる。


この写真では見づらいが、有名企業のビルがずらっと並ぶ。広告の場でもあるようだ。
朝8時半にはビザの手続きが終わったので観光に出かける。
とりあえず旅行会社のすぐ近くの星光大道(Avenue of Stars)に行ってみる。

香港映画界の記念碑的な.....



上から、ブルース・リー(李 小龍)、サモ・ハン・キンポー(洪金寶)、ジェット・リー(李 連杰)、ジャッキー・チェン(成龍)。
一人で盛り上がってしまった。大興奮!!

やっぱり最後はこの方でしょう。

周りのポーズ決めまくりの中国人観光客のほうがおもしろいっていう.....
なんであそこまで堂々ポーズできるかな、笑

次は、
九龍城砦を目指す。
伝説のスラム街だ。一度入ったら出てこれなったとか、東洋の魔窟とか、とにかく中二病が悪化しそうな場所である。教科書がジャンプの自分にとってこの場所は抗しがたい魅力を放っている。


まぁ、普通にただの公園ですよね。
観光客、一人もいねぇ!マイナー観光地......


九龍寨城の跡地が少しだけ残っている。
これだけじゃわからんよなぁ。


スラムの断面図が凄いことになっている。
窓なしの部屋、乗っけるように作った部屋、どこから入るのかわからない部屋、確かに入ったら出てこられないと納得させられる。20年前には、まだここに存在していたことが信じられない。
今は地域住民の憩いの場であり、太極拳や、散歩している人がいて、昼寝でもしたくなる気持ちのいい場所である。


公園の周りは、他の香港の地域に比べると地味というか、中国本土のようだ。
香港は、都市が海と山の間に限定的に存在しているので、緑が多く、むしろ東京や大阪よりきれいな街だと感じた。
香港はまた時間をとって観光したいなぁ。


市内の自転車店でパンク修理のゴムパッチを入手。
さすが香港、品揃えも半端ではない。どこでも英語が普通に通じるので買い物が楽だ。
日本人が経営しているとは思えん.....
滞在時間9時間で中国に戻る。
今、考えるともっといても良かったな。
香港側のイミグレを抜けて中国側に出ると一気に雰囲気が変わる。喧騒と混沌が支配する人民の国に帰ってきた。深圳駅側は両替商が少なくレートも悪いので事前に香港ドルは使い切るか、銀行に行ったほうがいいかも知れない。

香港はお上品すぎる。
香港市内では清掃員が通行人の邪魔にならないように区画を区切って掃除していたが、深圳駅の清掃員にとって通行人は清掃対象であるらしく、駅の出口はプールになっていた。

深圳で一泊して武漢の武昌駅に向かう。
帰りの運行予定、14:30発~翌10:00着、19時間半とか正気か?絶対にシベリア鉄道とか無理だわ。
腰がちぎれる。同じようなことをされる方は座布団を携帯することを強くお勧めします。
フラフラになった。
今回の行程
行き:武漢漢口駅→深圳駅→イミグレ→香港・羅湖駅→紅磡駅
帰り:香港・紅磡駅→羅湖駅→イミグレ→深圳駅→確か深圳北駅→武漢武昌駅

これからの道のりについて再検討した。二つのルートがあるがどちらも困難なことに違いはない。
ヒマラヤに行くか、タクラマカン砂漠に行くか、選択肢が厳しすぎる。
そもそも全く進んでいないことを再確認した.......Oh

中央アジアを抜けるには二通りの方法がある。
【ルート① チベット経由】
出典:wikipedia成都をひたすら西に向かい、チベットからネパールに抜け、
インド、パキスタンのビザを取得後、カシミール地方と
パキスタンの治安状況を考え、長距離バスで突っ切る。
まずチベットを自転車で抜けるには、ノーパーミットで行くしかない。現状では複数人でツアーを組まなければ到達することができない。共産党大会が近く、反日デモが権力闘争の道具になっている現在の状態で突っ込むのは無謀だ。
公安に見つからないようにテント生活をしている中で、都知事が尖閣諸島に上陸でもしたら、目も当てられない。そもそも他国の決まりを破ることは、リスクが高すぎるうえに海外で犯罪行為を働くことになってしまう。過去に自転車旅行者が中国当局に見つかって強制送還された話も聞いている。
さらにカシミール地方は近隣国の政情により、通過できるかわからないし、パキスタンは外国人の誘拐多発地域だ。銃を持って車で横付けしてくる強盗に対抗する術は持っていない。
【ルート② タクラマカン砂漠経由】
出典:wikipedia成都から北上しタクラマカン砂漠を迂回しながら、キルギス
の首都を目指し、そこでウズベキスタンのビザを取得し、ウズベキスタンにて
イラン、トルクメニスタンビザをを取得して中央アジアを抜ける。
広大な砂漠地帯、中央アジアの山岳地帯を通過しなければならず、過酷な自然が相手となる。
中央アジアの国々は国内情報が乏しく、特にトルクメニスタンは日本に大使館がない。さらに中央アジア一帯の役人は悪名高く、彼らの主な業務は外国人観光客への賄賂の要求らしい。
【結論】どちらも厳しいがここはルート②で行くしかないだろう。
ルート①は他国の法律を違反する恐れがある上、治安状況もかなり悪い。
チベットに行くことができないのは非常に残念だが、もし、強制送還や誘拐の被害にあったら、家族はもちろん周りの人々にとてつもない迷惑がかかる上、他の日本人旅行者が渡航禁止になったり、後々まで禍根を残す事態になってしまうかもしれない。そんなことになるのは絶対に嫌だし、送り出してくれた人達を裏切りたくはない。これが旅である以上、無事に帰ってくることが何よりも大切なことである。
独りよがりな冒険の気分に浸ってしまうことが一番怖い。
【現状】.......てか全く進んでなくね?
> 最近までかにゃーお様、中国にいたということで、ご質問をいくつかしたいので